DNA鑑定の方法や費用、DNA鑑定の精度など

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DNA鑑定

DNA鑑定という言葉、
よく耳にするようになりましたよね。
事件などの報道でもよく聞くし、親子間の鑑定なども耳にします。

ところで、このDNA鑑定、簡単にできるものなのでしょうか?

どんな方法で行われるのか?
費用はどの位かかるものなのか?
精度はどの位なのか?

などなど、
DNA鑑定について色々調べてみることにしましょう。

DNA鑑定をして幸せになる人もいれば不幸せになる人も…。
するべきかせざるべきか悩んでいる人もいるかもしれませんが、DNA鑑定について少し知識をつけておきましょう。

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DNA鑑定の方法

人の細胞の中にはデオキシンリボ核酸(DNA)が存在します。
DNAは人それぞれ異なるため、それを分析して個人識別を行う鑑定方法がDNA検査です。

DNA鑑定をしている業者は国内外に意外に多く、案外手軽にできるものも少なくありませんし料金も様々です。
しかし、個人的にDNA鑑定をしようと思い立つにはそれなりの理由があるはずなので、きちんとしたところで鑑定してもらうに越したことはないでしょう。

さて、DNA鑑定の一般的な方法は、口の中の頬の内側を綿棒のようなものでこすって粘膜細胞を採取するというものです。
映画や海外ドラマなどで見たこともあるかもしれませね。

ちなみに、最近はわざわざ採取した粘膜細胞を検査所に持っていかなくても、ネットでDNA鑑定キットを注文すればキットが自宅に届き、それで口内粘膜細胞を採取して郵送すれば1週間位で鑑定結果が判明します。

口内の粘膜細胞以外にも、血液や髪の毛でも鑑定は可能ですが、血液は大量に輸血をしたことがある人は精度が落ちたり、髪の毛は毛根がついていないとダメなど様々な条件が整っている必要があります。
やはり口内粘膜細胞の採取が一般的で、精度的にも信頼性が最も高いと言えるでしょう。

DNA鑑定は本人の口内粘膜細胞だけでは鑑定できず、両親のものも当然必要となります。
しかし、本人の合意が必要なため母親が採取を拒否するということはよくある話しです。
これではDNA鑑定ができないのでは?と思われがちですが、父親の分だけあれば鑑定は可能で、検査結果にも支障はありません。

DNA鑑定の費用

DNA鑑定と聞いて気になるのは費用がどのくらいかかるのかということですよね?
鑑定の種別、鑑定の依頼先によって金額は違います。

法化学鑑定研究所の金額(税抜き)を参考に見てみましょう。

・親子鑑定(海外私的鑑定)
期間:約7日 費用:19,800円

・親子鑑定(私的鑑定)
期間:約2週間 費用:40,000円

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・親子鑑定(私的鑑定・詳細文付)
期間:約3週間 費用:80,000円

・親子鑑定(法的鑑定)
期間:約3週間 費用:80,000円

・親子鑑定(法的鑑定・詳細文付)
期間:約3週間 費用:140,000円

・兄弟/姉妹鑑定
(私的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:60,000円
(法的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:80,000円

・異母兄弟鑑定
(私的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:60,000円
(法的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:80,000円

・祖父母・孫鑑定
(私的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:60,000円
(法的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:80,000円

・叔父・叔母と甥・姪鑑定
(私的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:60,000円
(法的鑑定)
期間:3ー4週間 費用:80,000円

といった具合に、ざっと上記のような金額になっています。

やはり、鑑定の制度によって金額も割高になるようで、海外の鑑定は国内で行われるものよりも質が劣るようです。
ただ鑑定だけをするのではなく詳細文章を希望すれば2万円ほど高くなるようなので、そこは考え物です。

私的鑑定によるDNA鑑定は、一般的な確認用として用いられ、裁判の資料としては採用されにくく、法的鑑定は立会検出が行われることになります。

DNA鑑定の精度

DNA鑑定の精度はどの程度かというと、100%とは言わないものの99%を超える精度があります。

昔はDNA鑑定の精度が低く、偶然一致する確率も1000人に1人か2人位だったのが、現在はほぼ100%の確率で立証されます。

そんなDNA鑑定ですが、一体何歳くらいから鑑定することができるのかというと、実は何歳でも鑑定可能です。
なんと生まれる前の赤ちゃんでさえDNA鑑定は可能で、その場合は羊水や絨毛膜のサンプルを採取して鑑定を行うことになります。

また、DNA鑑定は人間だけでなく動物でもDNA鑑定を行うことができます。

最近はペットの飼い主さんのマナーが悪くなっていることから、放置された犬のうんちを採取してDNA鑑定をして犬種を特定したりするそうです。
そうすればどの犬のうんちか分かるので飼い主さんも特定されるというわけ。

もちろんペットのうんちからDNA鑑定をするにも費用がかかるので、放置されたうんちの全てをDNA鑑定するのは現実的ではありませんが、こういった認識が世間に広がれば、うんちを放置するマナーの悪い飼い主さんも減りそうな気がしませんか?

まとめ

自分の子供かどうかをはっきりさせるのに用いられることが多いDNA鑑定ですが、最近では想像以上によく行われているようです。

それだけ疑わしいことが多いのか…、何とも悲しい話ではあります。

結果が良ければそれで良いという話では済まされない気もしますが、DNA鑑定をすればほぼ100%の確率で結果が判明します。
そういったことのないような信頼関係のもとで暮らしたいものですね。

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