渦潮のメカニズム。鳴門の渦潮を見る淡路島の観光スポット

公開日:  最終更新日:2016/01/04

鳴門の渦潮

グルグルと壮大な渦を巻いている鳴門の渦潮。

見ていると引き込まれそうになりますが、あの渦潮はどうしてあんな風に激しく渦を巻いているのでしょう?
消えることはないのでしょうか?

淡路島には鳴門の渦潮を見ることができるスポットがあります。

・どうすれば見られるのか?
・いつでも見られるのか?

などなど、
鳴門の渦潮について色々調べてみることにしましょう。

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渦潮はどうしてできる?

淡路島には鳴門の渦潮を見られるスポットがありますが、あの渦潮はどうして発生しているのでしょう?

渦潮のメカニズムについて調べてみると、

渦潮の発生には月の引力や太陽の引力が大きく関係し、潮の満ち引き・干満といった動きが渦潮をつくり出しているのだそうです。

満潮は潮位が最も高い潮の状態ですが、これは月の引力に影響を受けていることが分かっています。
月は赤道の上空約40万kmの軌道を29日強の時間をかけて左回りに地球を1周し、その時の引力で海水が引き上げられられた状態が満潮です。

逆に干潮は潮位が低い潮の状態ですが、満潮から90度の地点は引力の影響が弱く、海水を持っていかれて干潮になります。

月は東から西へ動きますが満潮もそれに伴い東から西に巡ります。
波の慣性や地形が影響して月の通過から6時間後にその地点が満潮になりますが、これが渦潮の形成に大きな関わりを持っています。

では、
鳴門の渦潮がどのように形成されるかというと…

鳴門海峡では、太平洋側の福良で満潮となり瀬戸内海の阿那賀で渦ができます。

満潮は大阪湾に入りそのまま明石海峡を抜けて播磨灘へと流れ込み、そして豊後水道へ入った満潮も瀬戸内海を通って同じ播磨灘へと流れ込み、同時に福良の満潮も播磨灘へと流れ込みます。

紀伊水道は時間が経つにつれ満潮から干潮へ推移して潮位が下がり、逆に播磨灘は潮の量が増えて干潮から満潮になって紀伊水道に潮が流れ込み、福良の満潮より約6時間後にそれぞれの潮が出会います。
そのとき播磨灘は満潮となり紀伊水道は干潮となります。

満潮と干潮では潮位が違い、高い方から低い方へと流れが生じますが、これが渦潮の出来る理由の一つです。

何だか難しくてよく分からないメカニズムですが、簡単に言うと壮大な自然の摂理とでもいったところでしょうか。
月をはじめ様々な要因が重なってあのような渦が出来上がっているのかと思うととても神秘的ですね。

淡路島の渦潮スポットとは?

淡路島では陸の上にいながら渦潮を見られるスポットがあります。

それは、淡路島の最南端にある道の駅「うずしお」で、近畿側の陸地から渦潮を見ることができる唯一のポイントとなります。

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渦潮の他にも、全長1,629mの大鳴門橋を見ることができたり、ご当地グルメを堪能できたりなど、「観て・食べて・買って」が一箇所で体験できるお楽しみスポットが道の駅「うずしお」です。

「うずしお」には展望台があり、そこから鳴門海峡の渦潮と大鳴門橋を観ることができます。
夜間でも開放されているので渦潮の見頃時間が夜間の場合はまた一味違った渦潮を観ることができます。

他にも淡路島では船に乗って渦潮を観に行くことができます。

淡路島の福良港を出発し、大型の遊覧船で60分かけて渦潮見物を楽しめます。
大鳴門橋の真下を通過する時などは迫力満点で最高に爽快なクルーズです。
うずしおクルーズ

うずしおクルーズ船

定時便はレトロな雰囲気の咸臨丸、臨時便は日本丸。
料金については大人が2,000円、子供は1,000円、幼児は大人1名につき1名無料となっています。
小型のペットならケージに入れてあれば一緒に乗船できます。

壮大な渦潮を間近に見ることができる他、淡路島の四季折々の風景を堪能できるとして淡路島の人気観光スポットです。
また、その日の満潮・干潮から想定できる渦潮が見える期待度が表にしてあって、その時間帯に船は運航しています。

渦潮に落ちたらどうなる?

ところで、もしも渦潮に落ちてしまったらどうなるのでしょう?
あんなグルグル回って大きな洗濯機のような渦潮ですが、助かるのかしら…。

その答えは…

渦にのまれた後しばらくは水中で海水にもまれ、その後どこかに浮上するのだとか。
息が続けば助かるようですが、続かなければ…。

そんな渦潮を水中から見ることができるのが、水中観潮船「アクアエディ」。
亀浦観光の観潮船のりばから乗船することができます。

料金については大人2,400円、子供1,200円。
アクアエディに乗るには事前予約が必要となので気をつけましょう。
WEB予約も可能で、運行時間は25分となっています。
https://www.uzusio.com/yoyaku/Ystep1.php

まとめ

渦潮は自然の産物なので残念ながらいつでも必ず見られるという訳ではありません。
とは言え、事前に潮の状況を確認すれば見られる可能性は高まります。

淡路島から見られる鳴門の渦潮は、淡路島の観光スポットの中でもいつも上位にランクインしているのでやはり見る価値大です。
陸の上から見ても良し、船に乗って間近から見るのも良し、水中からの渦潮を見るのも良し、色んな渦潮を堪能できるのでどれで見るか迷ってしまいますね。

渦潮だけでなく淡路島のご当地グルメも同時に楽しんで、淡路島を満喫して帰ってもらいたいものです。

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