鰆ってどんな魚?旬や栄養素、美味しい食べ方まで!

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鰆

全国的にみると、あまりメジャーとはいえない魚、鰆(さわら)。

魚編に春と書くので、春が旬なのでしょうか?
気になる栄養や、おいしい食べ方は?

今回は、鰆について詳しく見ていきましょう!

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鰆ってどんな魚?

まず、鰆という名前はどこから来たのでしょうか?
その語源は、胴体が細いため「狭腹」という呼び名から「さわら」と呼ばれるようになりました。
「鰆」という漢字は、春に産卵期を迎え沿岸に近づくため、春を告げる魚といわれていることからつけられました。

鰆は出世魚としても知られています。
体長40~50㎝のときは「さごし」、60~80㎝のときは「やなぎ」、1m以上になると「さわら」と呼ばれます。
ちなみに、鰆はサバ科に属している青魚です。

次に、鰆の旬はいつなのでしょうか。

実は鰆は、旬が2回ある珍しい魚なんです。
関東では12月~2月、関西では3~5月が旬といわれています。
これは、鰆が回遊魚であるためです。

関東では、産卵期前の脂ののった「寒鰆」が食べられることが多く、関西では、産卵のため瀬戸内海にやってくるものを魚卵とともにいただくことが多いです。

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ところで、鰆の産地は、岡山県が有名です。
岡山県は、鰆の漁獲量・消費量ともに全国ナンバー1となっています。
特に消費量は、岡山県が全国の約3割を占めるほどです。
新鮮な鰆が集まるので、身が柔らかく傷みやすい鰆を、刺身として食べることができる珍しい地域でもあります。

鰆に含まれる栄養素は?

気になるのが、鰆に含まれる栄養素ですよね。
鰆はサバ科に属しているため、脳の活性化につながるDNA、動脈硬化を予防するEPAなどが豊富に含まれています。

また、良質なたんぱく質、ビタミンB2、ビタミンD、カリウムなども多く含まれています。
ビタミンDはたんぱく質の吸収を助ける効果があるなど、体にいい食材といえるでしょう。

鰆をおいしく食べる方法!

さて、それでは鰆をおいしく食べる方法についてご紹介します。

まず、スーパーで切り身を買う際の選び方です。
皮の青褐色の斑点がはっきりしていてみずみずしく、身が締まっていて切り口が平らなものを選びましょう。
また、一般的な魚と違って、尾に近いほうが美味しいといわれています。

鰆のおすすめの調理法はこんなものがあります。

・塩焼き
脂がのっている「寒鰆」に向いている調理法です。

・西京焼き
淡白な春の鰆におすすめです。
鰆はサバ科なので、味噌との相性は抜群です。

・刺身
傷みやすい魚のため、あまり刺身として食べられることはありませんが、名産地である岡山ではよく食べられている方法です。
新鮮な鰆の刺身はとてもおいしいです。
岡山を訪れた際にはぜひご堪能ください。

まとめ

鰆という魚について詳しく見てきました。
扱いが難しいですが、栄養価も高く、美味しいお魚です。
お店で見かけた際にはぜひ手に取ってみてください。

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