府中大國魂神社くらやみ祭りの見どころや開催日程&交通規制

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くらやみ祭り

東京近郊にお住まいの方で、まだゴールデンウィークの予定が決まっていないようでしたら、府中のくらやみ祭りに出かけてみてはいかがでしょう。
歴史ある広大な大國魂神社と周辺を舞台に、そこらのテーマパーク顔負けの神秘的な儀式が夜まで続きます。
東京近郊以外の方にもぜひお勧めしたい荘厳で雄大なお祭りです。

今回は「くらやみ祭り」の由来や見どころ、日程やアクセス、交通規制等をまとめてご紹介します。
開催期間がGWということもあり、毎年かなりの人出で賑わう「くらやみ祭り」、一度は行ってみる価値がありそうです。

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くらやみ祭り前半の見どころと開催日程

くらやみ祭りは、関東三大奇祭の一つと数えられ、武蔵国の五穀豊穣と国土安穏を祈る国府祭が起源とされています。
また、舞台である大國魂神社の歴史は古く、遠く神話の時代にまで遡ります。

とまぁ、堅苦しい出だしで始めましたが、うんちくは置いておいて、見どころと開催のスケジュールをお知らせしましょう。

祭りのメインは5月の3~5日で、見物人が多く集まるのもその3日間ですが、祭りの神事は4月30日から始まっています。
以下に時系列で儀式・神事の流れを記しますが、4月30日~5月2日までは行楽という感じでもないので、その部分の記述は飛ばしていただいてもけっこうです。

【 4月30日:品川海上禊祓式 】

祭りの儀式自体は4月30日の品川海上禊祓式(しながわかいじょうみそぎはらいしき)から始まります。
宮司以下神職は、大國魂神社本殿にてお祓いをうけた後に品川へと向かいます。
品川海上禊祓式は例大祭の開始を告げる大事な神事と位置付けられています。

また、これは「汐盛り」とも呼ばれ、神職一行が東京湾の品川海上に出て身を清めるとともに、清めの汐水(塩水)を府中の大國魂神社に持ち帰り、大祭期間中の朝夕潔斎時にはこの汐水を使用するというものです。
ここからくらやみ祭の一連の行事が始まります。

祭りの開始を告げる大事な神事ですが、神職の方による儀式なので、一般の人向けいうわけでもありません。
ただ、品川に行けるなら、神職一行の行列は見られるかもしれません。

【 5月1日:祈晴祭 】

祈晴祭(きせいさい)は例大祭期間中の晴天と無事を祈る儀式です。
これも神職による儀式なので、一般の人向けとは言えないかもしれません。

【 5月2日:御鏡磨式 】

5月2日夜8時、拝殿では御鏡磨式(みかがみすりしき)が行われます。
これは御輿(みこし)に付ける鏡8枚を塩で磨き清める儀式です。
ただし、現在は御輿に付けるのではなく、磨いた後は本殿に納められます。

鏡は己自身の姿のみならず、己の心をも映し出すという考えに基づき、鏡を磨くことで御輿奉持者の心も磨き清める意味があります。
また、大昔は非常に高価だった鏡を神社に奉納し、御輿に乗せたその鏡を叩くことで発せられる音で魔を払ったとも言われています。
つまり魔除けの意味もあったわけです。
魔除に使用する大切な鏡を祭礼前に清めるのは非常に大事なことで、必要不可欠な神事と位置付けられています。

くらやみ祭り後半の見どころと開催日程

4月30日~5月2日までの3日間は、いわば祭りの準備でしたが、いよいよ5月3日、ここからが祭りのスタートです!

【 5月3日:競馬式(こまくらべ)】

5月3日早朝、宝物殿に収められていた8基の御輿(みこし)は、祭り関係者によって埃を払われたり化粧綱の締め直しが行われ、1年ぶりに息を吹き替えします。
ここまでの3日間は、主に神職による儀式と神事が執り行われてきましたが、5月3日からは祭り関係者が本格的に参加して祭りも本番を迎えます。
それに伴い、府中の街も人も活気づいてきます。

そして夜・・・

馬場大門のけやき並木では府中囃子(ふちゅうはやし)競演会が行われます。
賑やかな府中囃子に観客は酔いしれ、祭りのムードは一気に高まります。

馬場大門けやき並木で府中囃子が最高潮を迎えた頃、競馬式(駒くらべ)に出る6基の駒(馬)は社務所前に参集してお祓いを受けます。
宮司以下神職一同は式の無事を祈願してからけやき並木に向かい、謁見所で駒を検閲します。

その後、騎士は宮司に対して名対面の儀式というものを行ったあとで馬を走らせます。

駒くらべは、武蔵の国から朝廷に駿馬を貢物として献上するに際し、馬の良し悪しを検閲するために行ったとされていますが、徳川時代の馬市の名残だとも言われてます。
いずれにしても良馬を選定するための儀式です。

かつては多くの馬が参加していましたが、現在は6頭の馬が「一之駒」より順次旧甲州街道に設けた馬場を3回往復します。
沿道ではその雄姿に観客が声援を送ります。
周辺には数多くの屋台も立ち並び、この日から見物客も一気に増えて、祭りはどんどん盛り上がりを見せ始めます。

【 5月4日 見どころ多数 】

5月4日は朝から夜まで盛りだくさんです。
御綱祭、萬燈大会、子供御輿渡御、太鼓の響宴、山車の巡行が行われます。
時系列にご紹介していきます。

御綱祭(みつなまつり) 午前9時

御輿に飾りの綱(御綱)を掛けて御輿をお祓いする祭典。
ここでも4月30日に品川海上で汲んだ海水が用いられます。
お祓いをしてから綱が掛けられ、それにより御霊が御輿にお移りになるとされています。

萬燈大会(まんどうたいかい) 午後12時30分

1979年より始まった萬燈大会。
地元の青年会が中心となって制作した萬燈を競い合います。
審査は萬燈の出来のみならず、回し手の技量も問われ、毎年優勝目指して激戦が繰り広げられます。
大きく重量のある萬燈をグルグルと回す様は迫力満点で、一見の価値ありです。

子供御輿渡御 午後1時30分

萬燈大会が行われているちょうどその頃、子供御輿約20基をお祓いします。

その後、萬燈大会の終了とともに子供御輿が境内の参道からけやき並木、そして町へと繰り出し、練り歩きます。
可愛らしい子供たちが一生懸命に担ぐ御輿も、また「くらやみ祭り」ならではの風情です。

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太鼓の響宴 午後5時から6時

個人的には、この日の最大の見どころといえる「太鼓の響宴」。

日本最大級の大太鼓が神社大鳥居前に集結し、力一杯に打ち鳴らす太鼓の音が府中の空に響き渡ります。
大太鼓は想像以上に大きく、その圧巻の光景と轟く音はまさに豪快の一言です。
この太鼓の役目は、御輿の通り道を祓い清めることです。

山車の巡行 午後6時から9時

大國魂神社の大鳥居前の旧甲州街道とけやき並木を中心に、市内から24台の山車が囃子と競演しながら練り歩きます。
山車にはたくさんの提灯が灯され、あたりは既に暗くなっていることから、その様はともて幻想的です。
くらやみ祭の大きな見所のひとつです。

【 5月5日 見どころ多数 】

この日も前日の4日同様、たくさんの儀式が目白押しです。
一部非公開のものもありますが、その多くは見学が可能です。

例祭 午前10時

年中行事で最も重要な祭儀とされています。

道清め 午後1時30分

御輿・太鼓の通る道をお祓いして歩く儀式です。
後ほど始まる御輿の渡御に先立ち、その道すじを祓い清める大切な儀式です。

太鼓送り込み 午後2時30分

御先祓大太鼓を始めとして、各宮の大太鼓が各町内から隨神門内と拝殿前に送り込まれます。
その後、約1時間ほどの間、太鼓が威勢良く打ち鳴らされます。

宮乃咩神社奉幣 午後2時

境内摂社宮乃咩神社に行き奉幣行事を行います。

御饌催促の儀 午後3時30分

細谷・浦野両氏により神前に供え、神饌の調理催促する儀式です。

動座祭 午後3時30分

御霊を御本殿より御輿に移す事を神前に報告する祭典です。
この儀式は残念ながら一般非公開です。
さぞかし厳かに行われるのでしょう。

威儀物授与 午後5時20分頃

御輿の露祓いの意味で奉持する刀や弓を渡す儀式です。

御霊遷の儀(みたまうつしのぎ) 午後5時20分

各御輿に本殿から御霊を移す神事となります。
これから躍動する御輿に御霊が乗り移りいよいよクライマックスへと向かいます。

御輿渡御 午後6時【くらやみ祭のメイン】

そしていよいよくらやみ祭りのメインイベント「おいで」と呼ばれる御輿渡御(みこしとぎょ)の始まりです。
この日のここまでの神事や儀式のほとんどを「静」と例えるならば、ここからは躍動感あふれる「動」の世界です。

花火の合図と共に6張りの大太鼓が打ち鳴らされ、いよいよ御輿渡御が始まります。

8基の御輿は、白丁(御輿の担ぎ手の正装)を身にまとった威勢の良い担ぎ手の「ホイサ」の掛け声と大太鼓に導かれ、御旅所まで渡御します。
御輿は揺らされるほどに神威が増すとされており、担ぎ手は激しく躍動しながら御輿を揉み続けます。
(揉み続けるというのは、祭りの用語的には神輿を揺らすという意味です)

坪宮奉幣 午後8時30分

境外末社、坪宮に奉幣の儀式を行う神事です。

野口仮屋の儀 午後10時30分

大昔、大國魂大神がこの地に降臨した際に、野口家に一夜の宿を求めた故事に基づき、その事柄を今の時代に具現する神事となります。
宮司と神職は野口の仮屋に向かい、そこで主人の野口氏の接待を受けるという儀式です。

やぶさめの儀 午後11時

宮司は、前述の「野口仮屋の儀」の後に、野口の仮屋から神馬に乗って御旅所へ戻り、その北門前で馬上から弓を引き、的を射るという神事です。
やぶさめの儀では、矢が必ず的に当たることから、大國魂神社では「やぶさめあたり矢」という名前で御神矢を授与してくださいます。
尚、同じ「やぶさめの儀」でも、鎌倉は鶴岡八幡宮の神事とは趣を異にします。

【 5月6日 祭りの最終日 】

御輿還御(みこしかんぎょ) 午前4時から8時頃

御輿還御は「おかえり」とも言われます。

早朝午前4時に各御輿が御旅所を出発し、大太鼓に導かれながら町内を巡行した後、午前7時半までには全て神社境内に還ります。
そして午前7時半から8時頃には8基全ての御輿が神社参道に揃います。

鎮座祭 午前9時頃

還ってきた各御輿から御霊を本殿に納めます。
そして大祭が無事終了した事を報告する祭典です。

これにて、長かったくらやみ祭は終了となります。
尚、この鎮座祭は一般非公開となっています。

いかがでしたでしょうか?
7日間にわたり繰り広げられる壮大なお祭り、それがくらみ祭りです。
神職による厳かな儀式の「静」なる部分と、祭りらしい御輿や太鼓といった躍動感あふれる「動」とのコラボ。
実にドラマチックな7日間といえるでしょう。

府中大國魂神社くらやみ祭りのアクセスと交通規制

くらやみ祭りは、毎年70万人もの人出が見込まれる盛大なお祭りです。
開催期間中、周辺道路は大混雑が予想されますので、出かけるなら電車やバスといった公共交通機関の利用をお勧めします。

尚、電車でのアクセスはとても良好で、京王線の府中駅、JR南武線・武蔵野線の府中本町駅、それぞれから大國魂神社まで徒歩で概ね5分ほどの距離です。

一方、車で行かれる方は交通規制が敷かれますのでご注意ください。
特に3日~5日は、午後から旧甲州街道は通れないと思った方がいいでしょう。
甲州街道は通れますが、迂回した車で激しい渋滞が予想されます。

また5日に限っては更に交通が規制され、京王線の南側から大國魂神社にかけての一帯はほぼ通行禁止になります。
また、翌6日も儀式が全て終わる7~8時台まで通行できないところがありますのでご注意ください。

そのようなことからも、電車利用が得策のようです。

まとめ

くらやみ祭りの開催は4月30日から5月6日で、まるでゴールデンウイークのためにあるようなお祭りですよね?

でも、実際に出かけていって一般の人が楽しめるのは5月3~5日と言えそうです。
近所に住んでいるなら連日出かけたいところですが、1日だけ行くなら、やはり4日か5日がいいでしょう。

尚、境内では関東一とも言われる植木市が開催されたり、神社周辺では約500の屋台が立ち並び、祭りの雰囲気を盛り上げてくれます。

大國魂神社のくらやみ祭り、今度のゴールデンウイークにぜひ行かれてみてはいかがですか?

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