社宅に引越しする場合の挨拶の範囲と持参する品物及び心掛け

公開日:  最終更新日:2015/02/27

お世話になります

引越しする際には、ほとんどの方が旧居でお世話になった方々やこれから新居でお世話になる方々に引越しの挨拶をしますよね。
最近ではご近所付合いというものが昔に比べて希薄になってきている感はありますが、それでもやはり「挨拶」というのは大切なものです。

ましてやそれが「社宅に引っ越す」となると尚更です。

ご近所付き合いが苦手・好きじゃないといった方もいらっしゃると思いますが、こと社宅となりますとそうも言ってはいられない面もあります。
建物全体に同じお勤め先の方が住んでいらっしゃるので、お隣が同じ部署の方だったり、あるいは上司の方ということもないではありません。
もちろん社宅だからといって全員が同じ職場や部署ということはないでしょう、違う営業所の方という場合もあります。
しかし、そうはいっても社宅である以上全員が「同じ会社」の方であることには違いありません。
そういう意味からも、社宅に於ける引越しの挨拶は一般の住宅とは少々趣を異にします。
そんな社宅の引越しの挨拶に関して少々紐解いてみたいと思います。

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社宅への引越しの挨拶の範囲は

社宅に引越してご挨拶に行くに際して、まず迷うのが「どことどこに行けばいいかしら?」ということだと思います。
一般の賃貸マンションの場合だと、その方の考え方にもよりますが、だいたい両隣と上下階という感じでしょうか。
分譲の場合でも概ね同じで、人によりもう少し範囲を増やす方もいらっしゃるでしょう。
ただ、これが社宅となりますと、ちょっと違ってきます。
なにしろ前述の通り、お住まいの方は皆さん同じ会社にお勤めですから。

結論から申し上げますと、全戸にご挨拶に行くのが最も無難です。
なぜなら、ご近所付き合いの有無とはまた別に、社宅という特殊なコミュニティーに入りますというご挨拶なので全戸に行くに越したことはないからです。

たとえば回覧板が手渡しだったりして何度かおじゃますることもありますし、社宅清掃などで同じ階が同一のグループになるなどして何度も顔を合わせる人がいるからです。
ですので、「あの人、家には挨拶に来なかった」などと思われて旦那さんに告げ口されたりご近所で陰口を言われたりしないように(もちろんそんな意地悪な人ばかりではないでしょうが)挨拶は基本的に全戸にしておくに越したことはありません。

とはいえ、もしも建物が団地形式等で、仮にワンフロア20戸で4~5階建てなんていう規模の場合はどうでしょう。
20戸×5フロア=100個(@_@)
これでは予算的にも時間的にも精神的にも大変です。
そういう場合はせめて同じフロア全戸と上下階の同じ位置のお部屋にはご挨拶にお伺いしましょう。

また、これも建物の構造によりますが、横一列に通し廊下がなくて、縦の階段が建物内に数か所あり、各階2戸で階段を共用しているような場合。
こういったケースでは「2戸(各階)×建物の階数」が頻繁にお顔を合わせる可能性のあるお宅ということになります。
この場合は同じ階段を利用する全てのお宅にご挨拶に行きましょう。
(他の構造の場合もあるでしょうが、そこは上記を参考にケースバイケースです)

とはいえ、基本は全戸へのご挨拶です。
全体で20~30戸の規模の建物なら、大変でしょうが全戸にご挨拶に出向きましょう。
それが、ご自身の、ひいては旦那様の、そしてお子さんがいらっしゃればお子さんのためです。
数年は暮らすことになりますので、その間なるべく「楽」に暮らせるよう、最初のセレモニーだと思って頑張って挨拶に行きましょう。

また、ご挨拶に伺う際には、旦那様の帰宅時間にもよりますが、できればお二人で回られるのがよいでしょう。
お子さんがいらっしゃるなら あと子供が○人いますということも合わせて付け加えればベターです。

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さて、中にはそりの合わない人もいるでしょうが、それは社宅に限らずどこの世界も同じ。
ただ、社宅というある意味普通とはちょっと趣の違う環境だけに最初の挨拶を欠くことはできません。
できれば明るく元気に感じよく!頑張って挨拶回りをしましょう。

社宅への引越しの挨拶の品物は

さて、ご挨拶に行く範囲も決まれば、次に頭を悩ませるのは持参するお品物です。
特に初めて社宅に入る場合などは尚更悩むことでしょう。

でもね、平たく言っちゃえば、社宅なんざぁ… 出たり入ったりです。
皆さん「もらい慣れてる」「あげ慣れてる」と言っては語弊がありますが、そんなに特に何も期待してはいません。
ここは気楽に考えて、当たり障りない普段使いできるものでかまわないでしょう。
つまらないけど、石けんとかタオルとか、特に喜んでももらえませんが、悪い印象を与えることもありません。
と同時に印象にも残りませんが…。

他によく思いつくのはお菓子ですが、お菓子等の食品は好き嫌いもあるので考えどころです。
でもとりたてて嫌がる人もいないので、そんなに慎重になる必要もないでしょう。

また、もしも心のこもったものをとお考えなら、旧居のあたりで気が利いたものがあればそれを選ぶのもいいでしょう。
どこから来たという説明ついでに、旧居の辺りでは有名なものでこの辺りでは珍しい…とでも嫌みにならない程度に付け加えれば喜ばれるかもしれません。

さて金額ですが、一般に500円~1,000円でよいでしょう。
このくらいなら相手にもそう恐縮がられず、またケチな印象も与えません。
あまり値が張るともらった相手も気が引けたりするし、戸数が増えると予算もばかになりません。
だから500円~1,000円程度で十分です。

社宅への引越しで心掛けること

初めての社宅は誰もがドキドキするものです。
ご近所の人もよく分からないし、もちろん慣習や風習も分からないし、なんとなく小さく心細くなってしまうかもしれません。
でも…、変な遠慮や態度は、相手にも敏感に伝わりますから、とにかく自分らしく自然体でいるように心掛けましょう。

社宅はある意味安心感もあるのですが、もし何かトラブルがあると居づらくなりますので、できることならお友達は社宅外で作られた方が、人間関係の輪も広がっていいと思います。
(もちろん社宅内でお友達を作ってはいけないということではありません)

とにかく、挨拶はちゃんとして、掃除や当番もちゃんとこなして、常識的に暮らしていれば、それ以上変に気を使うこともありませんので何より自然体を目指しましょう。

あとは変に群れることはできればやめといた方が無難です。巻き込まれてはいけないのです。
とにかく「好かれよう」と思わずに「嫌われないようにする」ことが肝要です。
傍から見るとうまくやってるように見える方でも話しを聞いてみれば… 若い頃に失敗している方が大半なのですから。

十人十色、社宅には色んな方がいるので何かあるかもしれませんが、ものは考えよう、素敵な大人になるためのレッスンだと思って乗り越えましょう。
そんな風に暮らしていても、自然と信頼おけて仲よくできる人が社宅でもできるもんです。
最初は寂しいかもしれないけど、自然体で暮していけばだんだん慣れて住めば都になるなるものです。
臆せずファイト!
慣れればすぐに住みやすくなりますから安心して新しい生活にチャレンジしてください。

まとめ

社宅は少し違った住環境なので最初は戸惑うことや心配なことも少なくないでしょう。
でも前述の通り、自然体で常識的に暮らしていれば問題ありません。
すぐに慣れて普通に暮らしていけるものです。

ただ、上手に暮らしていくためにも最初のご挨拶だけはしっかりしたいものです。
億劫がらずに可能な限り全戸にご挨拶に出向きましょう。
また、状況が許せば旦那様とお二人でご一緒に回られるのがいいと思います。

ご挨拶の品物は予算が500円~1,000円程度で普段使いできるものがいいでしょう。
そんなにこだわったり悩む必要はありません。要は気持ちですから。

また皆で行う掃除や決められた役割はきちんとこなしましょう。
それは最低限のルールなのでそれは欠かさずに。
そうやって、好かれなくても嫌われないように無難に暮らしていくのが社宅暮らしのコツとも言えます。

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