ウシガエルとは?うるさい鳴き声に対策はある?飼育は可能なの?

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ウシガエル

近くの池から何とも不気味な声が…。

何の声だろうと思ったら、その正体はウシガエルでした。

ウシガエルを見たことがある人はご存知だと思いますが、普通のカエルと違ってかなり大きくて見た目もちょっとキモい。
しかも、やたら大きな声で鳴くのでうるさくてしかたない…。
ウシガエルは何のためにあんな大きな声で鳴いているんでしょうね。

ところが、世の中にはいろんな趣味の人がいるもので、ウシガエルをペットにしたいと思う人もいるのだとか。
果たしてウシガエルはペットとして飼うことできるのでしょうか?

そんなわけで、今日はウシガエルについてのお話しです。

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ウシガエルってどんなカエル?

ウシガエルは、アカガエル科アカガエル属のカエルの種類で、アメリカやカナダ、メキシコに自然分布しています。
ということは… 日本にいるウシガエルは外来種ということですね。

ウシガエルの名前の由来は「ヴォー、ヴォー」といった独特な牛の鳴き声に似た鳴き声からきています。
夜行性のため夜に大きな声で鳴きますが、それが騒音として問題になることもあります。

ウシガエルはとにかく大きくて、私たちが通常思うカエルのサイズとはかけ離れています。
あの巨体を維持するのに何を食べているのか気になりますが、肉食性で口に入れば基本的に何でも食べちゃいます。

例え死んでいる昆虫なんかでも、目の前に落ちてくれば食べちゃうわけですが、とにかくデカいから、巨体を維持するためには何でもかんでも食べなければいけないということなんでしょうね…。

ちなみにあれだけ大きいウシガエルですから、オタマジャクシだってもちろんかなりの大きさで、手の平サイズです。
オタマジャクシというより、なんだ?ナマズの稚魚か?みたいな感じ。

別名「食用ガエル」

ウシガエルは別名「食用ガエル」とも言います。
今どき「カエル」で「食用」と言われてもピンときませんが、その名前の方がウシガエルよりむしろ通りがいいかもしれませんね。

ウシガエルは、食用ガエルとして、元々は食べるために輸入されたカエルです。
それがあちこちで自然繁殖して増えてしまったわけですが、ウシガエルのお味はというと… 脂分が少なくて鶏のササミのような感じと言われています。
食べられるのは腿の部分だけで、そのあっさりした味からフライや炒め物に用いられることが多かったようです。

日本では現在、販売や流通が禁止されているので、食べてみたい人は、自分で獲って料理する以外方法はありません。

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ウシガエルの鳴き声がうるさい

ウシガエルの鳴き声はとにかく大きく、数キロ先まで届くと言われています。

なんであんなに鳴くのかというと、繁殖期にオスがメスに自分をアピールするためと自分の縄張りを主張するためです。
カエルの繁殖期は、主に「早春の2~3週間」と「田植えの時期から1ヶ月位」ですが、この時期にウシガエルの声も特に大きくなります。

子孫繁栄のために鳴いていると言われれば、まぁ自然の摂理なので理解できなくもありませんが、夜寝ようとしている時に大きな声で鳴かれると耳障りで仕方ありません。
とはいえ、鳴いているカエルを黙らせることはできないので、どうしたものかと頭を悩ませます。

できる対抗策と言えば、耳栓をするとか窓を閉めるとか、とても地味な手段です。
音楽をかけてみるという手もありますが、それよりも自然のBGMとして「あえて」受け入れてしまうのがベストな気もします。
まぁ、要は我慢ですね(苦笑)
季節の風物詩だと思って我慢していれば、そのうち眠りに落ちていきます。

ウシガエルをペットにしても大丈夫?

声も体も大きいウシガエルは一般にあまり好まれませんが、よく見てみると意外と可愛い♪と思う人もいるかもしれません。
そんなウシガエルをペットとして飼うことは可能なのでしょうか?

その答えは、原則的には禁止です。

ウシガエルは2006年に特定外来生物に指定されたため、飼育や販売といった行為は禁止されています。
捕まえたウシガエルを生きたまま放したり、他の場所で放したりすると、法律違反で罰金を課せられることもあるので注意が必要です。

ウシガエルの血液型

ところで、血が通っている生物には一般に血液型がありますよね。
人だったら、A型・B型・O型・AB型の人がほとんどです。

犬や猫にも人と同じように血液型があって、猫にはA型が多く、犬は人と違ってDEA式なので育った環境で性格が変わると言われています。

実はカエルにも血液型があって、A型・B型・AB型のカエルがいるのですが、ウシガエルはその中でもAB型が多いそうです。
ということで、変わり者のAB型と言われることも少なくありませんが、そんなAB型さんにはペットにウシガエルを飼うと癒しが求められるとのことですよ♪
飼っていいかは別として…。

まとめ

貫禄タップリのウシガエルですが見ようによっては案外可愛いのかもしれません。
ウシガエルの飼育は原則的に禁止されていますが、マニアの人たちの間では愛すべき存在のようです。
また、もしも大きなオタマジャクシを発見したら、それは間違いなくウシガエルになるはずなのでちょっと観察したいかも(笑)
鳴き声はやたら大きいけど、求愛のための行為ということで、少しの間我慢してあげましょうね。

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