うつ病のサイン、心に疲れを感じたらうつ状態になる前に休息を

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人間誰しも生きていれば、ときに「心が疲れた」と感じることがあります。
まぁ、中には心底能天気で、心の疲れとは無縁という感じの人もいますが、ほとんどの人はこのストレス社会ですから、心が疲れないことなどありません。

心が疲れてもその程度は様々で、翌日には回復する度合いのものもあれば、何日も引きずるものもあるでしょう。
ただ、気を付けたいのは、気持ちが沈み、意欲や集中力を欠いて精神的な機能が落ちる場合があることです。

それらは医学的に「うつ状態」に分類されます。

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「心の疲れ」が引き起こすうつ状態

心の疲れである「うつ状態」をもたらす心の病気の一つに「うつ病」があります。
一般的な病気と違って、基本的に身体は健常者なので、周囲もあるいは本人自身も気が付かないケースも見られます。

しかし、本人的には何らかの変調を感じていないはずはないのですが、なかなかそれに気が付きません。

たとえば、気持ちがいつも沈んでいて何も楽しくない…。
本来楽しいと感じるはずのことが楽しくないというのは明らかにおかしいわけで、他にも様々なことに不安を感じたりして気持ちが落ち着く暇がありません。

さらに、何事に対しても意欲がわかず、万事がおっくう。
かと思うと、時に何に対しても腹が立ったり攻撃的な気分になる。
総じて判断力が低下して集中力が維持できない。

自分に自信が持てなくて、自分に価値を見出せず、時に死にたい気分にさえなることも。

もっとひどいと、夜眠ることができず、食欲も低下し、それが高じて疲れも取れず恒常的に身体がだるいなど身体的症状まで呈する場合があります。

うつ病はその名前が示す通り「病(やまい)」です。
理解できない人からすれば、「気の持ちよう」だとか「根性が足りない」とか、そういう見方をしますが、そうではなく脳の変調を伴う病気だということを理解しましょう。

また、うつ状態は、うつ病以外にも、躁うつ病など他の精神疾患や、ときに甲状腺など脳以外の病気でも生じます。
その診断はとても複雑で、医師によっては見誤ることもないではありません。
まずは専門医に相談することが大切です。

心が疲れたら休息を

「疲れた」という体の疲労感は、休息を促すサインです。
もしも疲れたと感じなければ休息することなく突き進み、やがて死んでしまうでしょう。
人間の体というものはよくできているもので、死んでしまう前に休息することを自分自身に対して知らせるのです。

同様に、「心が疲れた」時にも休息が必要です。
「心」というのは、そういう臓器やパーツがあるわけではないのが難しいところですが、心があるからこそ人間は生きていられるともいえるほど大事なものです。
生きていく上の礎(いしづえ)ともいえるでしょう。

「体の疲れ」は休息すればそのほとんどが解消します。
この場合の休息とは時間の経過に比例し、その間無理をしなければ時間が経つほどに解消していきます。
過度の疲れ、特に筋肉系の疲れにはアイシングなど施すこともありますが、ほとんどの疲れは栄養補給と休息で解決するのです。

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ところが、「心の疲れ」は時間の経過だけでは全てが解決しないことがあります。
もちろん、時が解決する心の疲れもあります。失恋や親しい人の死などがこれにあたります。
これらは心の疲れというよりも、どちらかといえば「悲しみ」なので時間が経過することで薄らいでいくわけです。

しかし、うつ病に至るような心の疲れは、時間をかければかけるほど良くなるどころか悪化することが珍しくありません。
だからこそ、疲れの初期段階で休息する必要があるのですが、ほとんどの人がその術を知りません。

特効薬といえるような方法はありませんが、一つ言えることは、心が疲れたらそのことを周囲に伝えるのが得策です。

心の疲れにはその前提として、大なり小なり「悩み」のようなものが存在します。
そして得てしてそれを一人で抱え込んだ末に、心が病んでいくといった例は非常に多いのです。

だからこそ、悩みがあるなら信頼できる人に話しましょう。
話して解決するようなことではなかったとしても、悩みをひとりで抱え込まないことが大切です。

とにかく、心が疲れたことを周囲に伝えましょう。
そうすれば、家庭や職場などの周囲が配慮したり、その結果解決できることだってないではありません。

心が疲れた時にしてはいけないこと

心が疲れたとき、その引き金になったりネックになっている「悩み」を紛らわせようと、アルコールに走る人がいます。

たしかに、アルコールは気分を明るくしてくれるし悩みや不安を軽くしてくれるでしょう。
しかし、それは一時的なものでしかありません。
そして、酔いから覚めた時、心はより疲れを増していることがほとんどです。

一時的な現実回避が癖になり、度々アルコールに頼っていると、いつしかアルコール依存症になってしまう可能も否定できません。
それでは本末転倒、二重苦三重苦になってしまいます。
だから心が疲れてもアルコールに頼ってはいけないのです。

もう一つ、心が疲れた時にやってはいけないことがあります。
それは自分の命を自ら断つことです。

心が過度に疲れていると正常な判断ができなくなります。
心が健康だったら「生」に向かうはずの思考が、心が病んでいるがために正反対の「死」を強く意識してしまうのです。

しかし、その思考は病気の症状であって、自分自身の本来の考えではありません。
何より大事なのは心の健康を取り戻すことです。
ここは踏ん張りどころで、自身の輝かしい未来を失わないために、正気を取り戻して、誤った考えに気付いて下さい。

まとめ

心が疲れたら、気を許せる相手と気分転換をしてみましょう。
ただ、そういった意欲が湧かず、楽しめそうにないときは無理しても逆効果になりかねません。
そんなときは、気分転換はやめにして専門家を訪ねましょう。

心の疲れを感じたら、それがひどくなる前に精神科や心療内科で受診するのがおすすめです。
「自分が精神科!?」って思って抵抗を感じるかもしれませんが、そんなことは言っていられません。
専門家の診断に基づいた精神療法や薬物療法は、より確実に、より早く、そしてより良く回復することが期待できます。
うつ状態が疑われるときには、早めの受診が功を奏します。

治療に効き目があるとウソみたいに気分が楽になるものです。
うつ状態は本当につらいので、抜け出せたときのあの心地良さは一生忘れられないものになるでしょう。

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