DVから逃れる方法とメンタル、そして相談すべきところ

公開日:  最終更新日:2016/10/24

DV被害

DV(ドメスティックバイオレンス)で悩む人は、数自体はそう多くないのかもしれません。
しかし数は多くなくても、DV被害に遭われている方の悩みは相当深いものだと思います。

私のようにDVに無縁な者がDVについて語るのもなんですが、DV被害者は精神的に追い詰められて逃れる術を見つけられないかもしれません。

今日はDVから逃れる方法を考えてみたいと思いますが、DVで悩む人の一助になれましたらこの上ない幸いです。

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DVとは

DVは今さら言うまでもありませんが、ドメスティックバイオレンスの略です。
以下「DV」と略して記述しますが、一般的な解釈として、DVは配偶者(内縁関係含む)や恋人など、極めて親密な関係にある者、またはあった者から受ける(ふるわれる)暴力のことを指します。

この暴力ですが、一般的に考える「暴力」だけではありません。
殴る・蹴るといったいわゆる身体的暴力はもちろんのこと、他にも以下のような行為もDVにおける暴力に含まれます。

・暴言を吐く
・怒鳴る
・無視する

以上は精神的暴力と定義され、心に深く傷を負う可能性があります。
また、生計を共にしてるにもかかわらず生活費を渡さないといった経済的暴力、あるいは体の関係を強く迫る行為も暴力としてDVに含まれます。

そういう環境に無縁な者にしてみれば、そんなひどい仕打ちを受けるなら別れたり逃げ出せばいいのに、なんて単純に考えてしまいますが、DV被害の当事者にとってはなかなかそうもいかないようです。

加害者に対する恐怖心、逃げ出したり別れを切り出したりしたら何をされるか分からないという恐怖。
または、恒常的な暴力に対する諦めからの無力感。
更には生計を共にしていて、自分に主だった収入がない場合などの経済的問題。
こういったことが、DVの環境から逃れることを阻害しているケースは少なくないでしょう。

また、暴力の後でストレスが発散された加害者には「ハネムーン期」と呼ばれる時期があり、自分がふるった暴力を泣いて謝罪をするなど優しい態度をとることがあります。
そうすると被害者は加害者をつい許してしまい、逆に暴力をふるわれる自分の方に非があるのかも?なんて考える人もいます。

しかし、たとえどういった事情があろうとも、暴力というのは野蛮で許されない行為です。
それが身体的なものでも精神的なものでも、度重なる暴力が及ぼすダメージは計り知れないもので、心身ともにボロボロになりかねません。
また、お子さんがいる家庭では、そういった暴力を目にした子供に対する悪影響も看過できるものではありません。

DVを受けたなら、まずは一人で悩まずにしかるべき相談機関に相談することです。
その上で、DVから逃れる方法を早急に模索する必要があります。

DVから逃れるためのメンタル

たまに手をあげる、たまに怒鳴りつけられるという程度ならDVといえるかどうかは微妙ですが、DVが完全に常態化しているケースで、その環境から逃れたいと思うなら、「こんなんじゃだめだ」と強く思うことです。

好き合って夫婦あるいは恋人になったのだから、相手にも良いところはたくさんあるのでしょう。
しかし、パートナーに暴力をふるうようなら、その良いところを加味しても評価は圧倒的にマイナスです。一緒にいる価値を見出すのはもはや難しいでしょう。

そこで問題となるのは、加害者に対する恐怖や、繰り返されるDVによって何もかも諦めてしまうようなあなたの無力感。
そして、現実問題として経済的自立ができるかどうか?といったあたりではないでしょうか。

「時間が経てばこの人は変わる」とか「この人を暴力に駆り立てるのは私に非があるから」などと考えて繰り返されるDVを甘んじて受け続ける人もいますが、本当に本当のところはもうつらくって逃げたしたいはず。

だったら、どこかで区切りをつけるべきだし、そうするしか現状を打開する方法はないといえるでしょう。

勇気をもって行動に移せと言われて、「はい分かりました」と二つ返事で言えるほど簡単な問題ではありませんが、本人が行動に移さない限り現状を打破する手立てはありません。

そして、行動に移すなら早ければ早いほどいいのです。

難しい決断だとは思います。
ですが、DVにさらされていること自体普通ではないのです。
そしてこの先ずっとそういう環境に身を置くことに何のプラスもありません。

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次の章でDV被害を相談できる機関をご紹介します。
そういう機関は親身にあなたの相談を受け入れてくれるでしょう。相談だけでなくあなた自身を保護してくれます。

世の中捨てたもんじゃありません。
そういう機関を足がかりに新たな人生を歩み始めれば、また違った明るい未来が開けてくることもあるのです。

要は、あなたのメンタルです。あなたが決意して行動に移せば、少なくても状況は変わります。
状況を変えるためにも、頑張って決意すべき時が「今」なのかもしれません。

DVの相談機関

DVを受けたら、相談できる機関はたくさんあります。
主だったところでは、以下のような機関です。

配偶者暴力相談支援センター
・最寄りの警察署
・女性センター
・福祉事務所

配偶者暴力相談支援センターは、 DV全般に関しての相談に応じてくれるほか、他の相談機関の紹介、カウンセリング、 一時保護などの支援を行っています。
ホームページは役所が営んでいるので無味乾燥としていますが、そこで調べて相談すれば、応じてくれる担当者はとても親身にあなたの相談に乗ってくれます。
緊急の事案にはあなたの保護をはじめ、最善の策を講じてくれるはずです。
まずは頼ってみましょう。きっと良い結果が得られるはずです。

場合によっては女性センターがDV被害の窓口になっているケースもあります。
女性センターとは都道府県、市区町村等が自主的に設置している女性のための総合施設です。
「女性問題の解決」「女性の地位向上」「女性の社会参画」が主な目的で、女性が抱える様々な諸問題全般に関して相談や情報提供を行っています。
「配偶者暴力相談支援センター」に指定されている施設や、配偶者からの暴力専門の相談窓口を設置しているところもあります。

また、とにかく一刻も早くDVから逃れたいと言う場合には、 一時保護施設(シェルター)を利用するという手もあります。
一時保護施設には、公的施設である婦人相談所と、民間が運営している施設(民間シェルター)があります。
婦人相談所は、各都道府県に最低一か所は設置されていて、しばらくの間は子供と共に安心して生活することができます。
また、民間シェルターでも、一時保護の他、相談に乗ってもらえるなど様々な支援を行っています。

このように、救いを求めれば応じてくれる相談機関はちゃんと整備されています。
まずは身近な配偶者暴力相談支援センターや女性センターに相談に行くことで、これからのあなたの人生は間違いなく変わるはずです。
勇気をもって行動を起こしてみましょう。

また、弁護士に相談したいといったケースもあるかもしれません。
しかし、弁護士の報酬は一般に高額なので、わずかな時間の相談だけでけっこうな料金を取られることも少なくあません。
もしも経済的ゆとりがないといった場合には、地元の弁護士会や法テラス(日本司法支援センター)にまずは問い合わせてみましょう。
事案により回答は異なるはずですが、いずれにしても親身に応じてもらえます。

このように、DV被害に遭っている人向けの受け皿はたくさん用意されています。
一人で悩まずに、まずは専門家に相談して最善の道を考えてみることです。
専門機関の相談員なら、当然のことながら秘密厳守だし、他人なので友人・知人には相談できないようなことでも全てさらけ出せるでしょう。
現状を打破したいなら、早めの行動が大事です。

まとめ

DV被害は誰にも相談しにくいものです。
しかしながら、ずっと甘んじているようなものではありませんから、どこかで断ち切る必要があります。

DV被害にさらされている期間が長ければ長いほど、徐々に無気力になり、抜け出そうとする努力さえしなくなりがちですが、それではいけません。
勇気をもって行動に移す必要があるうえ、それができるのは、他ならぬ本人であるあなた自身です。

一度動き出せば、道は徐々に開けてきます。
なんなら地方裁判所に保護命令の申し立てだってできるし、加害者にはつきまとい等を禁止する接見禁止命令や、 2か月間自宅から退去することを命ずる退去命令だってあるのです。

世の中捨てたもんじゃありません。
DV被害者であるあなたを守ってくれる方法はいくらでもあります。
勇気をふりしぼって行動に移しましょう。

最後に、あなたがまず最初に頼るべき所は配偶者暴力相談支援センターです。
覚えておいてください。

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