睡眠薬の使用は適切に!自分は不眠症という安易な自己診断は禁物

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眠り

睡眠薬を飲んでる人って案外多いって知ってました?

「へぇー」って意外に思う人もいれば、何だか安心する人もいるでしょう。
安心する人は、ご自身が服用していて、ちょっと不安に感じている人ですね。

ある信用できる統計によると「少なくても3か月に1回」睡眠薬のお世話になる人は成人男性の4.8%にものぼります。
つまり、概ね20人に1人は睡眠薬を服用している計算。
まぁ、3か月に1回というところが何を意味するのかはイマイチ不明ながら、案外多いんだなっていうのが率直な感想。
世の中には「眠れない」人がたくさんいて、それは深刻な悩みだということが分かります、

また、中には長期の服用によって依存傾向が見られる人や乱用が疑われる人もいて問題視されています。

依存することなく、ましてや乱用等にならず、睡眠薬を適切に服用するにはどうしたらいいのかを考えてみましょう。

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安易な自己診断は禁物!専門医の診断を

まずはじめに、「不眠」 =「不眠症」ではありません。

眠れないと「自分は不眠症だ」と思う人がよくいますが、必ずしもそうではありません。
不眠症はたしかに睡眠障害の一種ですが、不眠を引き起こす原因(眠れない原因=睡眠障害)は実に多種多様です。

たとえば…

睡眠中に呼吸が止まることによって眠れなくなってしまう「睡眠時無呼吸症候群」

床に就くものの、脚がむずむずする、脚を動かしたくて我慢できなくなる、ほてる、かきむしりたくなるなど、下肢の不愉快な感覚によって寝付けなくなる「レストレスレッグス症候群」
これは別名「むずむず脚症候群」「下肢静止不能症候群とも呼ばれています。

体内時計が昼夜逆転することによって寝付けなくなり、朝も起きられなくなるといった「概日リズム睡眠障害」

以上のような症状で眠れないようなケースでは、市販の睡眠薬はまったく効果がないので、いくら服用しても眠れるようにはなりません。

こういった場合は、安易に自己診断しないで、専門医に診察してもらうべきです。
その上で適切な診断のもと、処方された薬を服用するようにしてください。

睡眠習慣、床に就くまでのプロセスや過ごし方

睡眠習慣のお話をしますが、「睡眠習慣」なんて言葉、かえって分かりにくいですよね?
要は、床に就くまでのプロセスや過ごし方と捉えてください。

ここでは「こうするとよく眠れるよ!」というポイントは取り上げません。逆に「こんなことをすると眠れなくなるよ!」というポイントを挙げます。
眠れなくなるポイントに注意して、その逆をすれば… 眠りにつきやすいということになりますよね。

まず、就寝時間の4時間前からはカフェインを摂ってはいけません。更に床に就く1時間以内の喫煙もNG。就寝直前の食事もダメです。
また、睡眠薬代わりの寝酒の習慣はよくありません。お酒を飲んだ方が眠れるというのは大きな誤解で、深い睡眠が得られず夜中に目を覚ます原因にもなります。

他にも、夜になってからの激しい運動は睡眠の妨げになるし、床に就く直前に熱いお風呂に入るのも睡眠を妨げます。

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また、羊を数えるのもダメです。そんなのは迷信のようなもので、ちょっと考えれば分かりますが、一生懸命数を数えていたら眠れるわけがありません。
それと必要以上に早い時間から眠ろうと努力するのもいけません。眠ろうとする意気込みで頭がさえてしまいます。ちなみに普段眠っている2~4時間前というのは、その人にとって最も目がさえている時間帯です。

以上を見てみると、特段変わったことは書いてません。
寝る前に食べない、寝る前にカフェインを摂らないなんてことは、言われてみれば普通のことです。
喫煙もいけないと言われれば「へぇー そうなのか…」ということで吸わなければいいだけの話だし、寝酒もダメと言われればやめるのに特段苦労もしないでしょう。
なんといってもその方が眠れるというのですから。

運動もいけないなら、夜は静かにしていればいいし、寝る直前のお風呂もダメなら、少し前に入っておけばすむこと。
早い時間に寝ちゃいけないなら、だいたい決めた普段通りの時間に寝ればいいし、すんなり眠れれば羊を数えようなんて思いません。

それと、床に入ってからスマホをいじるのはやめておきましょう。液晶の明るさが刺激的で頭が覚醒しちゃいます。
同様に寝る直前のテレビやパソコンもやめとくのが無難です。

すべては自分が眠れるため。
自分のためにする努力の部類としてはわりと容易なことばかりで、特段苦労することもなさそうではありませんか?

睡眠薬の服用方法と気を付けるべきこと

不眠、つまり眠れない症状により服用すべき睡眠薬は異なります。
寝つきが悪い人と、夜中や早朝に目が覚める人では、当然不眠の症状が異なりますから処方されるお薬も違うのです。

寝つきの悪い人には早く効くことが大事。効果の持続時間自体はそう長い必要もないので、作用が早く覚める薬がよいでしょう。
また、夜中や早朝に目が覚めてしまう人には即効性より持続性が優先されるので、作用時間が長い薬が処方されます。

どんな睡眠薬にもいえることですが、同時に複数の睡眠薬を服用してはダメです。
とにかく、種類は少なく、量は抑えることが肝要です。そうすることにより依存に陥るリスクは低減するでしょう。
また、高齢になるにつれ副作用が出やすくなります。したがって量を減らす努力が一層必要になります。

なお、アルコールとの併用は記憶障害などのリスクがあります。そのため寝酒は厳禁です。
とにかく服用したらすぐに床に就いて、なるべくリラックスしておとなしくしていること、これに限ります。

睡眠薬の服用に際して、何が一番重要なのかというと、それは寝床で眠れない時間を少なくすることです。
眠る時間を多くすることを目標にするのは間違いで、寝床で眠れない時間が少なくなれば、結果、眠る時間も増えるのです。

寝床の中で眠れずに苦しい思いをすることは不眠を悪化させます。
そこを改善するためにやむなく睡眠薬を服用しますが、朝まで8時間眠ることを課題にせず、年齢にあった睡眠時間に戻すよう努めます。
眠くなって床に就き、朝は一定の時刻に積極的に起床するような正しいリズムを手に入れましょう。

まとめ

睡眠薬を服用することで眠れるようになると、眠れないとすぐに薬に頼るようになります。
しかし「いつまでも薬に頼っていていいのだろうか?」と心配にもなるものです。

そんな場合も、医師に相談してみましょう。
なぜなら、急にやめることによって不眠症状が出やすくなったり、さらに悪化するケースも少なくないからです。

睡眠は生きていく上でとても大切なメカニズムです。
軽々に自己診断せずに、医師と相談しながらゆっくりと減量していくこと、そして正しく服用することが大切です。

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