選択制緘黙症を治すたった1つの方法~友人と話せない子供の悩み

公開日:  最終更新日:2018/01/17

緘黙症

あなたの子が中学や高校に上がり、「学校の友人と話ができない」と、悩んでいませんか。

こうした症状は、「選択制緘黙症」あるいは「場面緘黙症」と呼ばれ、近年、思春期の子供の間で急速に増加している「社会不安障害」の1つです。

そこで今回は、あなたの大切な子供が「緘黙(かんもく)してしまう」という悩みを解決する、たった1つの方法についてご紹介していきます!

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緘黙症とは?

「緘黙(かんもく)」

普段の生活では、まず滅多にお目にかからない熟語ですが、これは「押し黙ってしまう」を意味します。

そして、「選択制緘黙症」とは、選択して緘黙する、つまり場面により相手により押し黙ってしまう状態です。

たとえば、家族や親友とは普通に話ができるが、それ以外の相手とは全く話ができない… といった症状。

これを、「選択制緘黙症」あるいは「場面緘黙症」と言います。

今や、全国の中高生の約1%ほどが、この「選択制緘黙症」の症状があると言われています。

「1%」という数字の持つ意味は、100人に1人…

つまり、学校の3~4クラスに1人程度「選択制緘黙症の子がいる」って計算です。

こうしてみると、これは決して珍しい症状ではないって割合いですから、あなたの子もひょっとして…? なんて可能性も排除できませんよね?

だからこそ、ここで改めて「緘黙症」について理解を深める必要があるのです。

症状は?

具体的な症状としては…

・親とは普通に話ができるが、家を一歩出ると誰とも話をしない

・教室では、親友とだけは話せるが、それ以外の友人とは全く話せない

・部活でも、仲間や顧問の先生と全く話をすることができない

…などです。

子供が家にいる状態だけを見ても、「選択制緘黙症」であることは分かりません。

なぜなら、親と話している時には全く異常が見られないからです。

そのため、選択制緘黙症は「親や周囲の人に理解してもらえない」というケースが非常に多いんです。

こうした子供は、いわば、選択制緘黙症の「予備軍」です。

「医師にも診断されず、周囲の誰からも分かってもらえない…」という子供達が、実際には相当数いると考えられます。

原因は?

心療内科の分野では、「選択制緘黙症」を「社会不安障害の一種」と位置づけています。

「社会不安障害」とは、分かりやすく言えば…

「社会や周囲の他人に対して、原因の分からない何かしらの不安や恐怖を慢性的に抱いている」

という状態です。

原因不明の不安

「原因の分からない不安」というところがポイントです。

つまりあなたの子は、勉強や部活など、具体的に何か不安を抱えているわけではなく、「理由は分からないけれど、他人と接するのが怖い」という状態なんです。

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こうした不安が、「緘黙」…つまり、押し黙ってしまう、という症状を引き起こしています。

そのため、子供の心の中から、こうした不安や恐怖を「取り除いて」あげる、これが「選択制緘黙症」を治す第一歩になります。

無理に話させるのはNG

ただし、「子供の選択性緘黙症を治してあげたい!」と焦るあまり…

子供を無理やり生徒たちの輪に入れて、強制的に話をさせる… というのは「NG」です。

これをさせされた子供は、周囲の人間に対してさらに「身がまえて」しまうため、より一層、緘黙症をこじらせてしまいます。

あくまでも、「自然に話せるようになる」というのが理想です。

治す方法は?

選択性緘黙症を治すたった1つの方法は、「仕事」を始めることです。

「アルバイトや仕事を始めたのがきっかけで、選択性緘黙症が治った」というケースは非常に多いんです。

なぜなら、選択制緘黙症には、次の2つの性質があるからです。

・一過性である
・脳や手を活動させることで緩和する

症状は一過性

実際のところ、選択性緘黙症が、「大人になっても治らない」というのは、緘黙症全体の1%未満に過ぎません。

・卒業とともに治った
・環境を変えたら治った
・バイト先で治った

というケースがほとんどです。

つまり、「いずれ治る」ものなので、楽観視することが重要です。

親が悲観せずに希望を持つ、それこそが、子供の悩みを軽減させる唯一の方法につながると覚えておきましょう。

頭や手を動かせば緩和される

また、緘黙症などの社会不安障害の多くは、脳の萎縮がその要因の1つです。

つまり、手足を動かしたりして脳が活性化すれば、緘黙症の症状も緩和されていきます。

そのため、選択性緘黙症の子供には、「何か仕事をさせてみる」のが、最も効果的な対処法です。

また、子供にとっても、緘黙症の症状が緩和されて、さらにお金ももらえるわけですから、まさに一石二鳥、三鳥なんです。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、「選択制緘黙症」の症状や原因、さらには改善方法等についてご紹介してきました。

実際のところ、「選択制緘黙症」は、高校入学と同時に治ったり、アルバイトがきっかけで治ったりなど、ある時期が来れば自然と解消されるものです。

逆に言えば、中学・高校にいる間に「すぐに」治す方法というのはありませんので、焦らず時間をかける、これが肝要です。

仕事や運動などを通じて、ある程度時間をかけて脳を活性化させていれば、症状はいずれ少しずつ良くなっていきます。

「何とかして、すぐに治してあげたい!」と焦る気持ちも理解できますが、時期が来れば良くなるのですから、親として、子供のそばで暖かく見守ってあげるようにしましょう。

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