デートDVの意味と3つの特徴&娘が彼に暴力を振るわれた時の対処法

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デートDV

「デートDV」という言葉を聞いたことはありますか。

近年、DV、いわゆる家庭内暴力が社会問題化していますが、その一つの形態として、恋人間の暴力を指す言葉が「デートDV」です。

ひょっとしたら、あなたの娘も、彼氏からデートDVの被害に遭っているかもしれません。

そこで今回は、「デートDV」の意味や具体的な事例、及びその対処法についてご紹介していきます!

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デートDVとは?

まず、DVは、ご存知の通り「ドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)」の略です。

家庭内における夫婦間の暴力、あるいは、親から子への暴力などを指します。

「暴力」とは言っても、喧嘩などの暴力沙汰とは少々異なり、どちらかが一方的に相手から暴力や精神的被害を受ける… というのが特徴。

そして、デートDVとは、結婚前の男女つまり、まだ恋人の段階で「デート」中に受ける慢性的な暴力や精神的被害を指します。

簡単に言えば、「結婚する前に受けるDV」ですが、近年、このデートDVで悩む若い女性が増えているんです。

デートDVの3つの特徴

デートDVには、いくつかの特徴があります。

あなたの娘も、将来、あるいは現在進行形で、彼氏から「デートDV」を受ける・受けている可能性が100%ないとは言い切れません。

まぁ、被害の絶対数は多くないものの、親として、事前にその意味や特徴を押さえておくに越したことはないでしょう。

1.相手を束縛しようとする

デートDV彼氏の最大の特徴は、「過度の束縛」です。

具体的には…

・LINEをすぐに返信しなければ怒る

・少しでも繋がらないと大量の着信が入る

・彼女の趣味を禁止する

・彼女が友達と出かけると怒る

などです。

こうしてみると、デートDVの彼氏の精神性は、ある意味、「メンヘラ女子」とかなりの部分で共通しています。

つまり、相手を異常なまでに束縛しようとする… 心理。

メンヘラ女子をよくご存じない場合は、次の三つの記事が明るいです。

2.要求を拒否されたら怒る

また、デートDVのカップルにおいては、彼氏の要求は絶対です。

そのため彼女は、彼氏からの要求を拒否・拒絶することができません。

もしも彼女が拒否しようものなら、彼氏は怒鳴り散らすのはもちろん、殴る蹴るの暴行に発展してしまう恐れだってあるんです。

また、この他にも…

・彼女が彼氏をふることは禁止

・彼女が別れ話をしたら殴る

・彼女が泣いたら彼氏は怒る

などのケースもあります。

3.付き合いはじめは優しい

DVでも、デートDVでも、基本は同じで…

DV夫やDV彼氏たちはみな、「はじめは優しい」という特徴があります。

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というか、付き合う前から暴力を振るっていては、まともな恋愛には発展しないので、「はじめは優しい」のは、むしろ当然とも言えます。

しかし、こういった特徴があるため、本人も「はじめはあんなに優しかったのだから、また以前の彼に戻ってくれる」という「希望」を持ってしまうわけです。

また、周囲も、「あんなに優しい彼氏がまさか…」なんて、DVの事実をなかなか信じてくれません。

ところが、「デートDV」の彼氏の暴力グセは、いわばそちらが「本性」です。つまり彼氏の「素」は暴力的な男なのです。

「昔は優しかった」なんて被害者が希望を持ったところで、改善の可能性は極めて低いと言わざるを得ないでしょう。

対処法は?

もしも、あなたの娘がデートDVを受けていた場合、まずは落ち着いて、彼氏と別れるのを前提に物事をシミュレートします。

「昔は優しかった」
「いつか元に戻ってくれる」

なんて、娘がまだ固執していると、DV彼氏から離れられなくなってしまうので、とにかく別れを前提に客観的な判断が重要です。

親としては、娘が被害を受けているのに客観的に見るなんて難しいのですが、ここは殊更落ち着いて客観的に判断すべきところです。

なぜなら、先述の例の通り、「別れ」とか「ふられる」なんてのはDV彼氏にとってはとても許容できません。

だからこそ軽率な判断は、DV彼氏から恨みを買い、後々悪質なストーカー被害に遭うなどのリスクを抱え込みかねないんです。

親の客観性こそが頼りです。

異常だと知る

たとえ彼氏が、口では彼女を愛していると言ったところで、そもそもそんな行動をする人は異常です。

異常を知ってか知らずか、デートDVの付き合いを続けていると、些細なきっかけから傷害事件に発展することだって考えられます。

まずは、「相手は異常だから別れる」と、きっぱり決めるようにしなくてはいけないでしょう。

味方を増やしておく

このことを踏まえた上で、効果的な対処法としては…

・相手を刺激しないよう、実家に逃げて関係を断ち、警察にも相談する

・周囲の頼れる人に相談する

しかし、こうした案件の場合、警察があまり頼りにならないのは周知の事実。現にストーカー事件で手遅れになった例は数多く、凄惨な事件がいくつも起こりました。

とは言え、それでも話をしておくに越したことはありません。親身じゃないのは承知の上で、一応は最寄り、または管轄の警察に相談しておきます。

その上で、DV彼氏のLINEや電話番号などは全てブロックし、娘を実家に避難させる、あるいは引っ越しさせるなど、抜本的な対策を施します。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、「デートDV」の意味や、DV彼氏の特徴、及び取るべき対策などについてご紹介してきました。

もしも、あなたの娘がデートDVの被害に遭っていたら、娘一人に抱え込ませるのではなく、まずは親が中心になって対処します。

その際、警察などの公的機関に連絡するのはもちろん、身内や親戚など、できるだけ協力者を増やしておくようにしましょう!

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