幼稚園児に英語を習わせるべき?幼児の英語教育が不要な5つの理由

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幼稚園児に英語を習わせるべき?

幼稚園の子供を英会話教室に通わせるメリットは本当にあるのでしょうか?

もちろん、英語は、話せないより話せるに越したことはありません。

だからといって、小さな子供に何十万円もかけて英会話教室に通わせることが、果たして「本当に必要なのか」というと… かなり、クエスチョンマークだと言わざるを得ません。

そこで今回は、幼児に英語教育は必要ないといえる「5つの理由」についてご紹介していきます!

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1.ただのお遊戯会になる

幼稚園児に英会話教室が「不要」だと言える最大の理由は、英会話教室が「ただのお遊戯会」になる可能性が高いからです。

子供向けの英会話教室の多くは、地元の駅前や商店街など「地域密着型」がほとんどです。

あなたも、今回英会話教室を選ぶにあたり、「家から近い」という点を重視したのではないでしょうか。

しかし、この「地域密着型」というところに落とし穴があります。

「家から近い」「地域密着」ということは、あなたが選んだ理由を考えれば分かる通り、近くの子ばかりが集う可能性が高いです。

そうすると、英会話教室のメンバーほとんどが、実は幼稚園の同じクラスのメンバーだった… なんてこともあり得ます。

こうなると、幼稚園と何が違うの?って感じですよね。

もちろん、地域の子供達みんなが英語への関心が高く、クラスのレベルも高いなら言うことはありません。

しかし、そんなのは、やはり「レアケース」で、むしろほとんどの場合…

・友達が入会したから
・家から近いから
・何か習い事をさせたいから

という、「英語」とはあまり関係のない理由で英会話教室に入会するケースがほとんどです。

こうなると、子供たちも教師の側も「なあなあ」になりやすく、せっかく英会話教室に通わせていても、ただのお遊戯会に終始しかねません。

結果、肝心の「英語力の上達」という目的からは遠く離れていってしまうんです。

2.足を引っ張る子がいる

また、子供たちの英語能力の「個人差」というものも知っておく必要があります。

仮に、あなたの子どもに英語の才能があったとしても、英会話教室のクラス全員が、同じように高い才能や関心を持っているとは限りませんよね。

むしろ、「一部の子供以外は、英語にあまり興味がない」というケースがほとんどです。

こうなると確実に「クラスのみんなの足を引っ張る子供」というのが出てきます。

つまり、英会話教室の方針や教授法がどれほどしっかりしていても、対象が5歳児である以上、クラスにそぐわない子供も当然出てくるというわけです。

そういった状況で教室のレベルを高く維持することは難しく、結果、全体のレベルが低下してしまいます。

できない子を置いていく、そういう方針のところもないではないでしょうが、なにしろ対象はまだ5歳児です。自然、底辺の子に合わせたスタイルにならざる得ないのが現実でしょう。

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また、そういう足を引っ張る子の親に限って小うるさく、モンスターペアレントだったりするので、教室の運営側も自然とレベルよりも維持を優先するようにならざるを得ません。

3.ネイティブレッスンの回数が少ない

実際のところ、幼児期の英語教育に最も必要なものは、「ネイティブ講師との直接のコミュニケーション」

これに尽きます。

週一回の授業で、「毎回ネイティブ講師が来てくれる」という教室なら、まだ効果は期待できます。

しかし、そうした「優秀なネイティブ外国人講師による毎回のレッスン」というのは、現状、ほとんどが「都市部」に限定されています。

地方の英会話教室の場合、「ネイティブ講師による指導」というのはあまり期待できないのが実情で、毎週どころか、「ネイティブ講師が来るのは月に1回だけ」というケースも珍しくありません。

4.テレビで可能

英語教育というのは、かなりの部分まで「自宅のテレビ番組」で代用が可能です。

自宅であれば、親と一緒に英語教育のテレビ番組を見て、英語を使って一緒に遊んだりできます。

また、英語の教育番組を見せておけば、子供が「どの程度英語に関心があるのか」という判断の基準にもなります。

もしも、子供と一緒に英語の教育番組を見ていて、子供があまり関心を示さないようなら、英会話教室に通ったところで、効果はほとんど期待できないでしょう。

5.母親の不安や苦手意識をあおる

そもそも、「英語は早期教育が必要」という物言いは、企業によるただのマーケティングです。

要は、「今のうちに英語をしっかりやっておかないと、中学、高校と上がるにつれてお子様が困ることになりますよ」とかなんとか言って、親の不安を煽り、入会に結びつけているだけなんです。

でも、「理屈と膏薬はどこにでもつく」というやつで、こんな理屈はいくらでも言えます。

また、「英語が苦手だった母親ほど子供に英語習わせようとする」という傾向もあります。

そして、業者は当然、このことを知っているんですね。

「あなたは英語が苦手だったんでしょう?でも、私たちは英語指導のプロですよ?だから、私たちの英会話教室に入会しなさい」ってわけです。

彼らはこのように、母親が潜在的に抱いている、「不安」や「英語への苦手意識」に巧みに割り込もうとします。

もちろん、英語の勉強はするに越したことはありませんが、それにしたって、幼児の習い事に数十万円の入会金や万単位の授業料は高過ぎます。

何を習わせるにせよ、子供がもう少し大きくなって、子供の才能や性格などがある程度はっきりしてからでも遅くはありません。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、「幼稚園児に高額の英会話教室は必要ない」と言える理由についてご紹介してきました。

2020年から、公立校でも小学校3年からの英語教育が必修となります。

だからと言って、慌てて幼稚園から始める必要なんてありません。

公立で必修なら、その時にはじめて勉強すれば済む話です。

むしろ…

そうした学校の教育制度の話を持ち出して母親の不安を仰ぎ、顧客を獲得しようとする英会話教室側の思惑をよく知っておくようにしましょう!

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