ヒルに噛まれたらまずやることは?!傷口への対処法や対策まで

公開日:  最終更新日:2015/08/06

ヒル

じめっと暑い季節になると、ヒルに出くわす機会が多くなります。

ヒルは見た目がまずウネウネしていて気持ち悪く、ゾっとしますよね…
しかも、知らない間にヒルに噛まれていて、気が付いたら血がダラダラ流れてたなんてこともあるので、ビックリした経験がある人も多いのでは?!

ここでは、ヒルに噛まれても慌てない様に、ヒル対策の知識をつけておきましょう!

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ヒルに噛まれたらまずやること

そもそも、私たちが日本でハイキングや山登りで出会うヒルは、ほとんどがヤマビルというヒルです。

ヤマビルは、日本で唯一の陸生ヒルで、体長はおよそ2~3センチのものが多く、伸びたり縮んだりしながら進むのが特徴です。

ヤマビルは二酸化炭素を察知する能力があり、人間の吐く息を感知して人に近づいてきます。
人間の血を吸って栄養にしていますが、ヤマビルに毒はありませんのでその点は安心して下さい。
(むしろ、世の中には、わざとヒルに身体の中の悪い血を吸わせる「ヒル療法」なんかもあったりするくらいです。)

さて、ヒルに噛まれたらどうすればよいのでしょうか?

ヒルは、靴が地面についている時を狙い、靴から這い上がり、血が吸える場所まで登ってきます。
そして、麻酔成分を含む唾液を出しながら噛んでくるので、噛まれても痛みがなく、噛まれたことに気づくのは難しいです。

さらに、吸いつきながら血を凝固させない成分「ヒルジン」を出しているので、噛まれた箇所は血が止まりません。
私たち人間が気づいたころにはもう遅く、血がダラダラ出ている状態なので、初めて噛まれた人はパニックになるでしょう。

もし、運よくヒルがくっついている状態で発見した場合は、無理にはがそうとしても、ヒルはガッツリつかまっているのではがれません。

無理やり剥ぎ取ると傷跡になりますので、はがれやすいようにする工夫が必要です。
虫よけスプレーや、ライターやたばこの火をヒルに近づけたり、塩水をかけるとヒルがはがれやすくなりますよ。

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そして、ヒルがはがれた後の傷口には、まだ「ヒルジン」が残っています。
「ヒルジン」が残っていると、5~6時間は血が止まらないこともありますので、まずは傷口をつねって「ヒルジン」と血を外に押し出します。
傷口を水で洗い流しながらつねると効果的です。

また、ヒルに噛まれた場合、靴や服の中や、手荷物の中にまだヒルがいる可能性があります。
一度身の回りを確認した方がよいでしょう。

ヒルに噛まれた傷口への対処法

女性にとっては悲しいことですが、ヒルに噛まれた傷口は1~2週間程度しばらく残っていることが多いです。
また、2~3日すると強烈なかゆみに襲われ、ひどい人だと蕁麻疹やアレルギーの様な症状が出る人もいます。

なるべく症状を緩和するために、ヒルに噛まれた傷口には、抗ヒスタミン剤(ムヒなど)を塗って、救急ばんそう膏を貼るようにしましょう。
もし、かゆみや腫れがひどい場合は、病院で診察を受け、ステロイド外用剤などを貰うほうが賢明です。

傷口は、時間が経過すれば、少しずつ跡が消えていくでしょう。

ヒルに噛まれない為の対策

ヒルに噛まれた時の対処法をご紹介してきましたが、できることならヒルに噛まれない様に対策をしておきたいものです。

そのためには、まず、ヤマビルに合わないようにすることが重要です。

・ヒルの活動時期にヒルの生息地に行かない
・雨上がりの湿った山に入らないようにする
・木陰や湿った所で休憩しない
・肌を露出させない服装にする

・・・等が重要です。

しかし、どうしてもヒルがいる環境に出向く場合は、長ズボンや厚手の靴下や長靴を着用しましょう。

ズボンのすそは、靴下の中に入れておくと安心です。
タオルや靴下にあらかじめ塩をすり込んでおいたり、ヒル用の忌避剤を衣類にスプレーするのも効果的です。

ハイキング中は定期的に靴を脱ぎ、ヒルが服の中に入りこんでいないかを確認しましょう。
予防しておくとしておかないとでは、ヒルに噛まれる危険性と確率が全然違いますからね。

まとめ

たのしい夏のレジャーですが、ヒルに噛まれてしまうと気分も下がってしまいますので、ヒル対策を十分にしておきましょう!

そして、いざヒルに噛まれてしまっても、知識があればパニックにはならないはずですよ。

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