更年期障害とは?どんな症状があるの?更年期障害の改善策は?

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更年期障害

更年期障害と聞くと、ある程度年齢がいってから症状が現れるイメージがありますよね?
でも、実際には若くても更年期障害の症状が現れる場合があるようです。

なんだか身体の調子が以前と違うなぁ…

そんな身体の変化に何となく気付いているあなた、
それは更年期障害かもしれません。

・更年期障害はどんな症状が現れるの?
・何歳位からなるものなの?

などなど、更年期障害についてまとめました。
また、更年期障害の症状を和らげるための改善策についても解説しました。

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更年期障害とは?

更年期障害は、ホルモンのバランスが乱れることで「身体的・精神的」に不調が現れる自律神経失調症のひとつです。
更年期を迎える時期に発症すると言われています。

更年期になると卵巣の機能が衰えることで卵巣から分泌される女性ホルモンが減少します。
その為に身体と心に不調が生じるんですね。
ちなみに更年期とは、「閉経」をはさんだ前後10年を指します。

通常、脳が卵巣に対して女性ホルモンの「エストロゲン」を分泌せよ!といった指令を出し、それに対して適量のホルモンが分泌されます。
ところが、更年期になるとその脳の指令に対して必要十分なホルモンを作ることができなくなります。

脳は指令を出しているものの、ホルモンが的確に分泌されないので再度指令を出すわけですが、身体はそれに応えられない…。
そうすると、指令と応答のバランスがとれなくなって身体の調子が悪くなります。

そういったことが起きる時期は、一般に40歳を過ぎた辺りからと言われていますが、最近は20代や30代でも更年期障害の症状に似た症状を訴える人が少なからずいます。
それを若年性更年期障害と呼んだりします。

若年性更年期障害の原因は、ストレスや冷え、不規則な生活習慣、月経前症候群などで、更年期障害とは異なる病気なのが分かっています。
そのほか、更年期障害によく似た症状を呈するものとして「自律神経失調症」などもあるので、更年期障害かどうかを見極めるには以下の症状に当てはまるかどうかをチェックします。

・顔が火照る
・汗をかきやすい
・手足や腰が冷える
・動悸や息切れがする
・寝つきが悪く眠りが浅い
・怒りやすくイライラする
・沈みがちで憂鬱な気分
・頭痛、眩暈、吐き気がよくある
・疲れやすい
・肩こり、腰痛、手足に痛みがある

これらの症状に当てはまる数が多ければ多いほど更年期障害の可能性が高くなります。

更年期障害にはどんな症状が?

更年期障害の主な症状として、以下のものが挙げられます。

■全身的
・火照り
・のぼせ
・胸の痛み
・頻脈
・大量の汗
・倦怠感、疲れ
・眩暈、ふらつき、耳鳴り
・肥満
・痩せ
・頭痛
・浮腫み
・冷え

■運動器官系
・肩こり
・腰痛
・手足の痺れ

■精神的
・イライラする
・不安になる
・鬱
・睡眠障害
・神経質
・意欲の低下

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■生殖器系
・月経異常
・生理不順

■消化器系
・吐き気
・嘔吐
・食欲不振

症状が多すぎて分かりにくいですね…。
ただ、上記の症状がいくつもあてはまり、且つ身体の調子が思わしくないなら、更年期障害を疑ってみましょう。
症状が重くて体調があまりにもすぐれないようなら、内科を受診するのがいいと思います。
改善されるお薬を処方してもらえるはずです。

更年期障害は改善できる?

更年期障害は女性にだけ起こるものだと考えられてきましたが、最近は男性にもよく似た症状が現れることがあります。
月経がない男性に閉経が訪れることはないので、その症状がホルモンバランスの崩れから来ているのではありませんが、現れる症状は似ています。

では、男女問わず、更年期障害の症状を緩和するにはどうすればよいのでしょう?

・ストレス発散
ストレスは「ストレスホルモン」を分泌します。
それが循環器や呼吸器、免疫に影響を与え、更年期障害の症状を悪化させます。
上手くストレスを発散させることが更年期障害の症状を緩和させることに繋がります。

・生活習慣の改善
睡眠不足や運動不足は更年期障害の症状を悪化させます。
更年期障害の症状のひとつ「不眠」も、長く続くと疲労感から精神的に落ち込みやすくなります。
質の良い睡眠のためには適度な運動が欠かせません。
普段から定期的に運動するようにして、質の良い睡眠をとって更年期障害の症状を緩和させましょう。

・食事の改善
更年期には特定のものばかり好んで食べてしまう傾向があります。
そうすると栄養のバランスが崩れて、余計に症状が悪化してしまう恐れがあります。
女性だったら、不定愁訴(ふていしゅうそ)を改善してくれるイソフラボンを多く含む大豆や納豆、豆腐、おからなどを進んで摂取しましょう。
男性なら、疲れを取る効果のある亜鉛を多く含むカキや魚介類、海藻、ナッツ、レバーなどを積極的に食べるようにすると良いでしょう。

ちなみに不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、頭が重い・イライラする・疲労感が取れない・よく眠れないなどの、何となく体調が悪いという自覚症状があるものの、検査をしても原因となるような病気が見つからない状態を指します。

まとめ

更年期障害は中年の女性に現れる症状だと思っていましたが、少ないながらも男性にも現れることが分かりました。

男性の更年期障害はあまり気付かないことも多く、更年期障害の症状とは分からないまま気分だけが塞ぎ込み、何もやる気が起こらないということもあります。
そのため仕事に支障をきたしたりするものの、ただ怠けているだけだと見られてしまうといったことも少なくありません。
男性にも更年期障害(に似た症状)が起こることがあるということを頭に置いて、少し様子が変だな?と感じた場合は家族が病院に行くのを勧めるなどした方が良いでしょう。
男性はどうしてもその現実を認めたがらないので、周囲の人が優しく促してあげることも必要です。

更年期障害の症状は本人にしか分からない辛い症状が多いので、無理をせずゆっくりと改善していくようにしましょう。

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