年齢とともに時間を早く感じる理由と対処法&ジャネーの法則とは

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年齢とともに時間を早く感じる理由

年を取るごとに、時間が経つのがますます早く感じられる…

そんな風に感じていませんか?

これ、ただの「あるある」だと思われがちですが、実はちゃんと名前が付けられています。

「年をとると時が経つのを早く感じる法則」

これを、「ジャネーの法則」と呼びます。

「へぇーっ、法則だったんだ…。じゃあ仕方ないのかな?」で片付けてしまうと、「このまま時間は早くなる一方」です。

それでは、あまりにも「夢」がありません。

ただでさえ、若い頃より残された時間が少なくなる中で、その時間の経過がどんどん早くなるなんて、ちょっと残酷だと思いませんか?

年をとっても、若い頃のように時間をゆっくりと過ごしたいし、年を重ねたからこそ、時の移ろいをゆっくり感じたいものですよね。

今回は、こうした「時間が早く感じる」という心のメカニズムと、年をとっても早く感じないための方法についてご紹介していきます!

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ジャネーとは?

ジャネーとは、19世紀のフランスの心理学者の名前です。

「人は年をとると、時が経つのを早く感じる」という心理的現象について、初めて科学的に解明した人として知られています。

以後、この現象は、彼の名前にちなんで…

「ジャネの法則」または「ジャネーの法則」と呼ばれています。

ジャネーの法則の意味とは?

大人なら、誰もが経験している、「年をとればとるほど、時が早く感じられる」という現象。

ジャネーは、この理由を次のように説明しました。

時間の感覚は、その人がこれまでに過ごしてきた年数との比率で評価される

もう少し分かりやすく言うと…

「人は、過去に何年生きてきたかによって、時間の長さを判断する」

このような意味になります。

1年の占める割合が違う

これだけでは、まだイマイチはっきりしないと思いますので、一つ例を出します。

例えば、10歳の子供と40歳の大人が、同じ「1年間」を過ごしたとしましょう。

・大人も子供も「1年間」という物理的な時間は同じであっても、

・その「1年間」が、その人の人生全体の「何分の一」に相当するかは、人により異なり、

・10歳の子供にとっての1年間は、10年間の人生のうちの「10分の1」、つまり、割合にして10パーセント。

・一方、40歳の大人にとっての1年間は、それまでの人生の「40分の1」、これは、割合にして2.5パーセント。

10歳と40歳の1年間の感覚は、「10パーセント」対「2.5パーセント」、ここには実に4倍もの開きがあります。

これは少し乱暴な言い方をすれば、10歳の子供より、40歳の大人は、1年を4倍速く感じるということを表しています。

ジャネーの法則は、これがつまり、1年間を「どれくらい早く感じるか」につながっていると説いています。

1年間の重みが違う

つまり、年齢が4倍違えば、1年間の「早さの感覚」も、4倍違う…って話。

一言で言えば、1年間というものの「重みや長さ」が、大人と子供とではまるで違うんです。

10歳の子供にとって、1年間は全人生の10パーセントを占めていますから、その分だけ、1年間は長く・重く感じます。

しかし、40歳の人の1年間は、たったの2.5パーセント。これは人生全体のほんのわずかです。

つまり、40歳の人にとっては、「1年間」という時間は、人生全体から見ると非常に短く・軽いわけです。

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そして、50歳、60歳と年齢が増えていくにつれ、1年間の「重み」は減少し続け…

「年々、早く感じるようになる」という、心理的な効果として現れます。

以上が、「ジャネーの法則」の概要です。

時間をゆっくり感じるには?

さて、ここでさらにもう一歩、踏み込んで考えてみましょう。

ジャネーの法則は、言い方を変えると…

「このまま、どんどん時間が早くなっていく」ですから、「何とか、この早さを食い止めたい」って思いませんか?

年をとっても、若い頃と同じように、時をゆっくりと感じることができる方法はないのでしょうか。

法則の逆をいってみる

ジャネーの法則は、「過去の全人生との割合で時間を考える」というものでした。

だったら、この逆をいけば、時間はゆっくりに感じられるはずでは…?

ジャネーの法則の逆とは、つまり… 経験値のリセットです。

過ぎ去った人生に費やした時間を短くするのは当然無理ですが、過去の時間は、思い出や経験値に裏打ちされたものです。

もちろん、思い出や経験値はかけがいのない大事なものですから、それを捨て去れと言うのとは違います。

また、過去を忘れようというのとも違います。逆に本当に忘れてしまったら、ある意味認知症の疑いもあるわけで、そういう話とは別物。

そうではなく、

・過去の長い時間を忘れ、
・自分を未経験の人間だと想定し、
・過去5年間ほどの短い記憶で考える

というのはどうか?って話です。

人は、40歳、50歳と年をとっていくにつれ、ついつい「自分は全てを経験している」というような「錯覚」に陥りがちです。

でも、地球全体から見れば、私たちの経験など、取るに足らないほんの微々たるものです。

ゆえに、そうした「過去の経験値」を一旦すべて振り払って…

「何事も初めての経験」として、少年少女のような気持ちで取り組んでみようよ。

そうすれば、若い頃の感覚を取り戻すことにつながるよ?っていう、いわば気の持ちよう的な話です。

新鮮な気持ちを持ち続けよう

例えば…

未経験の業種でアルバイトを始めてみるとか、SNSなどを活用して新たにサークル活動を始めてみる… などです。

こうなると、立ち向かうのは未経験の内容ばかりで、持ち合わせた過去の経験が役に立ちません。

したがって「1から学び直す」という姿勢が必要になります。

特に、現代社会は目まぐるしく変化していますから、過去40~50年間の経験なんて、あってないようなものです。

それに、「ワシらが若い頃は…」なんて過去の年季をひけらかす老人は、社会では疎まれるばかり。

「もう一度、10代・20代に戻ったつもりで、謙虚に新しいことに挑戦し続ける」

こういった姿勢で、新鮮な気持ちを保ち続けていれば、ジャネーの法則の逆手をとって、充実した時間を感じられるに違いありません。

少なくても、「何もしていないのに、あっという間に時間が過ぎる」なんて感覚は薄らぐはずです。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、年をとると時間が早く感じる「ジャネーの法則」についてご紹介してきました。

大切なのは、これらの法則や学説を知った上で…

「どうすれば、若い頃の気持ちを保てるのか」という自己啓蒙です。

経験値も大切ですが、全てを経験してしまったかのような感覚は老いにつながっていきます。

いつまでも、新鮮な気持ちを保ち続けていきたいものです。

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