なぜピンク?フラミンゴの生態について

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フラミンゴ

動物園にいるフラミンゴはピンクで綺麗ですよね。
本来、あれが自然の中にいるのですから不思議です。

不思議と言えば、フラミンゴはいつも片足で立っていますよね?
あれもなんだかとっても不思議です。

ということで、今日はフラミンゴの生態についてまとめてみました。

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フラミンゴの生態について。

フラミンゴは、アメリカ・南ヨーロッパ・中南米などの塩湖や干潟に群れで生息しています。
名前の由来は、その色から来ているようで、ラテン語で「炎」の意味。
飛ぶスピードは時速50km、飛行距離は500km以上だそうで、外見に似合わず速度・航続距離ともにけっこうなものです。
フラミンゴと言えばプロポーズの特異さ(おもしろさ?)が有名ですが、繁殖期にはオスのフラミンゴがメスのフラミンゴに首を伸ばして行進する姿が見られます。

世界には7種類のフラミンゴがいて、オオフラミンゴという種以外は全て絶滅危機にあるそうです。
いつの日か動物園でしか見られなくなってしまうのでしょうか?
そんなことがないように祈るばかりです。
ちなみに、フラミンゴの種類は以下の通り。

・オオフラミンゴ
フラミンゴの中で最大の種類。メスの方がオスより体が大きいのが特徴。冬の前に暖かい地域に移動します。

・ベニイロフラミンゴ
オオフラミンゴに似ています。西インド諸島・ガラパゴス諸島・南アメリカ北部の海岸に生息します。

・ヨーロッパフラミンゴ
このフラミンゴもオオフラミンゴに似ています。カスピ海・アフリカ南部・地中海・アジアに生息します。

・コフラミンゴ
名前の通り小型のフラミンゴで、特にメスはオスの半分しか体重がありません。夜間に食事をするのが特徴。

・コバシフラミンゴ
体に赤い縞模様があるのが特徴で、繁殖期には縞模様が濃くなります。

・チリーフラミンゴ
足の関節や水かきもピンク色をしているのが特徴で、南アメリカ原産です。

・アンデスフラミンゴ
世界に3万4000羽しかおらず、足やくちばしが黄色い色をしています。

フラミンゴはどうして赤いの?

フラミンゴと言えばピンクのイメージですが、実は孵化した直後は白い色だって知ってました?
どうしてピンクになるのかというと、エビやカニを食べているから?なんて説もありますが、本当は藍藻類の色素やβカロテン、カンタキサンチの効果です。
それらを含むプランクトンや藻類を餌としているため、徐々に色素が沈着してピンク色になるんです。

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こういった餌を食べなければ色は白いままだそうで、ピンクのフラミンゴも色素のある餌を食べないと徐々に体の色素が抜けて白くなるというから驚きです。
この事から分かるように、動物園のフラミンゴがどうしてピンク色なのかというと、動物園の飼育係の人が一生懸命色素のある餌を与えているからなんです♪

ところで、フラミンゴは色がピンクという以外に、いつも1本足で立っているイメージがありますよね。
あれはどうしてなんでしょう?

その答えは…

水に体温を奪われないようにするためなんです。

フラミンゴはだいたい浅い水の中にたたずんでいますが、そうするとじわじわと体温が奪われるんですね。
それを防止するために片方の足を羽の中にしまって体温が下がらないようにしているわけです。
だから起きている時も寝ている時も片足を上げた状態で立っています。

でも面白いことに、これは体温維持が必要な場所だけでの話で、動物園のように温度管理がしっかり行われている場所だと、フラミンゴも両足で立っています(笑)

フラミンゴって食べれるの?

ちょっと不謹慎な話ですが、フラミンゴって食べれるんでしょうか?

先述のようにフラミンゴのほとんどの種が絶滅に瀕しているので現実的ではありませんが、ちょっと気になったので調べてみました。
だって、一応は鳥なので、鶏肉と同じような感じなのかも?なんて思いませんか?
カラスだって食べる地域があるくらいですから。

で、調べてみると…

何とフラミンゴは「世界一不味い鳥」と呼ばれていることが分かりました。
世界一不味いとはこれまたずいぶんとひどい例えですが、そういう例えがあるんだから、やっぱり食べてみた人はいたということですよね。

どんな味なんだろう?って少し興味はありましたが、世界一不味いんじゃ食べるまでもなくやめておくのが無難です。
それに、現在はワシントン条約で保護されているので普通に食べることなんてできるはずもありませんしね(笑)

そういうことなので、もしもどこかでフラミンゴの肉が売られていたら… それは闇のルートで捕獲されたヤバいものに違いありません。

まとめ

フラミンゴは元からピンク色かと思っていましたが、実は白い鳥なんですね。
じゃぁ、白鳥にもフラミンゴと同じ餌を与えたらピンクになるのか気になりませんか?まぁ、食べる餌も餌場も生活に適した環境も元来違うのでしょうが。

ところで、調べていて一番面白かったのは、温度管理されているところでは、片足じゃなく両足で立っているということでした。
片足立ちしている理由を知れば、なるほどとは思うものの、その必要がないとなると両足で立っているというのはなんとも現金な奴だなって言う感じ(笑)
今度、動物園でもしも片足を上げているフラミンゴを見かけたら「寒いのかな?」とちょっと心配してあげましょう。

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