セラピー犬について。どんな犬種?どんな訓練をしているの?

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セラピー犬

動物には人を癒す力があるといいます。

そんな動物の力を借り、人々に心身のリハビリを行う治療法が注目されています。

ドッグセラピーもその内の1つの治療法で、たくさんの犬が訓練され、セラピー犬として活躍しています。

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セラピー犬って?

セラピー犬とは高齢者や認知症、自閉症などの障害を抱える人などに対し、心身共に元気になってもらうために訓練を受けた犬のことです。

動物と触れ合うことで、情緒不安定の人の精神が安定したり、身体的な運動機能の回復に効果があることから、医療プログラムの一つとしてドッグセラピーは取り入れられています。

セラピー犬と触れ合うことでどのような効果が得られるのかというと、以下のような結果が報告されています。

・生理的効果
人は動物と接することでドーパミンという脳内伝達物質の分泌が増加し、ドーパミンが増加することで「楽しい」という感情が湧きます。
また、動物と接することで副交感神経が優位になり血圧低下、心拍数を抑える、抹消神経の拡張などの効果が得られ、リラックスした状態になることができます。
動物と触れ合うことでストレスが解消され心身共に癒されるんですね。

・心理的効果
動物と触れ合い、楽しかったという感情が後に思い出され、また触れ合いたいという感情が湧くことで、抑うつ症状の改善、免疫力の向上などが期待されます。
楽しかった感情を思い出し、また一緒に遊びたいという感情が湧くことでリハビリにも役立ち、これまで塞ぎがちだった気持ちが前向きになります。

・社会的効果
動物と接することで、これまで内向的だった人が社交的になり、外部に目を向けるようになります。
老人ホームで塞ぎがちになっている人や、震災後の仮設住宅で孤立して生活をしているような人たちが、セラピー犬を介して他の人と会話ができるようになったりします。
つまりセラピー犬が潤滑剤となって社交的にしてくれるんですね。

アニマルセラピーに犬が多く用いられるのは、犬の社交性、人が好き、喜怒哀楽が分かり易い、身近な存在というような理由からのようです。

セラピー犬に選ばれる犬種は?

セラピー犬になる犬種というのは絶対にコレでなくてはいけないということはなく、セラピー犬適正検査を受け、向いていると判断された犬ならなることができます。

この適性検査は毎年行われ、昨年は適していると判断されても今年は適していないと判断されることもあるので、不合格と言われればセラピー犬としては活動できなくなってしまいます。

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どのような適性検査が行われるのかというと、

・身体的チェック
狂犬病予防注射やワクチン接種、フィラリア予防、寄生虫の有無など基本的なことが達成されているのかをチェックします。

・基本的適性
セラピー犬として基本的な事柄がチェックされます。
温厚な性格、人懐っこい、社交的、環境の変化に順応、疾病がないか、基本的なマナー、訓練ができているかなどが問われます。

このような検査を毎年行い、セラピー犬として適しているかをチェックします。

セラピー犬としてよく活躍しているのは温和な優しい性格をしている犬が多く、人の言うことをよく聞く犬です。

犬種としてはラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーなどの大型犬がセラピー犬としてよく活躍していますが、チワワなどの小型犬でも適正検査を受けて合格して活躍している犬もいます。

セラピー犬

セラピー犬はどんな訓練を受けているのか?

セラピー犬を育成している団体はたくさんありますが、日本では国際セラピードッグ協会が有名です。

日本各地にある動物愛護センターに収容され殺処分される事が決まってしまった犬を引き取り、セラピー犬になるべくトレーニングを行います。

セラピー犬の訓練方法は団体によっても違いますが、それぞれの訓練カリキュラムをこなし、合格した犬がセラピー犬として活躍しています。

国際セラピードッグ協会ではカリキュラムがA~Gまで用意されており、

A)基本動作、ウォーキングマナー、複数移動がきちんとできる。
B)現場に慣れる、障害を抱えた人とうまく歩行する。
C)歩行者の行動に対応して歩くことができるか。
D)うまく人の操作に対応できるか。
E)車椅子利用者とうまく歩行することができるか。
F)公共の場でうまく行動できるか。
G)病院や福祉施設などの個室でベッドに寝ている人に対しての訓練。

これらのカリキュラムを経てセラピー犬として合格した犬が世に出て活躍しています。

訓練では犬にもストレスがかかるので、セラピー犬に無理にこのようなカリキュラムをさせるのではなく、30分~50分と時間を決めてトレーニングが行われます。

まとめ

動物には人を癒す能力があります。

色んな辛い経験をするも、セラピーアニマルに癒されて「閉ざしてしまった心」を開いている人もたくさんいます。
最近ではとても重要な存在として治療にも用いられています。

セラピーアニマルとして活躍している動物と人との信頼関係が築けた時に、お互いの気持ちが和み通じ合えるのだと思います。

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