10月生まれの女の子に「かんな」と名付けたい!お勧めの漢字は?
「かんな」という名前は、10月生まれの女の子に人気の名前の一つです。
しかし、名付けの際に変な漢字を当ててしまうと、「キラキラネーム」や「モヤモヤネーム」なんて言われるので、そこはよく考えましょう。
今回は、子供に「かんな」と名付ける際の注意点やおすすめの漢字についてご紹介していきます。
「かんな」って何?
まず、「かんな」という名前には、そもそもどういう意味があるのでしょうか。
大きく2つの意味があります。
神無月の「かんな」
一つめは、「神無月」の「かんな(かむな)」です。
近年は、生まれた月にちなんだ名前を付けるのが流行しています。
そこで、旧暦の10月、つまり「神無月(かんなづき)」からとって「かんな」というわけです。
花の「カンナ」
「カンナ」というのは、カンナ科カンナ属の花の名前です。
カンナの響きは日本語っぽいですが、実は「カンナ」はラテン語なので漢字がありません。
花のカンナの漢字表記がない以上、「かんな」という名前には、何かしら漢字を当てようと考えます。
「かんな」の漢字の注意点
まず、「かんな」の「な」に関しては、特に問題はないでしょう。
「奈・菜・那」などが、女の子用の止め字として既に十分認知されています。
問題は、「かん」の漢字です。
「かん」の漢字は難しい?
いざ漢和辞典を参照してみると分かりますが…
「かん」と読める感じで、女の子っぽい可愛らしい漢字というのがなかなか見当たりません。
ちなみに、「かんな 名前」などで検索すると…
「『かんな』におすすめの漢字80選」みたいな記事がずらずらっと表示されますが、こういうネット記事をあまり鵜呑みにしてはいけません。
中には、「どう見ても女の子向きとは思えない」ような漢字も多数含まれているからです。
「かん」は男の子っぽい?
そもそも、「かん」という漢字は、ほとんどが男の子向きです。
「貫太郎」
「完治」
「莞爾」
「勘吉」
などなど。
こういう字を平気で「女の子の『かんな』におすすめの漢字」のような記事で紹介してしまうのは良くない傾向です。
やはり、漢字には、「男の子向き」と「女の子向き」がありますから、そういった一般常識を無視して漢字を当ててしまうと、周囲の人が名前を見て、「男の子ですか?」なんて聞かれるハメに…。
実際、名前に「莞那(かんな)」と書いてあったら、やはりどうしても男の子っぽい印象を与えます。
「歓奈」はOK?
「歓奈」という字を紹介しているサイトもありますが、実はこれもちょっと考えものです。
確かに、よろこびですから、「歓」という漢字の持つ意味合いは美しいかもしれません。
しかし、そもそも「歓」の字を人名に使う例があまりないんですね。
そういった意味からも、「歓奈」という字面には、やはりどうしても違和感を禁じ得ません。
「幹菜・寛奈」はOK?
「幹」の字は、「幹子(みきこ)」という名前の女性もいますから、それほどの違和感はなさそうです。
でも、それは「みき」と読ませているからです。
「かん」という読みだと、どうしても「幹一(かんいち)」などの男の子の名前がメインになりますから注意が必要です。
また、「寛奈」も同様です。
「寛」の場合も、「寛子(ひろこ)」という名前がありますから、一見すると違和感がないように思えるかもしれません。
でも、「寛(かん)」と読ませてしまうと、やはり「寛太(かんた)」や「寛治(かんじ)」など、男向きになってしまうわけです。
漢字は「栞」一択!
そのように考えていくと、「かん」と読む漢字で女の子っぽいのは…
「栞(かん)」の字一択だと言えそうです。
「栞」には、「しおり」という読みがありますから、元々女の子向きの漢字です。
・栞菜
・栞那
・栞奈
これらの「かんな」であれば、いずれも女の子の名前として違和感がありません。
ただし、「栞(かん)」は「読めない人が多い」というデメリットもあります。
いっそ平仮名?
もしも、漢字で迷った時は、いっそのこと「かんな」という平仮名にしておくのも手です。
変な漢字や当て字を付けて、「キラキラネーム・モヤモヤネーム」なんて言われるくらいなら、初めから平仮名にしておいた方が無難だとも言えます。
まとめ
以上をまとめると…
・「な」は「奈・菜・那」の3つ
・「かん」は「栞」一択
・次点で、「幹・寛」
・それ以外の「かん」の漢字は、男の子っぽい印象を与える
・平仮名で「かんな」も可
と、なります。
10月生まれの女の子に「かんな」と名付けようと思った時は、ぜひ、参考になさってみてください。
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