夏休みの自由研究~小学校低学年までは親が必ず手伝うべき理由
「子供の夏休みの宿題の自由研究は、親が手伝ったほうがいいの?」
「でも、親が口出ししすぎたら、自主性が損なわれるんじゃないの?」
と、悩んでいませんか。
子供がまだ小学校低学年のうちは、自由研究を1人ですべてやらせるのは、かなりハードルが高いです。
子供に任せても、結局ギリギリまで仕上がらなくて、最終日に親子で大変な思いをして何とか仕上げた、ということになってしまいがちです。
そこで今回は、子供の自由研究の宿題を、親が手伝うべきかどうか、何年生ぐらいまで親が手伝ったほうがいいのか、そして、オススメのテーマなどについて、ご紹介していきます。
低学年のうちは、親が手伝ったほうがいい
よく、「子供の自主性を育てるために、親は手伝わない」と決めている人がいますが、これは少し考えものです。
結論を先に言うと、子供が小学校低学年のうちは、自由研究は、できるだけ親がフォローしたほうがいいです。
自分でできるのは、高学年から
高学年にもなれば、テーマを決めたり、研究を進めたり、ということを自分一人でもできますから、どんどん子供に自主的に進めさせて構いません。
それに、高学年の子供は、親がフォローをしようとしても、逆に嫌がることも多いので、「フォローしたくてもできない」という状況になりがちです。
つまり、親が子供の自由研究をフォロー出来るのは、子供が低学年のうちだけなんです。
低学年のうちに、自由研究のやり方を叩き込む
低学年の子供の自由研究を、親がフォローする目的は、単に「宿題を手伝う」ということではありません。
これは、子供が高学年や中学に上がったときに、自分1人でちゃんとできるようになるための、訓練なんです。
少なくとも子供が低学年のうちは、親はどんどん子供の自由研究に関わっていたほうがいいんです。
低学年のうちに、やり方を覚えさせる
小学校1、2年で、自由研究のやり方を覚えた子供は、それ以降は自分で考えてできるようになります。
でも、もしも低学年の頃から、自由研究を親にあまり見てもらえなくて、低いクオリティーで仕上げてしまうとどうなるか。
大抵の場合は、その低いクオリティーのままで、高学年になってしまいます。
やり方が身に付いていないので、自分で考えて自由研究を進める、ということができないんです。
賞を取る自由研究は、親が手伝ったものばかり?
自由研究の最優秀作品が、表彰されたりすることがありますよね。
なかには、どう見ても、「これ、ほとんど親が手伝ったんじゃないの?」というものがあるのも事実です。
こういう時、「親が手伝った自由研究で賞をとっても仕方がない」と考える人がいますが、これは間違いです。
もしもそうなら、明らかに親が手伝ったことがわかる自由研究は、賞をとれないことになってしまいますよね。
でも実際には、親が手伝ったものでも、高く評価されます。
つまり、自由研究は、「親が手伝ったものでも構わない。むしろ、そのほうがいい」ということなんです。
子どもが親の指示通りに研究できることが重要
ここで、小学校低学年の子供を持つあなたが知っておくべき、たった1つの重要な真実があります。
それは、「子供が、親の指示通りに自由研究を進められるのは、素晴らしいこと」ということです。
少し考えてみてください。
仮に、クラスの子供全員が、親に自由研究を手伝ってもらったとして、クラス全員が、クオリティーの高い自由研究を仕上げられると思いますか?
必ずしも、そうではないですよね。
親がいくら一生懸命手伝っても、全く興味を示さない子供も、必ず出てきます。
この時点で、「子供が親の言うことを聞くかどうか」という選定が、すでに行われてしまっているわけです。
子供の自由研究には、どんどん関わるべき
つまり、もしもあなたの子供が、あなたの指示をしっかり聞いて、その通りに研究を進めることができるのであれば…
あなたはどんどん子供の自由研究に関わって、クオリティーの高い自由研究を仕上げたほうがいい、ということになります。
「子供が、親の言うことを聞いて研究することができる」
この時点ですでに、かなり大きなアドバンテージだからです。
クラス全員が、親の指示通りに自由研究をできるわけではありません。
もしもあなたの子供が、あなたの指示通りに研究を進めてくれるなら、あなたも積極的に、自由研究に関わっていきましょう。
自由研究キットは買った方がいい?
ここまで読んでくださったあなたは、自由研究キットが必要かどうか、もう、お分かりですよね。
これはすなわち、あなた次第です。
もしも、あなたの中で、「確固たる自由研究のテーマが思いつかない」というときは、市販の自由研究キットなども、どんどん活用していきましょう。
自由研究キットは千円台で購入することができる
自由研究キットを選ぶときも、100パーセント子供に選ばせるのではなく、あなた自身の興味も、十分に考慮するようにしてください。
あなたが「これなら自分としても充分フォローできる」と思えるようなものを選ぶようにしましょう。
自由研究キットは、ネット通販や、ホームセンターなどで、千円台で購入することができます。
ぜひ、子供と一緒に、楽しみながら、選んでみてください。
6~7月ぐらいから目を通しておけば、直前になって慌てずに済みますよ!
ズバリ、オススメのテーマは?
では次に、夏休みの自由研究のテーマとしておすすめのものを、いくつか紹介しておきます。
放置しておけるもの
植物や動物を育てる研究は、いわば王道で、最もやりやすいテーマの1つですが、「毎日の世話が大変」というリスクがあります。
そこで、「食べ物にカビがどのように生えるか」、「タライの水がどれぐらいのスピードで蒸発するか」など、放置しておけるものがおすすめです。
もしもあなたが多忙で自由研究をフォローしきれない場合は、「放置できるかどうか」というのを基準に考えてみましょう。
旅行先の歴史をまとめる
自由研究といえば理科、というイメージがありますが、本来は、理科でも社会でもどちらでもよいはずです。
もしも、家族でどこかへ旅行する場合は、その旅行先の歴史や観光名所などをまとめてみましょう。
思い出作りにもなって、一石二鳥ですよ!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、小学校低学年の子供の自由研究に対して、親はどのように関わっていくべきか、というお話をしてきました。
まとめると、「子供が言うことを聞いてくれるうちはどんどんフォローしたほうがいい」ということです。
いずれ子供は、親の言うことなんて聞かなくなります。
そうなる前に、あなた自身が、どれぐらい子供に対して、自由研究のノウハウを叩き込むことができるか、ということが重要なんです。
今年の夏休みは、自由研究で苦しまないよう、ぜひあなたも、早いうちから準備をしておくようにしましょう。
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