子供にスマホを持たせる前に子供と決めるスマホ利用のルール
誰も彼もがスマホを持っている昨今、子供に最初に買い与える端末も、これからはガラケーではなくスマホがほとんどでしょう。
現代社会において、ネット上の情報はもはや必要不可欠ですが、こと子供にスマホを持たせるとなると心配事も少なくありません。
なにせ、有害なサイトや情報も多く、またスマホ依存にも注意が必要です。
今日は、子供にスマホを持たせるにあたってのルール作りの大切さなどを考えてみましょう。
子供にスマホを持たせるにあたってはルール作りが肝心
子供にスマホを買ってあげるきっかけとしては、たとえば誕生日とか入学・進学、あるいは進級とかそういったタイミングが多いと思います。
入学とか進学といえば、昔は腕時計とか万年筆などを買ってあげたものですが、最近はもっぱらスマホが一番人気でしょう。
ただ、スマホに関しては、ほかの物品とは違って、買い与える際に色々と注意が必要です。
例えば、そもそも高価であること、また機能が多くてすごく便利な反面、使い方を誤ると弊害も多く危険もあることなど、親が教えるべきことは少なくありません。
そのためには、まず渡す側である「親」がそれらを熟知している必要があることは言うまでもないことです。
その上で、スマホを利用するに際してのルールを作りましょう。
ルールは前もって子供と協議の上取り決め、何でもかんでも制約するのもいけませんが、節度を持った正しい使い方を厳守できるよう、きちんと取り決めなくてはいけません。
子供としては、何が何でもスマホを手に入れたいわけですから、ルールに少々の不満があっても、親が毅然とした態度を示せば必ず応じるでしょう。
というか、応じなければ手に入らないわけですからね。
ルール作りのタイミングは絶対に買い与える前である必要があることを覚えておいてください。
その機を逃すと、後で作ったルールなど有名無実なものとなってしまいます。
スマホ使用のルール作りのポイント
スマホを与える前にルールを作りますが、親の思いつきやエゴばかりが反映されたルールを作るのは感心できません。
また、子供に甘くて、馴れ合いや言いなりになって作るのはなお禁物です。
まずは、キャリアや公的機関のサイトにルール作りの例が載っていますので、それらを参考に、ご家庭にあった独自のルールを作っていきましょう。
参考までに、一つ、docomoのサイトを載せておきます。
ルールを作るに際しては、親子でよく話し合う必要があります。
買ってあげるのだからと、何もかも親が一方的に決めたり、「あれもダメ、これもダメ!」と禁止事項だらけだと、結局子供は最終的にルールを守りません。
というか無理がありすぎると守ろうと思っても守れなくなってしまうのです。
したがって、譲れない線は譲ってはいけませんが、子供が納得できないルールは作っても意味がないということです。
この辺はある意味駆け引きと言っては語弊がありますが、譲れないラインと子供の要望のバランスを考え、双方納得できるものを作る必要があります。
また、曖昧な表現は避けて、後々親子でルールに関して見解が異なるということがないように、しっかり話し合って取り決めます。
その際に忘れてはいけないのが、違反した場合のペナルティです。
厳しいようですが、罰則の制裁がないルールなんて事実上有名無実です。
ペナルティがあるからルールは守られるのであって、もしもそれがないのなら、ルールはなし崩し的に効力を失うでしょう。
それらの取り決めをしたら、親子間ではありますが、それぞれが署名して書面にして残します。
大げさではないか?と思うかもしれませんが、ルールは形にして残すことが大切で、また、社会には契約という仕組みが存在することを子供に教えるいい機会にもなります。
また、このルールは適宜見直す必要があります。
時間が経つにつれ子供も大きくなりますから、それに合わせて利用環境も生活環境も変化していくことは想像に難くありません。
ある部分ではルールを緩和したり、また逆に引き締めたりする必要が生じる場合もあるでしょう。
そういう時にも、また親子でよく話し合い、双方が納得できるようにルールを見直しましょう。
そして、そういう機会は年に1~2回は設けたいものです。
まとめ
子供にとっても、これからスマホは必需品になるでしょう。いや既になっているのかもしれません。
だからこそ、以上のようにルール作りが欠かせないのです。
危険な情報やサイトに触れさせないようにするのはもちろん、ネット依存に陥らないようにするためにも、ぜひお宅でもルールを作ってください。
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