回転寿司のマナー／幼児や小さい子供は通路側？それともレーン側？

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「回転寿司のボックス席で、小さい子供をレーン側に座らせるのはマナー違反！」
「幼児や小さい子供は、通路側に座らせるべきだ！」

という意見を聞いたことはありませんか。

近年、ネット上では、「回転寿司のマナー違反行為」に関するものが数多く見られます。

これはつまり、「回転寿司のお店でマナー違反をする人、あるいはそれを気にする人が多い」ことを意味しています。

今回は、その中でも特に多くの人の議論の的となっている、「子供をレーンの近くに座らせるのは、マナー違反か否か」についてご紹介していきます。

レーン側？通路側？

まず、今回のテーマについて状況を少しおさらいしておきましょう。

「レーン側か、通路側か」というのは、回転寿司の「ボックス席」における座り方を指しています。

回転寿司では、小さな子供連れの客はボックス席に座ることが多いですよね。

その際に、

・大人が通路側に座り、子供がレーン側に座る
・子供がレーン側に座り、大人が通路側に座る

「この2つは、一体どちらが正しいのか」というのが今回のテーマです。

では、両者の言い分を聞いてみましょう。

「子供がレーン側」派

回転寿司のボックス席で、「子供をレーン側に座らせたい」という人の主張は、概ね次のようなものです。

などです。

これらの主張は、一見すると正しそうですが… 完全に「子供目線」ですよね。

他人の迷惑を考えていない

・子供がお寿司を見たいから
・子供が走り回るから

これらはすべて、「子供だから多少粗相をしても仕方がない」という考えが根底にあります。

「子供をレーン側に座らせて楽しませてあげたい」

と言うと聞こえは良いですが、子供がレーン側でお寿司をベタベタ触ってお寿司が汚れてしまったら…

「お店や他のお客さんに迷惑がかかる」という危険予知的な配慮が全くなされていません。

子供を注意できない？

また、「通路側だと走り回る」というのも同様です。

そもそも、「レストランで子供を走り回らせない」というのは親の義務です。

それなのに、「通路側だと走り回るからレーン側に座らせる」というのは、そうした親の義務を放棄しています。

子供をちゃんと「しつけられない・注意できない」、そんな親の言い訳にも聞こえますよね。

「子供が通路側」派

これに対して、「子供は通路側」派の意見は、「レーン側」派に比べるとはるかに合理的で洗練されています。

などです。

「子供はレーン側」派の主張は、その理由が極めて明確です。

一言で言えば、「他の客さんに迷惑がかかるから」です。

こうなると、「通路側に座らせる派」と「レーン側に座らせる派」の意見は、そもそも「論争」などという上等なものではありませんよね。

はじめから、発想の次元が違いすぎます。

そもそも次元が違う

「子供はレーン側」の主張が…

「子供がお寿司を触って他のお客さんに迷惑がかかっても知ったことではない」

と、あたかもそう言っているのに対して、「子供は通路側」の主張は…

「他のお客さんに迷惑がかかるから、子供をレーン側に座らせてはいけない」

と言っているのですから、これはもはや「常識やマナーを理解していないか、理解しているか」という、人としての文化レベルの違いになります。

やはり、回転寿司のボックス席では、「子供は通路側」というのが最低限のマナーと言えそうです。

まとめ

いかがでしたか。

小さな子供を連れて、回転寿司のお店に行く際は、なるべく「子供をボックス席の通路側に座らせ、大人がレーン側」になるようにしましょう。

理由はたった１つで、

「小さな子供がレーン側だと、食べもしないお寿司を触ってしまい、他のお客さんに迷惑がかかるから」です。

また、もしもあなたが回転寿司へ行ったときは、ボックス席のお客さんの様子をよく観察してみましょう。

大人がレーン側に座って、子供にお寿司を取ってあげている家庭はマナーと常識がなっている家。

反対に、子供をレーン側に座らせて、子供がお寿司に向かってはしゃいだりベタベタとお寿司を触っても親が知らん顔をしているようなら…

それは、マナーと常識がなっていない家だと判断することができます。