加湿器の効果とタイプ。赤ちゃんにお勧めの加湿器&カビ対策まで
寒い季節、暖房をつけるとどうしても空気が乾燥します。
それを改善するために加湿器を使用するという人は多いでしょう。
加湿器を使用することでどのような効果が期待できるのでしょう?
また、赤ちゃんはお肌ものどもまだ弱く、空気の乾燥にはより注意が必要ですが、赤ちゃんにオススメの加湿器についても調べてみることにしましょう。
加湿器にはどんな効果があるのか?
加湿器と一言で言ってもその種類は色々あります。
加湿器のタイプは主に以下の通りです。
昔から販売されているタイプで、水をヒーターで沸騰させて蒸気として出すものです。
値段が安くて広範囲を加湿できますが、電気代がかかることや、思いのほか掃除が大変なこと、それに火傷をしやすいというデメリットがあります。
・超音波式
タンクに入れた水を超音波で振動させて微粒子にし、ファンの力で霧状の水蒸気として排出します。
電気代があまりかからず火傷もなく、アロマオイルを入れることもできるので香りを楽しんだりできます。
ただ、ミネラルが一緒に出てしまうので周囲の家具に白い粉がついてしまったり、掃除を怠ると細菌が繁殖してしまうデメリットもあります。
・気化式
水を含んだフィルターをファンを使って蒸発させるタイプです。
電気代が安くて安全に使うことができる反面、値段が高い、ファンがうるさい、フィルターのお手入れが大変などのデメリットがあります。
・ハイブリッド式
スチーム式と気化式の中間みたいなもので、水を含んだフィルターに温風をあてて蒸発させます。
用途に合わせて温風と送風に切り替えられるので、省エネ且つ安全に使うことができますが、値段が高くフィルター掃除が面倒です。
加湿器のタイプは以上ですが、
加湿器を使うとどんな効果が得られるのかというと…
・風邪やインフルエンザの予防
部屋が乾燥するとウイルスの活動が活発になります。
湿度が50~60%でウイルスの活動が鈍るので、加湿して部屋の湿度を上げることでウイルスの活動を抑えられます。
・肌の潤い
湿度を上げることで肌が潤って乾燥肌が改善されます。
・美肌効果
湿度が上がることで体感温度が上昇し、新陳代謝が良くなるので美肌効果が期待できます。
赤ちゃんにオススメの加湿器は?
赤ちゃんや小さい子どもさんがいるご家庭の場合、加湿器選びのポイントは、蒸気の温度や加湿器に触った時に安全かどうかということですよね。
そう考えると、ハイブリッド式や気化式の加湿器が良いでしょう。
ハイブリッド式や気化式の加湿器は、蒸気の温度が低いので赤ちゃんや小さな子どもさんが触っても火傷をする心配はありません。
メンテナンスを普通にしていれば雑菌が蒸気に含まれることもありません。
もし、誤って加湿器を倒してしまっても、水分を蒸発させる仕組みではないので火傷したりすることもなく安心です。
さらにタイプを絞り込むなら、加湿の性能が良いハイブリッド式の加湿器がベターでしょう。
加湿器の中にはチャイルドロックがついていて更に安心なのもあります。
そういった加湿器を選べば、なお安心して使うことができますね。
加湿器がカビないようにするには?
加湿器は見た目にはカビていなくても、給水タンクやフィルターなど外から見えないところでカビが発生していることがよくあります。
お手入れをきちんとしていれば問題はないのですが、あまりお手入れをしなかったり、していたとしても間違ったやり方をしているとカビが生えてしまいます。
加湿器の内部に発生するカビは、水の入れ替えをこまめにしなかったり、中に入れる水を水道水以外のものにすると発生しやすくなり、内部で発生したカビは吹き出し口から蒸気と一緒に出てきて室内に撒き散らされます。
撒き散らされたカビのせいでアレルギー反応を起こす人もいるので、カビには気をつけなないといけません。
加湿器から排出されるカビに気付かずに吸い続けることで、肺にアレルギー性の疾患を患うことがあり、それを「加湿器病」と言います。
一晩中加湿器をつけっぱなしにしているような人は特に危険で、寝ている間にカビを吸い続けて加湿器病になってしまうことも。
加湿器病の症状は、咳や発熱など風邪によく似た症状なので気付かないことも少なくありません。
しかし、重症化すると呼吸困難を伴うケースもあるので、風邪のような症状が長引く時は病院で診察を受けるようにしましょう。
まとめ
目に見えない加湿器内部のカビで加湿器病になってしまっているかもしれません。
古い超音波加湿器を使用している人が発症しやすいということが分かっているので、そのような加湿器を使用している人は注意が必要です。
空気を潤しているつもりが、カビや細菌を部屋中にまき散らしているようでは本末転倒でシャレになりませんからね。
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