車にボディコーティングは必要か?施工するならどのタイプ?

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ボディコーティング

大切な愛車はいつまでも艶やかでキレイに乗りたいものですよね?

昔はせっせとワックスをかけたものですが、最近は洗車機でさえワックス効果があるものがあります。
それどころか、(安いとはいえないけれど)ボディコーティングなんかもあって楽になりました。

そこで今日は車のボディコーティングについて解説してみたいと思います。

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車のボディコーティングの種類

車ボディーコーティングにはたくさんの種類がありますが、大別すると以下のような感じです。

・油脂系
・樹脂系
・ガラス系
・ガラス

それぞれ長所・短所がありますので一つずつ見ていきましょう。

【 油脂系コーティング 】

油脂系ですから原料は油です。

油は水をはじきますよね?
つまり油を塗って撥水効果を出しているものです。

油を塗るというと聞こえが悪いので、油由来の溶剤をコーティングしたものです。
ワックスと一部のポリマーが油脂系にあたります。

水と油は混ざらない性質を利用したもので、メリットは施工が非常に簡単なこと。
逆に、モチは悪く、雨で流れたり、劣化するのが非常に早いのがデメリットです。

油脂系でキレイを持続させようと思うなら、ポイントは定期的な洗車で劣化した被膜を落とし、その劣化部分を小まめに塗り直すことです。

【 樹脂系コーティング 】

樹脂系とは、高分子化合物を塗布するものです。
イオン結合や分子結合によりボディに密着させます。

高分子化合物とか、イオン結合や分子結合と言われても、科学の分野なのでよく分かりませんよね?
ボディコーティングとは直接関係ないので、ここでは詳細は割愛します。

ただ、高分子化合物とは分子量の大きい分子から成る化合物で、天然の物としては天然ゴム・デンプン・タンパク質など。
人工の製品としては合成ゴム・合成樹脂・合成繊維などが挙げられます。
こういえば少しは雰囲気が伝わるでしょうか…。

まぁ、いわゆるポリマーやフッ素系、ガラス系の一部が樹脂系のコート剤といわれるものです。

メリットとしては、比較的安価で作業がとても簡単、それでいてツヤツヤになることでしょう。
逆に、モチが悪いことや、油脂系(ワックス等)と同じく劣化しやすいのがデメリットです。

樹脂系は油脂系と違い、雨ではあまり落ちません。
そのかわり洗剤で少しずつ落ちていきます。

従って、油脂系と同じく定期的な洗車で劣化部分を除去する必要があります。
メンテナンス(塗り直し)の頻度は、油脂系ほど頻繁でなくても大丈夫でしょう。

【 ガラス系コーティング 】

ガラス繊維の入っているコーティングです。
ガラスですから後述のガラスコーティングとは違います。

ガラス系コーティングには2種類あります。

1. 前述の樹脂系にガラス繊維が入っているもの
2. 基本はガラスだが、他成分が入っているもの

1.の「樹脂系にガラス繊維が入っているもの」は、名前こそ「ガラス系」ですが、成分の基本は樹脂系とも言えるので注意が必要です。
なぜ注意が必要かといえば、樹脂系並に劣化しやすいのに、密着性だけはガラスコーティング級だということ。
つまり、劣化した被膜がボディに張り付いたままで更に劣化し、ボディの塗装面に悪影響を与えてしまうんですね。

一方、2.の「基本はガラスで多成分が入っているもの」は、総じて良質です。
劣化が遅く、ある程度長期間に亘り、車のボディの塗装を守ってくれます。
デメリットを挙げるとすれば、この溶剤は油脂分が少ないことから、テカテカとしたツヤツヤ感(濡れたようなツヤ?)は少ないかもしれません。
ただ、ツヤがないわけではなく、自然なツヤといった感じです。

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【 ガラスコーティング 】

ガラスコーティングは、最上級のボディーコーティングといえます。
もっとも科学技術の進歩の速い現代ですから、将来的にそれ以上のものが現れないとも限りませんが、少なくても今のところはボディコーティングの中では「ガラスコーティング」が最も優れているといえるでしょう。

ボディ全体をガラスの被膜で覆うので、耐久性・耐候性に優れているだけでなく、ツヤも素晴らしいものがあります。
更に、食器(陶器)を考えればわかりますが(食器も仕上げの釉薬はガラス質)、洗うのが楽です。
つまり施工後は洗車も楽というわけです。

このように書くとメリットばかりに思われますが、やはりちゃんとデメリットはあります(笑)

それはボディの塗装膜の下地処理をきっちりしないといけないということ。
下地が悪いままで施工するとキレイに仕上りません。
もっともこれは業者さんがやるのでユーザーの作業ではありませんが、その分施工代が高いんですよね。

ただ、新車の時に施工すれば下地処理は必要ないのでその分安くなります。
しかも新車時に施工すればずっと新車の輝きを保てます。

施工するならどれを選ぶ?

以上のようにボディコーティングといってもいくつか種類があります。
どれを選ぶかはそれこそ個人の好みということになりますが、保管状況にもよると思います。

屋根付きで吹き込みも少ないような構造の車庫ならば、雨にぬれることも少なく、直射日光も防げるでしょう。
それだったら樹脂系でもそこそこ長持ちしそうです。

逆に屋外の駐車場なら、雨や直射日光で痛みが心配です。
こういう場合は樹脂系では直ぐに劣化するでしょうから、やはりガラスがいいでしょう。

というあんばいに、それぞれの保管状況と考え方次第ということになります。
ただ、最初こそ費用がかかりますが、個人的にはガラスコーティングが最もコスパに優れている気がします。

ボディコーティング体験談

個人的な話で恐縮ですが、私はガラスコーティングを選びました。

車は、その時点でもう12歳を迎えた決して若いとはいえない車です。
ただ、キレイに乗ってきたつもりなのでそんない古臭い感じはしません。

ずっとGSの洗車機でワックス洗車をするだけだったのですがそれでもけっこうツヤツヤ。
年齢の割にキレイで若々しさを保っていました。

その車がある時いたずらされてルーフがベッコリ(泣)。
屋根の交換になりました。

そこで、屋根が新品になったのを機にガラスコーティングしてみました。

業者を熟考して選び、ちょっと遠かったのですが隣の県の業者に決めました。
そして日程を決め、施工のため二日間預けました。

最初は(新品のルーフは除いて)下地処理を入念に行ってくれました。
そこで帰ってきちゃったのですが、二日後取りに行ったら、これがまぁ あなた、すごいキレイなんですよ!
まぁ、施工したてだから恐らくガラスじゃなくても樹脂でも何でも最初はキレイなんでしょうがね…。

そして、違いを実感したのはそれからです。

なにしろ洗車がとても楽です。
日頃毛ハタキで埃を払うのも楽です。
私の施工したガラスコーティングの場合、洗車機もOKです。

それでいつもピカピカ、とても12年落ちの車には見えません^^

ということで、私なら(あくまで個人的にですが)、ボディコーティングするならガラスコーティングがベストだと思っています。

まとめ

さて、最後の方は体験談のようになってしまいましたが、ボディコーティングを検討なさる際に参考にしていただければ幸いです。

ボディコーティングは先述のようにいくつも種類がありますので、保管状況や予算で決めるとよいと思います。
それと車への愛着の度合いにもよるでしょう。

日頃の足というだけの存在だけど洗車が楽なのは魅力とか、可愛くていつもピカピカにしていたいとか、愛し方でかけられるお金もまた変わってくるでしょうし。

最後に私がガラスコーティングしたのはこの店です。
ズヤファクトリー

お近くの方は行かれるといいと思います。
感じの良い若いお兄さんが一生懸命作業してくれます。
腕もいいらしく相当な台数をこなしているとか。
料金も良心的でちょっとおススメ♪

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