電車でゲロ!服や靴にゲロを吐かれたときの対処法~弁償の相場は?
深夜、終電間際に電車に乗ると、電車の中で吐いている人をよく見かけますよね。
電車の床に吐かれるだけでも車両中にゲロのニオイが充満して迷惑なのに、すぐ近くで吐かれて、しかもあなたの服にゲロが飛び散る… なーんて、考えただけでもゾッとしますよね。
今回は、あなたが電車に乗っていた時に、いきなりゲロを吐かれた時の対処法と、「弁償のさせ方」や「相場」などについてご紹介していきます!
付き添いの人と話すようにしよう
電車の中でゲロを吐きかけられた時、あなたがまず初めにすべきことは…
ゲロを吐いた本人ではなく、「付き添いの人と話をする」ということです。
電車内でゲロを吐くような人は、すでに「前後不覚」に陥っています。そんな人を相手に、「すみません、弁償の話をしたいんですけど…」なんて話しかけても相手にしてもらえません。
ですので、こういう時は、ゲロを吐いた人の「友人らしき人」と話をするのが一番です。
「この吐いた人の名前と連絡先を教えてください。後日改めて賠償の話をさせていただきたいので」
と、落ち着いて尋ねるようにしましょう。
相手を怒鳴るのはNG
服にゲロを吐きかけられたからといって、間違っても「どうしてくれるのよ!」のように騒ぎ立ててはいけません。
なぜなら、我が国では基本的に、「騒いだ方が悪者に見える」という群衆心理があるためです。
怒ったほうが負け
つまり、あなたが服にゲロを吐きかけられたことが、いくらショックであったとしても…
「どうしてくれるのよ!もちろん、弁償してくれるんでしょうね!」
と、ゲロを吐いた本人や付き添いの人に向かって怒鳴ってしまうと、あなたが悪者になってしまう可能性がある…ってことなんです。
「おいおい、酔っ払い相手に大人げねぇなぁ…」みたいな。
こうなると、たとえあなたに全く非がなくても、あなたの方が「負けムード」になってしまいます。
反対に「恐喝」で訴えられることも…
最悪の場合、損害賠償請求で訴えるつもりが、あろうことか、相手から「恐喝」で逆に訴えられる… なんていう、笑えないケースも実際にあります。
ゲロを吐きかけられて、なおかつ訴えられるなんて… まさに「泣きっ面に蜂」ですよね。
ですので、電車内でゲロを吐きかけられたときは、まずは冷静になって、「ゲロを吐いた人の個人情報」を付き添いの人から聞き出すようにしましょう。
ここであなたの印象が良ければ、付き添いの人を味方につけることだって十分可能ですよ!
買い替えに必要な値段を請求しよう
では、今回のテーマで最も重要な「弁償の金額」について考えていきましょう。
「電車でゲロを吐かれた」で検索すると、その弁償額は「クリーニング代だけ」とするものや、「クリーニング代+慰謝料で1万円程度」とするものなど、様々な回答が出てきます。
しかし、他人からゲロを吐きかけられたときは、あえて「新品の買い換えに必要な金額」を請求しましょう。理由は…
たとえ、クリーニングに出したとしても、一度他人のゲロがかかった服なんて、「その後も着よう」なんて気にはとてもならないからです。
ですので、ゲロがかかった服は、今後はもう着ないようにして、相手にはクリーニング代ではなく「その服の新品の値段」を請求する方が理にかなっています。
「買い替えの値段」を請求するケースは実際に多い
「新品の値段を請求するなんて、さすがにやり過ぎなんじゃないの…」って思いますよね。
しかし、実際のケースを見てみると、
相手から「コートの買い替え費用」として、4万円を請求されました。
…という事例があります。
さすがに4万は多すぎるとしても、「クリーニング代だけで済ませよう」なんていうのは、やっぱり虫が良すぎる…ってことなんです。
レシートはあったほうがいい
服にゲロをかけられたときは、まず家に帰って、その服を買ったときのレシートや領収書を探してみましょう。
もしもレシートが残っていれば、「これだけの高価な服をダメにされた」という有力な訴訟材料になります。
レシートが見つからない… という場合は、それでも、服のメーカーや商品名などは服を見ればわかりますから、ネットで探せば類似の商品の広告などが必ずありますよね。
その広告を見れば、大体の金額がわかります。
ですので、相手には、ゲロをかけられた服の写真と、その服の広告などのページを提示して…
「この服は、一般には、○○円ぐらいの値段で売られているものですから、買い替えの費用として、○○円を弁償してください」と言うようにしましょう。
ダメ元で言ってみる
ただし、これはいわば「ダメ元」みたいなもんです。
「ゲロをかけられた服なんて着たくない!」というのは、あくまでもあなたの主観だからです。
世間一般の認識としては、やはり弁償額は「クリーニング代+αが相場」ということになっていますから、ゲロを吐いた相手も、おそらく相場の前後の額で手を打とうとします。
ですので、あなたが、「せめてクリーニング代だけでも出してもらえませんか…?」という、弱気な態度を見せてしまうと、そこからさらに弁償額を下げられてしまう恐れがあります。
そのことを見越した上で、「買い換え用の代金を全額弁償」というところからスタートすれば…
「クリーニング代+α」よりも、少しでもあなたに有利な金額で手を打つことができます。
裁判するにせよ、示談にせよ、あなたの主張はあくまでも、「全額弁償」からスタートするようにしましょう!
妊婦にかけられた場合は?
今回のテーマで、最もタチが悪いのは、会社のサラリーマンよりも、むしろ「悪阻(つわり)中の妊婦」です。
これも、ネット上に「妊婦からゲロを吐きかけられた」という実例があります。
非常識な妊婦は要注意!
基本的に、「妊婦の迷惑行為」というのは要注意です。
その妊婦は、泣きながら旦那に電話をかけて「迎えに来て…」と言っていて、本当にうざかったです。
…これも、実際にネット上に書き込まれた事例です。
世の中には、「妊婦なんだからいいでしょ!」と主張して、平然と迷惑行為を行なう非常識な妊婦も大勢います。
少しでも「非常識」なオーラを感じたら、そういう妊婦には近づかないほうが賢明です。
でも、もしも万が一、妊婦にゲロを吐きかけられた時は、周囲の目などは一切気にせず「旦那さんの連絡先を教えて下さい」とハッキリ言うようにしましょう。
まとめ
今回は、「電車の中でゲロを吐きかけられたときの対処法」と題し、
●基本は「服代の全額弁償」を相手に主張する
●ゲロをかけられた服のレシートを探し出す
●なければ、類似の商品の広告を探し出す
●その上で相手と、相談、裁判、示談などを行なう
…というプロセスをご紹介してきました。
基本的に、「電車内で人様に向かってゲロを吐く」ような人は、そんなことをする時点でかなり非常識な人ですから、あなたが下手に出る必要は全くありません。
あくまでも強気に「全額弁償」を請求するようにしましょう!
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