スーパーの試食で2つ食べるのはNG?知っておきたい試食のマナー
「スーパーの試食を食べ過ぎて、店員さんから注意された…」という経験はありませんか?
スーパーの試食コーナーは当然無料で食べられるのですが、やはり最低限のマナーというものはあります。
マナーを知らずに試食していると、お店の人から嫌な顔されたり注意されたりすることだってあるんです。
そこで今回は、スーパーやデパートなどで試食する際に知っておくべきマナーについてご紹介します。
原則は1人1つ
「食べてもいいのは、1人1つまで」
これは、スーパーの試食における基本的なルールです。
たまに1人で2つも3つも試食している人を見かけますが、これはマナー違反です。
だいたい、そんなことで注意されたらちょっと恥ずかしいし、なるべくやるべきではありません。
買う気がないなら…
なぜすべきでないかといえば、試食の本来の目的は「買うか、買わないか決める」ことだからです。
消費者の側は1つを試食して、「気に入れば買う」「気に入らなければ買わない」という判断をしなければいけません。
たくさん食べたいのなら、買って食べれば済むだけの話です。
しかし、「試食品をたくさん食べる人」は、往々にして「初めから買う気がない」というケースが多いもの。
これでは、お店にとって、試食してもらう「メリット」がありません。
「1人の客が2つも3つも試食して、挙句の果てに買わない!?」なんていうのは完全に「マナー違反」なので、お店の人から注意されたり嫌な顔をされたりするわけですね。
子供にもマナーを教える
また、試食コーナーのものを「子供にあまり食べさせ過ぎない」というのも、親としてのマナーです。
理由は明確で、極端な話、子供が試食コーナーのものを全部食べてしまったら…
他の人がせっかく「買うつもり」で試食したくても、試食できなくなってしまうからです。
子供は大人と違って「買うつもり」で試食するわけではありませんからね。
他人に迷惑をかけている
子供は、ただ単に「食べたいから」という理由で試食します。
「お金がかからないんだ!」と思えば、目を離していると際限なく食べてしまうことだってあり得ます。
こうなると、試食コーナーに群がる子供たちは、お店の人や他のお客さんに「迷惑をかけてる」ってことになりますから、やはり、親が責任を持って試食のマナーを教えておく必要があります。
子供が試食コーナーへ行こうとしたら必ず親も付き添い、「試食は1人1つまで」というルールを教えてあげるようにしましょう。
そして、もしも子供が「もっと食べたい」と言ったなら、きちんと購入して家で食べるようにしたいものです。
店員に声をかけるべき?
また、「試食を黙って取ろうとしたら、店員から嫌な顔された」という体験談もあります。
横に人がいるのに「黙って食べる」というのは、やはり相手に不快感を与えてしまうものです。
試食の品を食べる際は、なるべく担当の店員さんに対して「頂いてもいいかしら?」と声をかけるようにしましょう。
もちろん、「食べる前には声をかけてください」なんていう張り紙があるわけではありませんが、これもいわば「試食のマナー」です。
試食コーナーに担当の人が立っているなら、食べる前に一言「頂いてもいいですか?」と声をかけた方がお互いの心証は良くなります。
マネキンに迷惑をかける
また、試食コーナーでたくさん食べようとする人は、「無料で食べられるものを食べて何が悪いの?」という反論をするものです。
つまり「迷惑行為」だという認識も発想もありません。
無料だからといって試食のものを食べ過ぎると、少なくとも「マネキン」の人には迷惑をかけていることになります。
スーパーなどで「お一ついかがですか?」と声をかけて試食を呼びかける人を「マネキン」と呼びます。
そして、試食のマネキンには、「売れた数を本社に報告する」という義務があるのです。
そのため、もしもマナーの悪いお客さんがたくさん食べるだけ食べて、肝心の販売数が伸びないと、マネキンの責任問題になってしまうことも。
「マネキンの人に迷惑がかかる」ということも考慮して、試食の食べ過ぎは控えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、スーパーなどの試食コーナーで、最低限知っておきたいマナーとして…
・原則は1人1つまで
・子供だけで勝手に食べさせない
・親は子供に試食のマナーを教える
・黙って取るのではなく、マネキンに一声かけるようにする
・マネキンの人に迷惑がかからないようにする
以上のポイントについてご紹介してきました。
試食はあくまでも、「買うか、買わないか」を決めるためのものです。
買うつもりのない人が、試食のものをたくさん食べてしまったら、お店やマネキンの人、そして他の本当に買いたいお客さんにも迷惑がかかります。
くれぐれも、最低限のマナーを守って試食するようにしたいものです。
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