紅茶の種類と効能&美味しい淹れ方・飲み方と出がらしの使い道
紅茶の香りはとても良く、飲むとホッとして気分が落ち着きます。
心身ともにリラックスしたいときには最適な飲み物です。
ところで、紅茶にはすごくたくさん種類がありますよね。
種類ごとに際立った特徴があり、その効能も異なります。
紅茶なんて身近過ぎて、コアなファンでもない限り、日頃あまり気にすることもありませんが、ポピュラーであるが故に、実はその魅力は深かったりします。
ということで、今日は紅茶に関するおはなしです。
飲んだ後の出がらしの利用法などにも触れていきます。
紅茶の種類と効能について
紅茶にはたくさんの種類があります。
そしてその効能も種類により異なります。
代表的なものを挙げてみましょう。
◆ダージリン
特に紅茶に興味のない人でも「ダージリン」なら聞いたことがあるのではないでしょうか。
そう、定番中の定番と言える代表的な紅茶です。
透明感のある美しい橙色をしていることから「紅茶のシャンパン」とも呼ばれていますね。
香りがとても良くて、やや渋味があるのに後口が爽やかでストレートティーで飲むのに向いています。
【 効能 】
・リラックス効果
・疲労回復効果
・酸化防止
◆アッサム
北東インドで収穫された茶葉から抽出される紅茶は、濃い茶褐色をしており、濃厚なコクと芳醇な香りが特徴です。
ミルクとの相性が抜群に良いので、ミルクティーとしても広く好まれています。
【 効能 】
・殺菌作用
・アンチエイジング効果
・抗酸化作用
◆アールグレイ
中国原産の茶葉に、ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶です。
透明感があり豊かな香りが特徴のフレーバーティー。アイスティーで飲まれることが多いのも特徴です。
【 効能 】
・殺菌作用
・リラックス効果
・冷え性の緩和
◆ウバ
他の紅茶とは味と香りが全く異なります。
個性が強いので好き嫌いが分かれますが、深紅色でメントールの香りがし、コクがあって爽やかな紅茶です。
香りが苦手という人は、ミルクティーにして飲むとよいかもしれませんね。
【 効能 】
・抗菌作用
・頭痛改善
・利尿効果
・疲労回復効果
・リラックス効果
◆キーマン
世界三大茶葉の1つで、茶葉が細かいのが特徴です。
渋味が少なく糖蜜のような甘さがあり、柔らかい味がする紅茶です。
【 効能 】
・リラックス効果
・ダイエット効果
・疲労回復効果
・インフルエンザ予防
◆ニルギリ
最近人気が出てきた紅茶で、クセが無く飲みやすいのが特徴。どんな飲み方にも向いている紅茶です。
すっきりとした香りと穏やかな風味で、渋味が少なく大変飲みやすい紅茶といえるでしょう。
【 効能 】
・アンチエイジング効果
・リラックス効果
・生活習慣病予防
この他にも紅茶にはたくさんの種類があります。
味も香りもそれぞれ異なり、飲んだ際の印象も違うので、お好みの茶葉を見つけてみるのも楽しいかもしれませんね♪
紅茶を美味しく飲むには?
せっかく紅茶を楽しむのなら、やはり美味しくいただきたいものですよね?
本格的に茶葉から淹れる方法もあれば、手軽にティーバッグで楽しむといったこともできます。
茶葉でもティーバッグでも、それぞれに美味しく紅茶を淹れる方法があります。
またミルクティーにするときやアイスティーにするときも、より美味しく淹れる方法があります。
それぞれみていきましょう。
【 リーフティー 】
1. 予めポットとカップを湯通しして温めておきます。
2. 杯数分の茶葉を温めたポットに入れます。
・1杯分:2.5~3g
・細かい茶葉:ティースプーン中盛り1杯
・大きい茶葉:ティースプーン大盛り1杯
3. 空気をたくさん含んだ汲みたての水を沸騰させ、ボコボコしている状態のものをポットに注いで蓋をします。
・1杯分:150ml~160ml
4. 時間を計り、茶葉を蒸らします。
・細かい茶葉:2分半~3分
・大きな茶葉:3~4分
5. スプーンでポットの中を1掻きし、茶こしで濾しながらカップに濃さが均等になるように注ぎます。
【 ティーバック 】
1. 温めたカップにティーバッグを入れ、沸騰した熱湯を注ぎます。
2. 受け皿などで蓋をして蒸らします。(ここポイント)
3. ティーバッグを軽く数回振ってから取り出します。スプーンでギューッと押したりしちゃだめですよ(笑)
【 ロイヤルミルクティー 】
1. 鍋に水を入れて沸騰させ、茶葉を入れて火を止めます。
・1杯分の水の量:80ml
・茶葉の量:ティースプーン山盛り1杯
2. 蓋をして2~3分蒸らし、牛乳を加えて少し混ぜて弱火にかけます。
・1杯分の牛乳の量:80ml
3. 沸騰する前に火を止め、茶こしで濾しながらカップに注ぎます。お好みで砂糖やはちみつで甘味をつけると更に美味しくなります。
【 アイスティー 】
1. 温めたポットに茶葉を入れます。
・1杯分の茶葉量:ティースプーン2杯
2. 沸騰したお湯をポットに注ぎます。
・1杯分のお湯の量:150~160ml
3. 蓋をして2~3分蒸らした後、茶こしで濾しながら別のポットに移します。甘味が欲しい時はここでグラニュー糖を加えて溶かします。
4. 細かく砕いた氷を入れたグラスに先ほどの紅茶を加えて冷まします。一気に冷やすイメージで注いでください。失敗すると濁ってしまうことがあります。
このようにして、どんな紅茶でも美味しく淹れることができます。
お湯の注ぎ方、蒸らし方など、各工程を丁寧にすることで、紅茶はより一層美味しくなるでしょう。
ティーバッグの紅茶でもきちんとした淹れ方をすれば思いのほか美味しく飲むことができますよ。
紅茶の出がらしの使い道
紅茶を美味しくいただいた後、残った出がらしが気になったことはありませんか?
出がらしとは言え、香りも良いし、このまま捨てるのは何だかもったいない気がしてしまいます…。
何か使い道はないのものでしょうか。
ということで、紅茶の出がらしは、工夫次第で以下のようなものに変身します。
・消臭剤
出がらしの茶葉をフライパンで炒ったり、レンジでチンするなどして水気を飛ばし、十分乾燥させたものを消臭したい所に置きます。
紅茶の葉が嫌な臭いを吸収し、かわりにほんのり紅茶の良い香りが。
・お部屋の消臭
茶葉をフライパンで炒り、煙が出てきたところで火からおろし、フライパンを揺らして茶葉の煙を部屋中に撒き散らします。
お魚を焼いたあとに部屋にこもった臭いなどにけっこう効果がありますよ。
・ホコリを押さえる
出がらしを絞って少し水気を切ったものをホコリの気になる場所に撒いて掃除をするとホコリをからめ取ってくれます。
濡らした新聞紙などでやるのと同じ要領ですが、ほんのり良い香りがしてなかなかよいかも。
・肥料
乾燥させた出がらしを土に混ぜて使用します。アールグレイ等のフレーバーティーではなく、普通の紅茶を利用した方が良いでしょう。
・アイパック
使った後のティーバッグを冷蔵庫で冷やしておいて、それを目の上に置くと、あら不思議!目の疲れが癒されます。
・風邪やインフルエンザ対策
出がらしとは言え抗菌作用はまだ残っています。温かい出がらしでうがいをすると喉が温まりサッパリします。
・お風呂に入れる
ティーバッグならそのまま使用できます。
お風呂に入れることで炎症などを抑えてくれる他、消臭効果もあります。入浴剤などを入れていないお風呂で使います。
また、茶渋がつかないように、お風呂のお掃除は入念に。
などなど、紅茶の出がらしは思いのほか色んなことに使えるんです。
美味しくいただいた後はとっておいて再利用するのも悪くありませんね。
特にお部屋の消臭なんかいいと思いますよ。
まとめ
紅茶には色んな効果がある他、出がらしも色んなことに使えて一石二鳥です(笑)
紅茶にはたくさんの種類があって味も香りも様々です。
いろいろ飲み比べてみて、自分の好みの紅茶が見つけられるとよいですね。
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