アライグマはペットにできるか?何でも洗う習性やたぬきとの違い
とっても可愛いアライグマですがペットとして飼うことはできるのでしょうか?
飼えるなら飼ってみたいものです♪
タヌキとも似ている気がしますが… どこが違うのでしょう?
また、何でも洗う習性についても調べてみました。
アライグマとタヌキの違いとは?
見た目とても似ているように思うのですが、どこが違うのでしょう?
それぞれについてみていきましょう。
【 顔の見た目 】
アライグマ
耳の縁が白く、眉間に黒い筋、白いヒゲが目立つ
タヌキ
耳の縁が黒く、眉間に筋はなく、ヒゲは黒い
【 シッポ 】
アライグマ
フサフサで黒い縞模様
タヌキ
短く縞模様は無い
【 手足 】
アライグマ
足跡は人の手形のようで物をつかむことができる
タヌキ
犬と同じような足跡で、手足は黒い
【 特徴 】
アライグマ
手先が器用で木登りが得意
水が好きで成長と共に気性が荒くなる
タヌキ
手先が不器用で木登りも苦手
このような違いがあります。
タヌキは特別天然記念物とされているのに対し、アライグマは有害鳥獣指定を受けており捕獲され駆除されているのが現状です。
見た目の可愛さとは違って人になつくこともなく、性格も獰猛なアライグマは、ペットとして飼ったものの手に負えなくなり、野山に放したものが野生化して大量に増える結果となってしまいました。
アライグマはペットとして飼えるの?
見た目はとっても可愛いアライグマですが、ペットとして飼うことはできるのでしょうか?
まず、その答えは…
残念ながらできません。
昔はアライグマは1匹5万円位で販売されていたこともありました。
人になかなか馴れないことからペットとして飼ったものの手放してしまったものが野生化したのは先述の通りです。
繁殖力も強く、大量に増えたアライグマが農作物を食い荒らしたり、ゴミをあさったり、家に勝手に住み着くなどして人々に様々な被害を与えるようになりました。
昔はペットとして飼われていたこともあるアライグマも、平成16年に特定外来生物のリストに名前が挙がり、人や農産物に被害をもたらす生物とされました。
現在、日本では残念ながらアライグマはペットとして飼うことはできないし、勝手に野生のアライグマを保護することも禁止されています。
人間の勝手で捨てられたペットのアライグマが野生化し、今や邪魔者扱いされているとは何とも可哀想なものです。
ちなみにアライグマをペットとして飼った際の寿命は14年位で、人参、リンゴ、バナナを主食に、副食にドッグフードを与えると良いそうです。
アライグマが何でも洗う理由とは
アライグマと言えば何でもモノを洗うイメージがあると思うのですが、あの習性は人間に飼育されているアライグマだけが行うもので野生のアライグマはしないそうです。
なぜあのような行動をするのかハッキリしたことは分かっていないようですが、アライグマは夜行性で目が悪いことから、水中の獲物を手で探っている姿が洗っているように見えているのではないかという説があります。
洗っているのではなく、目が悪くてそれが何なのか分からないので手で触って確かめているとのこと。
「アライグマ = 洗いグマ」だと勝手に人が名前をつけてしまったにすぎないらしく、アライグマは綺麗好きだから何でもかんでも洗うのだと思っているのは単なる勘違いということです。
真実が分かるとちょっとガッカリしてしまいましたね…。
貰ったリンゴなんかを洗って綺麗にして食べているという訳ではなく、目が悪くてそれが何か分からないのでただ触って確かめているというだけの行為でした…。
まとめ
アライグマの事を調べてみるとちょっと思っていたのと違っていましたね。
可愛く見えるのに凶暴で人にもなつかない、綺麗好きだと思っていたのにただモノを確認していただけとはガッカリです。
あらいぐまラスカルのイメージが強かったのですが、あれはアニメの中だけのものだったようです。
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