老眼になる原因と対策&初期症状。老眼になりやすい人とは?
老眼は年齢を重ねると、程度の差こそあれ誰にでも現れる症状です。
でも、早くに老眼になる人もいればそうでない人もいて、その違いはどこにあるんでしょうね?
もし、老眼にならないために何か対策があるのならぜひ知りたいし実践したいものです。
老眼になる原因とその対策法について
老眼鏡を下の方にかけて、上目づかいでこちらを見る父の仕草がなんとも年よりくさく見えたものですが、自分もウカウカしてはいられない年齢になる(なった)かな?
ところで、なぜ老眼になるのかというと、目の水晶体の機能が加齢とともに衰えて弾力性を失ってしまうからなんです。
人の目はどのように物を見ているのかというと…
外から目に光が入り、その光が角膜から「水晶体」を通って「毛様体筋」という水晶体の厚さを調節してピントを合わせるところでピントを合わせ、屈折した光が網膜に達し、視神経を通って脳に情報が送られる…。
そうやって物は見えているんです。
ちょっと難しくて分かりませんでしたね(笑)
まぁ、医学的にはそういうことなんですが、水晶体のピント合わせというところがキモです。
近くの物を見る時は水晶体を厚くし、遠くを見る時には水晶体を薄くするのですが、老眼が進行するとその辺の機能が低下して近くの物が見えにくくなります。
それは加齢とともに水晶体の機能が衰えることで毛様体がピントを合わせようとしても水晶体の弾力が不足し、近くにピントを合わせることができなくなるから。
すなわちそれが老眼です。
老眼は近くだけではなく、実は遠くも見えにくくなるのが特徴ですが、最初に近くの物が見えにくくなることから、「老眼は近くの物が見えにくくなる」現象(症状)だと思われがちです。
そして老眼というのは、なる時期こそ人それぞれですが、避けては通れない道で、遅かれ早かれあなたにも、そして私にもその症状が現れます。
しかし、なるべく老眼の症状が現れるのを遅らせる方法がないではありません。
その方法というのは…
老眼を予防するには、ビタミンA・B・C・Eが不足しないようにします。
・眼精疲労は早めに改善する
眼精疲労は老眼を進行させてしまう原因になるので、疲れた目はなるべく早く休息させ疲れを取るようにします。
・目を休息させる
目の疲れを感じた際には目に蒸しタオルを当てるなどして疲れを緩和させてあげるようにします。
・紫外線を避ける
強い紫外線を浴びると目に悪い影響を与えるので、紫外線の強い時の外出にはサングラスをかけるなどして目を保護するようにします。
・毛様体筋を鍛える
毛様体筋が衰えるとピントが合わなくなるので、眼球を動かす運動をするなどして毛様体筋を鍛えるようにします。
少しでも老眼の進行を遅らせるためにも目を大切にしてあげて下さいね。
気になる老眼の初期症状について
最近、目が疲れやすかったり近くの字が見えにくいというような目の違和感を感じているなら、それはもしかすると老眼の初期症状かもしれません。
老眼の初期症状というのは…
物がかすんで見えにくくなります。
・目の疲れ
無理にピントを合わせようとして「無理をしている」ので目に疲れが現れます。
・肩こりや頭痛
見えにくい目を酷使することで眼精疲労が起こり、そのせいで肩こりや頭痛の症状が現れます。
少しでも思い当たるような症状があればそれは老眼のきざしかも…。
症状が進行しないように目をしっかりと休息させてあげましょう。
老眼になりやすい人というのは?
視力が良い人ほど早く老眼になり、逆に視力が悪い人ほど老眼になりにくいという話を聞いたことはありませんか?
はたしてそれは本当なのでしょうか?
その答えは、NOです。
老眼の症状が現れる時期や年齢は人それぞれで違いますが、老眼というのはまず誰でもなるので、それが早いか遅いかだけです。
近眼の人が老眼になりにくいというのは、ただ単に自分が老眼になってきている自覚症状に乏しいだけで、実際には症状が現れているのに気付いていないだけ。
近眼の人というのは普段、眼鏡やコンタクトレンズを使用して視力を矯正していますが、その状態で老眼が進むと近くが見えにくくなります。
ところが眼鏡やコンタクトレンズを外すと近くが見えてしまうので、自分に老眼の症状が出ているということに気付かずに過ごしているわけです。
もともと近眼の人に老眼の症状が出ているサインとしては、眼鏡やコンタクトレンズを外した時には近くが良く見えるけど、装着している状態で遠くは良く見えるのに近くが見えにくいといったケース。
近眼の人は老眼の症状に気付かずに症状が進行してから気付く場合が多いので、気をつけなければいけませんね。
まとめ
老眼は遅かれ早かれ誰もが通る道ですが、なるべくその症状が現れるのを遅らせる為に努力をしましょう。
老眼の症状が現れた際にはなるべく早く症状を認め、少しでも進行を遅らせるために対策をとることが大切です。
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