甘酒の栄養成分とその効果。甘酒は妊婦さんや子供も大丈夫?
寒くなってくると甘酒が美味しくなってきますよね。
最近は夏場の暑い時期用に冷やし甘酒なんかも販売されていますが、甘酒にはどんな栄養成分が含まれていてどういった効果があるのでしょう?
その辺を調べてみましょう。
また、甘酒を使った簡単アレンジレシピについても掲載しました。
甘酒の栄養成分とその効果について
甘酒は、別名「飲む点滴」と言われるほどたくさんの栄養素が含まれています。
甘酒は、その昔、夏バテ対策や疲労回復のために飲む栄養剤の役割を果たしていたんですよ。
甘酒には種類があって、製法により異なります。
・米麹を発酵させる
米と麹を発酵させて作ったもので、発酵の際に自然な甘味が出ることから砂糖は使いません。
アルコール分も入っていないので誰でも飲むことができます。
尚且つ、他の製法のものより栄養素が豊富に含まれています。
・酒粕を溶かす
手間がかからず簡単に作ることができますが、甘味を出すために大量の砂糖が使われています。
アルコールも含んでいるので、飲む際には気をつけましょうね。
甘酒にはどんな栄養成分が含まれていて、
それがどんな効果をもたらせてくれるのかというと…
・美肌効果
麹に含まれるコウジ酸にはシミの原因となるメラニンの生成を抑えてくれる効果があります。
シミやくすみ防止に役立ちますね。
・お肌のハリアップ
パトテン酸がビタミンCの働きを助けてくれるので、コラーゲンの生成や紫外線からお肌を守ってくれます。
また、ビオチンの効果で健康的なハリのあるお肌作りに一役買います。
・お肌の潤い効果
必須アミノ酸が9種類全て入っているので乾燥肌対策になります。
・アンチエイジング効果
麹が出す酵素の効果で細胞の活性化や修復ができます。
若返り効果が期待できますね。
・美髪効果
麹には頭皮の若返り、美しい髪をつくる効果があって、ビオチンには髪の毛を美しく健康に保つ効果があります。
・ダイエット効果
麹由来の食物繊維やオリゴ糖の効果で腸内環境を整え、便秘を解消する効果があります。
また、豊富に含まれるビタミンB群は脂肪を燃焼しやすくしてくれる効果があります。
・疲労回復効果
消化酵素が消化を助け、ビタミンB群やブドウ糖の効果で身体に栄養を取り入れて回復させてくれる効果があります。
などなど、甘酒は豊富な栄養素を含み、様々な効果が期待できることが分かりましたね^^
また、甘酒は飲むだけでなく直接顔に塗ってスキンケアとしても用いられることがあるんですよ。
甘酒は妊婦さんや子供が飲んでも大丈夫?
妊娠中の飲酒は胎児に悪い影響を与えるからという理由からNGということになっていますよね?
では、栄養豊富な甘酒は飲んでも大丈夫なのでしょうか?
その答えは…
米麹から作る甘酒ならOK!
理由はアルコール分を含んでいないからです。
酒粕から作った甘酒にはアルコール成分が含まれているので、妊婦さんは飲まない方が良いでしょう。
また、酒粕から作った甘酒のアルコール度数は8%と意外と高いので、妊婦さんや子供さんは酒粕から作った甘酒は飲まないようにしましょうね。
妊娠中のアルコール摂取は、胎児に発達障害が現れたりする「胎児性アルコール症候群」を引き起こす恐れがあります。
そのため、酒粕から作られた甘酒はもちろんのこと、市販の酒粕にも注意が必要です。
ノンアルコールとして酒粕が販売されている場合もありますが、しかしノンアルコールというのは全くアルコールが含まれていないというのではなく、アルコール度数が1%未満という意味なので勘違いしないように注意しましょうね。
甘酒を使ったアレンジレシピ
甘酒に少し手を加えて
もっと美味しく飲む方法というのは…
・甘酒 × 豆乳
豆乳を温めた中に紅茶のティーバックを入れて煮出し、カップに入れた後に甘酒を加えて混ぜます。
・甘酒 × レモネード
甘酒を耐熱マグカップに入れて温め、それにレモン汁を混ぜます。
・甘酒 × バナナ
凍らせたバナナを小さく切り、それと甘酒、豆乳をミキサーで混ぜれば出来上がり。
・甘酒 × ココア
鍋に入れたココアを牛乳と混ぜ、そこに甘酒を入れて温めます。
・甘酒 × トマト
皮ごとザク切りにしたトマトと甘酒をミキサーで混ぜれば出来上がり。
などなど、何と混ぜても意外と美味しくいただけるんです^^
甘酒をそのまま飲むのも良いですし、アレンジすると毎日でも色んな味を楽しみながら飲むことができますね♪
まとめ
甘酒はとても身体に良いことが分かりました。
しかし、酒粕から作った甘酒は砂糖がたくさん含まれているうえ、アルコール分も含んでいるので色んな面から避けた方がよさそうですね。
お子さんや妊婦さんでも誰でも安心して飲めるのは「米麹から作った甘酒」ですので、そちらを推奨します。
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