インフルエンザについて。赤ちゃんや妊婦さんが感染したら?

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インフルエンザ

インフルエンザの流行の季節がやってきました。

毎年予防接種は行われているものの、今年は何型のインフルエンザウイルスが流行するのでしょうか?

子供さんがいるご家庭ではインフルエンザの感染には細心の注意を払っていることでしょうが、もし、妊婦さんや赤ちゃんがインフルエンザウイルスに感染してしまったらどう対処すれば良いのでしょう…。

インフルエンザについて色々調べてみることにしましょう。

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インフルエンザの症状とその期間について。

インフルエンザは毎年流行しますが、やはり今年も流行するのでしょうか?

インフルエンザは風邪とは違い、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気で、急激に激しい症状が現れるのが特徴です。

健康な人なら1週間もすれば症状は改善されますが、お年寄りや子供、身体が弱っている人の場合、気管支炎や肺炎を併発する事もあり、ひどい場合は脳炎や心不全を引き起こす可能性もあります。

インフルエンザの特徴をまとめると…

・潜伏期間:1~3日

・感染経路:飛沫感染が主

・発症:38℃以上の高熱

・療養期間:1週間程度

このようになりますが、
その主な症状は、悪寒、頭痛、関節痛、全身の倦怠感、咳、痰、腹痛、下痢、呼吸困難などで、特に激しい悪寒と関節痛は耐えがたいほどひどいものです。

インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型があり、どのインフルエンザウイルスがその年流行するかによって症状も変わってきます。

A型は感染力が強くて大流行しやすく、症状も重篤になりやすくて死に至る可能性もあります。
B型はA型と比べると症状はやや軽く、大流行はしにくい傾向にあります。
C型は風邪と変わらない位の症状であまり流行はしません。

インフルエンザウイルスの型は3種類でも、2009年の時のように新型ウイルスが流行する時もあって、そんな時は予防接種を受けていても型が合致せず、たくさんの人に感染してしまうことになります。

インフルエンザは赤ちゃんにもうつる?

インフルエンザウイルスはもちろん赤ちゃんにも感染します。

大人でもあれだけ辛いあの症状、小さな赤ちゃんが果たして耐えることができるのでしょうか?

大人だったらインフルエンザウイルスが流行する前に予防接種を打って予防しますが、はたして小さな赤ちゃんは予防接種を受けることができるのでしょうか?

その答えは…

ずばり、できます。

しかし、卵アレルギーのある子供は受けることができないのと、ワクチンの有効率は50%程度だと言われています。

ワクチンを接種していれば仮に感染したとしても症状を軽く抑えられるので、やはり赤ちゃんにも予防接種を受けさせた方が良いでしょう。

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大人なら辛い症状を口して周囲にアピールすることができますが、まだ喋れない赤ちゃんにそれは無理です。

しかし、赤ちゃんでも大人と同じ症状が現れることから相当辛いはずで、そんな時はずっと泣くかグッタリしているはずです。
周囲の大人がそういった変化を見逃さないように気を付けてあげる必要があるでしょう。

もし、赤ちゃんがインフルエンザに感染してしまった時に
どうすれば良いのかというと…

・水分補給
下痢や嘔吐、高熱が続くと体内の水分が不足して、脱水症状をおこしてしまいます。
水分はしっかりと与えるようにしましょう。

・湿度を保つ
加湿器や濡れタオルなど利用して室内の湿度を50~60%に保つようにします。
乾燥はウイルスを繁殖させるうえ、喉の粘膜が傷み(痛み)やすくなります。

・薄着
熱が高い時には薄着で、熱が下がったら服を着させるようにするなどして温度調節してあげましょう。

・お風呂は入れない
お風呂に入れることで体力を消耗してしまうので、お風呂は熱が下がってからにして、やわらかいタオルで身体をやさしく拭いてあげるようにしましょう。

これらのことに注意して対処してあげてください。

妊婦さんがインフルエンザに感染すると薬は飲める?

妊婦さんは風邪をひいても薬が飲めないなんて話しはよく聞きますが、もし症状が辛いインフルエンザに感染してしまった場合、薬は飲めるのでしょうか?

妊娠中というのはどうしても免疫力が低下しているため、インフルエンザウイルスに感染すると普通よりも重症化しやすいことが分かっています。

インフルエンザウイルスに有効な予防接種やタミフルの服用は妊娠中はダメだと思って、インフルエンザ感染してもそのまま耐えて重症化してしまうケースは少なくありません。

さて、それでは妊婦さんは予防接種やタミフルを服用することができないのでしょうか?

その答えは…

大丈夫です。

妊娠16週まではお腹の中の赤ちゃんの状態が不安定なため、予防接種を受けることができないと思われていましたが、実験の結果、インフルエンザのワクチンは生ワクチンではなく不活化ワクチンなので重篤な副作用は無いことが判明しました。

妊娠中にインフルエンザに感染してしまう事の方が大変なので、流行する前に医師に相談してみると良いでしょう。

また、タミフルの服用についてですが、妊娠中でも処方してもらえますし、流産や先天異常が出る可能性は無いと言われています。
念のため、病院では妊娠中である旨を伝えて薬を処方してもらいましょう。

まとめ

インフルエンザウイルスの驚異は恐ろしいので、感染する前に予防接種を受けておきたいものです。

赤ちゃんや妊婦さんでも大丈夫なことが分かりましたので、しんどい思いをする前に対処しておきましょうね。

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