フェレットってなつくの?フェレットの生態と正しい飼育法
フェレット、可愛いですよね^^
一頃は、フェレットもペットブームの波に乗りましたが、最近は人気もそれほどではないようです。
しかし、ペットショップで見ると… やっぱり可愛い♪♪♪
ハンモックで窮屈そうに何匹も重なるようにしてスヤスヤ寝ている姿を見るとなんとも癒されます。
「なんて自由に過ごしてるんだ!」って羨ましくなっちゃいます!
ところで、フェレットってどんな動物なのでしょう?
犬のように人になついたりはするのでしょうか?
飼い方を含め、フェレットについて色々調べてみることにしましょう。
フェレットってどんな動物?
飼育方法などを知る前に、まずはフェレットがどんな動物なのか詳しく理解する必要があります。
フェレットはイタチ科の肉食性の哺乳小動物です。
「ステップケナガイタチ」というイタチを家畜化したもので、ヨーロッパでは古くから飼育されてきました。今では世界中で飼育されています。
オスとメスではオスの方が体が大きく、視力は良くありませんが嗅覚と聴覚は優れていて、動くものに対して機敏に反応します。
ところで、フェレットをペットの対象として考えてみた場合、気になるのがその寿命です。
一般に小動物の寿命は短いイメージがありますがフェレットはどうなのでしょう?
調べてみると、フェレットの寿命は6年~12年位ということです。
長生きするフェレットなら犬などと同じくらい生きることになります。
フェレットは好奇心旺盛で子猫のような性格をしていますが、猫よりも人に懐く?ので人気があります。
教えてあげればトイレもきちんとできるし、色んな芸も覚えます。
また、普段あまり鳴くということがありません。そのためマンションなどでも飼いやすいといった点も人気です。
事実、ペットショップにいるフェレットを見てもあまり鳴いている姿を見ることってありませんよね。
とは言え、まったく声を発しないわけではなく、機嫌が良い時は「クックックッ」と嬉しそうにないたりします。
逆に機嫌が悪い時は「シャー」と鳴きますが、声はそれほど大きくありません。
しかし、本当にビックリした時は犬ほどの大きな声で鳴くこともあるので、もしもフェレットがすごく大きな声でないた時は本当にビックリしているんだ!と理解してあげることが必要で、その驚いた原因を取り除いてあげましょう。
フェレットってなつくの?
フェレットはイタチ科の動物ですが、イタチってそもそも人になついてくれるでしょうか?
他のイタチ科の動物にはラッコやミンク、スカンクなどがいますが、動物園で見かけることはあってもペットのイメージは全然なくて、あまり人になつくような感じはしません。
その点、フェレットは犬や猫のように人になついてくれるのでしょうか?
その答えは、
フェレットはよく人になつく動物です。
フェレットは、赤ちゃんの時から飼っても、既に大人になっているフェレットを飼っても、人によくなつきます。
大きくなったフェレットを飼う場合には、お互い良く理解し合えるように丁寧にきちんと接してあげれば本当によくなついてくれます。
フェレットは人と遊ぶのが大好きで、遊んで欲しい時やかまって欲しい時には近くに寄ってきたり、寂しい思いをさせてしまうと気を引こうとして来たりします。
また、フェレットは人間の気持ちを理解できる動物とも言われ、悲しい時なんかにはその気持ちを察して癒しの存在になってくれます。
もしフェレットを飼ってみたものの全くなつかなくて困っているなら、時間をかけてスキンシップを取るようにしましょう。
フェレットも慣れない環境に連れてこられて不安な気持ちが大きいと、どうしてもなかなかなついてくれず、それを無理にケージから出そうとしたり、嫌がっているのに無理に抱っこしたりすると、余計に嫌な印象ばかりが残ってなつくのも遅くなってしまいます。
フェレットはストレスにとても弱い動物なので、初めはなかなかなついてくれない個体もいます。
しかし、元々人になつきやすい動物なので、なかなかなつかなくてもゆっくりと時間をかけて優しく丁寧に接してあげることで、やがて打ち解け、最愛のペットになることでしょう。
フェレットの飼育法
ペットショップで可愛いフェレットを見て、やっぱり飼いたいな~と思うものの、気になるのは飼育の難易度です。
フェレットって飼うのは簡単なのでしょうか?
フェレットを飼う際の注意点を以下に挙げましょう。
・ケージ
フェレットは高い所に登るのがとても好きなのですが、その割に高さを認識する感覚が弱いので、高ければ良いという訳ではありません。
ハンモックで寝るのが好きなのでハンモックを装着し、清潔に保つためにハンモックにはタオルを敷いておくと洗濯も簡単で良いでしょう。
その他にゲージの中には陶器の重い食器、給水器、トイレを置くようにします。
・エサ
赤ちゃんの時にはお湯でふやかしたフードを与え、成長後は専用のドライフードを与えるようにします。
赤ちゃんの時は消化器官が未熟なので下痢になってしまうことがよくあるため、ドライフードはあげないようにしましょう。
・病気
フェレットは4歳を過ぎた辺りから病気になる可能性が増します。
フェレットを診てくれる獣医が少ないことから、予め近くにフェレットを診られる動物病院を探しておきましょう。
また、フェレットは驚くことに人間の風邪がうつる動物です。風邪をひいた人が家にいる場合はフェレットに接触させないように注意しましょう。
・暑さ対策
フェレットは暑さに弱い動物なので、家を留守にする時には温度管理に注意するようにしましょう。
最適な室温は20~23度なので、常に25度以下に室温を保つようにしたいものです。
・ストレス緩和
フェレットはストレスに弱い動物なので、ケージに入れっぱなしにしておかず、最低でも1日に1回はゲージから出して遊ぶようにしてあげましょう。
・体のケア
爪は2週間に1回位のペースで切りましょう。その際に爪の血管を切らないよう十分に注意します。
耳は2週間に1回のペースで掃除してあげることをお勧めします、耳ダニの発生を抑えるためにもぜひ実践してください。
お風呂には2~3ヶ月に1度入れて上げて、専用のシャンプーで洗ってあげます。中にはとてもお風呂好きの子もいます。お風呂で一緒に遊べるならまた違ったスキンシップが取れてなお良いでしょう。
・性格を理解する
とても賢いので、一度危険を感じた場合、それをきちんと学習して二度と同じ過ちをしなくなります。
性格を理解してしっかりしつけをすることでお互い快適に暮らせるでしょう。
まとめ
フェレットはとても賢い動物だということが分かりました。
ちゃんとお世話をしてあげればよくなついてくれるし、人の気持ちも理解してくれるので、癒しと安らぎを与えてくれる優れたペットといえるでしょう。
人間の風邪もうつるデリケートな動物ですから、風邪をひいた時にはフェレットに風邪をうつさないように注意しましょうね。
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