ペットについたノミの駆除法と人に与える影響&ノミのジャンプ力
ペットを散歩に連れていくと、草むらに入らないように気をつけていてもどうしても体にノミをつけてきてしまう。
散歩に連れて行かない訳にはいかないし、一体どうしたら良いのだろう…
痒がっているワンちゃんを見るのも可哀想だし、人間にも被害が及ぶことも!?
ノミのライフサイクルを知ってしっかり駆除をしよう!
ペットについたノミの駆除法
その後、幼虫 → さなぎ → 成虫へと成長するのですが、目に見えるノミというのは、既に成虫へと成長しているノミで、その割合は全体のたった5%にすぎません。
ノミが繁殖するには気温が13℃以上あればいいので、日本では1年を通じていつでも繁殖ができるような条件が揃っています。
犬についてしまったノミを駆除するには、このノミのライフサイクルを断ち切る必要があります。
また、ノミのピークシーズンは梅雨から夏にかけての時期です。
犬に限らずペットについたノミを駆除するために薬は数多く用意されていますが、その中でも「フロントライン プラス」という薬が信頼性が高く、効果も高いとして推奨されています。
フロントライン プラスは、投与後概ね24時間でノミが駆除できる上、ライフサイクルも遮断できるのでノミを駆除するには最適です。
また、薬を使わない方法として、ノミ取りシャンプーや首輪などを使用する方法もありますが、もしノミが家の中でも繁殖してしまっている場合はそちらの駆除も行う必要があります。
では家の中でも繁殖している場合の対処法をみていきましょう。
まずはペットが生活をしている全ての場所を掃除します。
毎日掃除機をかけ、掃除機のゴミパックは「殺ダニ用」を使ってこまめに交換するようにします。
また、床などを拭く場合は60℃以上のお湯を使い、その後日光によく当てて換気をこまめに行いましょう。
バルサンも効果があると言われていますが、バルサンの効果はノミの成虫や幼虫だけにしか効かず、卵とさなぎには効果がありませんので、すべてのノミが駆除できる訳ではないようです。
犬にノミがつかないように、散歩の際にはあまり草むらに近づかないようにして、予めしっかりと薬で予防しておきましょう。
ノミが人に与える影響とは?
ノミの被害を受けるのは可愛いペットだけでなく、もちろん人間にも被害が及びます。
ペットの犬や猫にノミが寄生すると、咬まれた時の刺激で刺咬症やノミの唾液でアレルギーを起こし、アレルギー性皮膚炎を発症する場合があります。
強い痒みのせいで体を引っ掻き、皮膚がボロボロになってしまうことも少なくありません。
またストレスが大きくなっったり症状がひどくなると脱毛や貧血症状になります。
これはペットに限った事ではなく、ペットについたノミは私たちが生活しているスペースにも入りこみ人に寄生することもあります。
人がノミに咬まれた場合、ペットに起こる症状と同じことが人間にも起こります。
人がノミに咬まれた場合、唾液によるアレルギー症状の痒みが10分~48時間前後の内に起こり、皮膚に紅斑や丘疹ができて、痒みがひどいせいで掻き過ぎて化膿してしまう恐れもあります。
痒みはペットにとっても人にとっても耐え難いものなので、このようなことにならないように未然に防ぎたいものですね。
ノミのジャンプ力について。
少し話しは変わりますが、ここでノミのジャンプ力についてお話ししましょう。
ノミというのはピョンピョン飛び跳ねるというイメージがあると思うのですが、実際にはどの位ジャンプ力があるものなのでしょう?
調べてみて驚いたのですが、ノミはあの小さな体で自分の体長の150倍ものジャンプ力があることが分かりました!
ノミの体は小さいので150倍といっても跳躍力はせいぜい30センチ位ですが、昆虫界の中ではバッタを差し置いて跳躍力は一番です。
「へぇ~!」と感心している場合ではありません!
それだけノミがジャンプできるということは、少し位の高さだと簡単に登ってしまうことになるのです。
足元でピョンピョンしているだけだから、足を上に上げておけば問題ないと思っているかもしれませんが、ノミはそのジャンプ力で上へ上へと上がることができますので注意が必要です。
まとめ
ノミはただ痒みを引き起こすだけでなく、ひどい場合はアレルギー症状を引き起こすことがお分かりいただけたことと思います。
しかも、日本の気候だと年中ノミは生存できることになりますので油断できません。
家の中にノミを入れないために、まずはペットにノミが付着するのを避けたいところですが、もし連れてきてしまった場合には被害が出る前に早めに駆除しましょう。
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