抹茶の効果・効能。自分で抹茶を点てて楽しもう
淹れたての抹茶を飲むと何だかホッとして心が落ち着きますよね。
抹茶の点て方(たてかた)を知っていればお家でも楽しめるし、来客があった時なんかには喜ばれそうですが、抹茶の点て方ってやっぱり難しいのかしら…?
ということで、今日は抹茶についてのお話です。
点て方や抹茶を飲むことによる効果・効能、他にはお茶の種類などについても触れたいと思います。
お茶にはどんな種類があるの?
日本人は「お茶」が好きと言われますが、実はお茶にも色んな種類があります。
そこで、まずはお茶について、その種類や製法などを紐解きましょう。
ツバキ科の茶樹から作られるお茶は、大きく分けて…
・不発酵茶:緑茶
・半発酵茶:烏龍茶
・発 酵 茶:紅茶
以上の三種類に分類されます。
その中で製法によってまた分類されて以下のようになります。
・抹茶
日の光を20日以上遮った「新芽」を摘み、揉まずに乾かして葉肉のみを石臼で挽いたもの。
・玉露
栽培法は抹茶と同じで、摘んだ新芽を蒸した後、揉みながら乾燥させたもの。
・かぶせ茶
玉露と煎茶の中間で、日光を数日遮ってから摘んだ新芽を玉露と同じ製法で製造したもの。
・茎茶
茶葉の茎の部分を使ったお茶。
・芽茶
新芽がまだ小さい時に摘んで作ったお茶。
・粉茶
製造工程で出来た粉末から作られたお茶。
・川柳
大きな新芽から作られ、煎茶やかぶせ茶に入らないお茶。
・煎茶
茶葉を摘んだ後の製法は玉露と同じで、日本茶のほとんどがこの製造法のお茶。
・番茶
一番茶を摘み取った後、茶園を刈り揃え、そのときにでた葉を蒸して日干しして作られたお茶。
・玉緑茶
蒸してから強く揉まずに、曲がった形に仕上げた「蒸し製」と、蒸さずに釜で炒った「釜いり製」の玉緑茶がある。
・ほうじ茶
煎茶や川柳を焙じたお茶。
・玄米茶
堅玄米をブレンドして作られたお茶。
お茶は製法によって呼び名が変わり、またそれぞれに味もかなり違ってきます。
飲み比べてみると奥が深くてけっこうハマるかもしれません。
色んなお茶を飲み比べてみるのも楽しそうですね♪
抹茶にはどんな効果が?
抹茶は茶葉を擦り潰して粉にしたものなので、お茶の成分の全てを残さず摂取できます。
抹茶を飲むことでたくさんの効果を得ることができるというのも納得いきますね。
数多あるお茶の中でも、このように無駄なくお茶のいいとこどりができるのは抹茶くらいのものでしょう。
そんな抹茶には、以下のような効果・効能があります。
・肥満予防
抹茶に含まれるカテキンには体脂肪を燃焼させる働きがあります。
・アンチエイジング効果
抹茶に含まれるカテキンには活性酸素を除去する働きがあるので、肌のシミやシワ、タルミに効果的。
・美肌効果
抹茶に含まれるカテキンとビタミンCの相乗効果がメラニン色素の生成を抑制してくれます。
・リラクゼーション効果
抹茶には多くのテアニンが含まれていますが、テアニンには気分を落ち着かせる効果があります。
・認知症予防
カフェインには大脳の働きを活性化させる働きがあるので、認知症の予防につながります。
・虫歯予防
抹茶にはフッ素化合物が含まれていますが、そのフッ素化合物が口臭予防や虫歯予防に一役買います。
以上が代表的な抹茶の効果・効能です。
かなり良さそうに感じますが、抹茶もお茶なので、やはり気になるのはカフェインの含有量。
がぶがぶ飲んでも大丈夫なのかちょっと気になりますよね。
抹茶 100cc のカフェイン含有量ですが、玉露が120mgなのに対して抹茶は30mgとなってます。
1日に250mg以上のカフェインを摂ると眠りの質が悪くなると言われますが、抹茶のカフェインの量についてはそれほど心配することはなさそうですね。
抹茶の点て方について
抹茶と言えば「茶道」というイメージで、やっぱり難しそうですが、見よう見まねで点ててはいけないのでしょうか?
まぁ、うまさを極めるという観点ではとてもおぼつきそうにありませんが、自分用なら茶筅でシャカシャカと混ぜてもいいような気もしてきます(笑)
何回も点ててるうちにちょっとは上手になって、お客さんに出せるくらいにはなるかもしれません。
そこで、自宅で抹茶を点てる方法や道具なんかを考えてみましょう。
【 道具 】
・抹茶
・茶筅
・抹茶茶碗(カフェオレボール)
・茶杓(軽量スプーン)
・湯冷まし(軽量カップ)
・抹茶ふるい缶(茶こし)
【 準備 】
1.抹茶を振るう
予め抹茶を茶こしなど使って振るっておくことで点てやすくなります。
2.お湯を用意
抹茶をいれる際は硬度の低い軟水の天然水がベストです。
水道水の場合は、沸騰させてカルキをしっかり抜くようにします。
3.目安
・抹茶の量
手杓2杯又はティースプーンに軽く1杯。
・お湯の量
約70cc
・お湯の温度
冬場:75℃~85℃
夏場:70℃~80℃
【 点て方 】
茶碗に入れた抹茶にお湯を注ぎ、初めは底の抹茶を分散させるようにゆっくり混ぜます。
次に茶筅を底から少し上げた状態(底につけない状態)で、お湯がくるくる回らないように手首を前後に振ります。
泡が立ったところで茶筅を泡の表面まで上げ、ゆっくり動かして泡を細かくし、最後に泡が盛り上がるように静かに茶筅を上げます。
抹茶の点て方は難しいように思っていましたが、意外と見よう見まねでできるかもしれません。
1日1杯の抹茶を点てて飲むことで、ホッと一息リラックスできそうですね♪
まとめ
抹茶を自宅で楽しむのに、道具なんてきちんと揃えなくても代用品でも意外となんとかなりそうです。
茶道ではなく、あくまで自分で楽しむための抹茶だから、カフェオレボールだってへっちゃら(笑)
体裁や格式より楽しむことですよね!
抹茶には健康効果だけでなくリラックス効果もあるので、1日の疲れをとるのに抹茶を点てて飲むというのは良い習慣になるでしょう。
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