異性の好み、理想のタイプの真相、そして告白までの心理

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理想のタイプ,告白

最近は恋愛が億劫だという若い人も少なからずいるようです。

とは言うものの、圧倒的大多数の人は、人が好きになったり恋愛感情を抱くことがあるでしょう。
それも普通は生涯で何度か、あるいは何度も「人が好きになる」ものです。
ちなみにこの「好き」は、LikeではなくLoveの方ですよ^^

で、面白いのは、好きになる相手は、当然その時々でそれぞれ「別の人」なのに、どういうい訳か、そこに何かしら一定のパターンを見出すことができるんですね。
これこそ「好み」というものなのでしょうが、どのように「好み」が形成されるのか、その理由にはちょっと興味深いものがあります。

また、抱いた「好き」という感情を成就すべく「告ったり」するわけですが、普通はすこぶる勇気がいりますよね。

今日は、好きという感情における「好み」のパターンの不思議と、告る際の心理などに関してのお話しです。

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異性の好み、理想のタイプはどうやって決まる?

人間は「オギャーっ」と生まれた瞬間から生物学的な性別が決まっています。
つまり男性か女性かですね。

ところが、精神面においては、生まれた当初は男性にしても女性にしても、男性的な面と女性的な面の両方を兼ね備えているんです。
つまり「付いてるもの」は異なれど、精神面はほぼ同じという状態。

それが男性は男の子として育てられるにつれ、段々と男っぽさや男らしさが身についていき、いつしか精神に内包されていた女性的な一面が意識の奥底へと追いやられ、普段は現れることがなくなります。
(それが意識の奥底に追いやられなかった人が新宿二丁目辺りでよく見かけるタイプになるのかどうかは不明です…笑)

同様に、女性は女の子として育てられるうちに、次第に女性らしさが身につき、精神に内包されていた男性的な一面が意識の奥底へ追いやられ、普段現れることはなくなります。

男女とも、そうやって、意識の奥底に追いやられた男性における女性性、女性における男性性は、具体的な行動や日常に表れることはなく、意識の中でも自分で感じとることはできないのですが、時にそれらが漠然とですが人格化されたイメージとして結実されることがあります。

それが異性の好み、理想のタイプというわけです。

つまり理想のタイプとは、男性であれば自分の内なる女性性、あるいは女性であれば自分の内なる男性性ということになるんです。
それであればなんとなく納得いきませんか?

その昔、生まれた当時に内包していた自分の女性性、あるいは男性性であるならば、極めて親近感を覚え、「好き」になるのも無理はない、それが理想のタイプというわけです。

「好きです」と告るのは大変だ

さて、理想のタイプがどのように決まるのかは分かりました。
つまり内なる別の性の自分に近い、あるいは似た存在なんですね。

で、好きになったら、その感情を成就したくなるのは当然で、自分の気持ちを相手に告白することになるのですが、「好きです」のたった四文字を言うのにどれだけの決心とエネルギーを要するか…。
経験者ならお分かりでしょう。

理想のタイプが、自分の内なる男性性、あるいは女性性に近いとはいえ、相手はイコール別の性別の自分というわけではないので、必ずしも成就するかは不明なわけです。

なにしろ「似ている」といってもそれはとても漠然としているもので、容姿とも限らないし性格とも限らない。
とにかくその昔あなたが生まれた当時、あなたの精神に内包されていた女性性、もしくは男性性を人格化したものではありますが、なにしろ生まれた当時は自身の性格さえ形づくられていないのだから、理想のタイプとは言え、限りなく本能に近いもの。

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それに何と言っても他人です。
生まれも育ちもまるっきり別なのだから、自分は好きでも相手も好きかどうかは神のみぞ知るです。

・もしふられたらどうしよう…
・相手にしてくれないかもしれない…

こういった不安がよぎって、なかなか決心がつきません。しかし告らないことには何も始まらない…。
悶々として胸が苦しい経験、あなたもお持ちですか?

ではちょっと解決に近づいていきましょう。
解決ったって、しょせん告らなければいけないのは一緒ですが、その心理を分析することで、少しは心が楽になる可能性もあります。

実はこのように、「どうしよう、どうしよう、ふられたらどうしよう」とか、「相手にしてもらえなかったらどうしよう」と案じてばかりいるのは、自分と相手のバランスをやたら気にする心理が働いているからなんです。

相手とのバランスばかり考えても…

恋愛における力関係というものがもしもあるとするならば、圧倒的に有利なのは「告白される側」です。
それも告白されやすい、つまり告白される頻度が高い、イコールもてる人の場合、力関係の優劣は天と地ほど開きがあります。

まぁ、そこまで特別のケースを考えなくても、告白される側が有利なのは変わらず、告白する側は常に劣位です。

劣位のあまり、相手の容姿や学歴、社会的地位などをとても気にし、気になるあまり自分のそれと比べてはバランスを考え、よせばいいのに釣り合わない要素を探しだしては劣位を再認識し、「ふられるのでは…、相手にされないのでは…」といったネガティブな思考に陥ります。

こんなことでは告ることもままならず、仮に告ったところで、本当にふられてしまいますよね。

ではどうすれば?

こういう人は、相手とのバランスを気にし過ぎなので、そこを改善することが急務です。
バランスなんて考えたってしょうがないってことに気付き、その辺を割り切れるかどうかです。

世の中には、人を好きになったらなりふりかまわず直ぐに告白する(と言うかできる)タイプの人がいますよね。
こういう人はまず相手とのバランスをあまり気にしません。
もちろん自分に自信があるという人もいるでしょうし、何事も当たって砕けろみたいな人もいるでしょう。

性格もあるから、そういう人を見習って行動を起こせと!もいえない部分はあるのですが、告白も出来ず諦めることも出来ずにいるのでは切なすぎます。

まず、相手とのバランスばかり考えるのをやめてみることからスタートし、とにかく当たってみないことには分からないので、砕けちゃうかもしれないけどまずは行動です。
案外バランスを気にしていたのはあなただけだった… なんてことも普通にあるんですから。

まとめ

運命の人だとか、ビビッときたなんて表現がありますが、それこそまさしく、その昔、自身が内包していた女性性や男性性に「よりマッチした理想の人」なのかもしれません。
まぁ、運命の人でも別れることもあれば、ビビッときても離婚することはあるでしょうが、それは理想の人イコール別性の自分ではなく、しょせん他人なので仕方ありません。

それにしても、無意識下にある自分に内包された女性性や男性性が人格化されたものが理想のタイプの真相だなんて面白くないですか?
そういう理想の人と付き合えたなら、もう一人の自分が発見できたりすることもあるかもしれませんよ。
案外、既視感(きしかん=デジャヴュ)の正体はその辺だったりして、なーんて色んなことに思いを巡らせてみるのもまた楽しいものです。

ところで、今日の最後にもう一度いいますが、理想の人を見つけたら、とにかくバランスだとかあまり考えずに告白する勇気を持ちましょう。
なんでかって?
そこからしか始まらないからです。

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