DHA・カルシウム等栄養満点!魚の缶詰をおいしく食べる9つの方法
「缶詰ばかり食べていたら、栄養が偏って、体に悪いんじゃないの?」
「毎食、魚の缶詰だと飽きてしまう」
と、悩んでいませんか。
先日ご紹介した、「まごわやさしいこ~日本の伝統健康食」の記事で、魚を毎日の食卓で積極的に摂取していくことが、健康生活の第一歩である、というお話をしました。
もちろん、新鮮な魚を調理するに越したことはありませんが、調理が面倒なときもありますよね。
でも、じつは、魚は缶詰にしてもほとんど栄養素が損なわれない、というのをご存知でしたか?
缶詰は、魚の栄養を逃がさない、非常に優れた保存方法なんです。
魚の缶詰を劇的においしく食べる9つの方法
それでは次に、魚の缶詰のお手軽な調理方法をご紹介していきます。
1:サバ缶のサンドイッチ
サバの缶詰は、煮汁を適度に切ってから、パンに挟んで、サンドイッチにしましょう。
好みで、マヨネーズなどをつけると、更に美味しく召し上がれます。
青魚とマヨネーズは、じつは相性が抜群なんです。
また、海外でも、地中海沿岸のほうには、「サバサンド」という料理がありますから、基本的にサバは、パン食には非常に適しています。
サバの缶詰に飽きてきたら、ぜひ、サンドイッチを試してみてください。
2:バターと日本酒でソテーにする
魚の水煮の缶詰に飽きてきたときは、ソテーにしてみましょう。
ソテーは、バターと日本酒があれば、簡単に作ることができます。
ソテーと聞くと、「バターだけじゃダメなの?」と、考えてしまいがちですが、魚をソテーすると、魚独特の生臭さがどうしても残ってしまいます。
そこで、水煮の魚をフライパンにおいて、15ミリほどの日本酒を垂らして、しばらく熱します。
こうすることで、魚の生臭さが消えますので、あとは、少量の油やバターで焼き目をつければ、おいしいソテーにすることができます。
3:大根おろしをかける
大根おろしは、日本が生んだ、最高にお手軽な薬味です。
水煮でも蒲焼でも、ほぼ全ての缶詰に、大根おろしはマッチします。
また、魚の缶詰に限らず、ハンバーグや天ぷらなど、スーパーで買ってきたちょっとしたお惣菜にも、大根おろしをかけるだけで、普段とはがらりと変わった味わいが楽しめますので、ぜひ、試してみてください。
4:大根サラダに混ぜる
大根は、家庭料理の強い味方です。
大根サラダも、サバの水煮の缶詰によく合います。
作り方は、大根を千切りにするのが一般的ですが、ピーラーで薄く削るだけでも、美味しく召し上がることができます。
これに、サバの水煮を混ぜるだけで、サバ入り大根サラダの完成です。
また、味付けも、マヨネーズや和風ドレッシング、ポン酢など、様々なバリエーションを楽しむことができます。
5:缶ごとオーブンで焼く
缶詰を鍋にあけて調理するのって、ちゃっと面倒だと感じるときがありますよね。
そんなとき、もしもご家庭にオーブンレンジがある場合は、缶ごとオーブンに入れて、焼いてしまいましょう。
何も手を加えずに、缶のフタを開けた状態で、オーブンで焼くだけでも、魚を焼いたときの香ばしさが加わって、格段に美味しくなります。
しかし、さらにワンポイントとして、焼くときに以下のものを缶詰に加えるだけでも、更に美味しく召し上がれます。
●チーズ乗せ
●スライスオニオン
●スライスにんにく
●トマト
●カレー粉
●オリーブオイル
いずれも、簡単に用意できる、お手軽な食材ばかりですので、ぜひ、これらの食材を乗せて、オーブンで焼いてみてください!
6:卵で閉じて親子丼風にする
蒲焼きのタレは、卵との相性が抜群だということを、ご存知でしたか?
卵のフワッとした食感が、蒲焼きのタレによく合います。
イワシのかば焼きなどの缶詰があるときは、鍋に空けてネギを加え、卵とじにして、親子丼風にしてみましょう。
7:カレーの具にする
「肉はないけど、野菜とカレールウが余っているので、カレーを作りたい」と思うことって、ありますよね。
そんな時は、肉なしの、野菜カレーにしてしまいましょう。
魚の水煮の缶詰をご飯に乗せて、その上からカレーをかければ、お手軽シーフードカレーの出来上がりです。
魚の身は、煮込みすぎると、パサパサしてしまいますので、身はカレーで煮込まずに、食べる直前にご飯の上に乗せるのが、コツです。
ただしこのとき、水煮の汁は、カレールウに混ぜてしまいましょう。
水煮の汁には、DHAなどの魚のエキスがふんだんに流れ込んでいますので、捨てずにカレーに混ぜれば、効率的に魚の栄養素を摂取することができますよ!
8:ピラフの具にする
魚の水煮の缶詰を炊飯器に開け、コンソメスープを入れてお米を炊くと、魚ピラフの出来上がりです。
炊飯器のスイッチを押すだけでできますので、料理の時間を短縮したい時の、おすすめの逸品です。
9:ペペロンチーノの具にする
スパゲッティをオリーブオイルで炒め、魚の水煮と絡めれば、ペペロンチーノになります。
サバやイワシなどの青魚は、意外にもオリーブオイルとの相性が抜群です。
魚を缶詰を日常的に購入している人は、ぜひキッチンにオリーブオイルを置いておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、魚缶詰のお手軽な調理方法として、
1:サバ缶のサンドイッチ
2:バターと日本酒でソテーにする
3:大根おろしをかける
4:大根サラダに混ぜる
5:チーズなどを乗せ、缶ごとオーブンで焼く
6:卵で閉じて親子丼風にする
7:カレーの具にする
8:ピラフの具にする
9:ペペロンチーノの具にする
の9つのメニューを、ご紹介してきました。
青魚には、DHAやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれていて、毎日の食卓にぜひ取り入れていきたい食材です。
缶詰は、そうした魚の栄養素できるだけ外へ逃がさない、最も優れた保存方法なんです。
そのため、缶を開ける際は、煮汁をできるだけ有効に使って、ムダにしないようにしましょう。
魚の栄養が詰まった缶詰を、どんどん料理に活用していきましょう!
魚以外にも、身近な健康食材をご紹介していますので、こちらの記事も、ぜひ参考にしてみてください。
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