親戚や友人にお金を貸すときの条件を決めるポイント~上限額は?
友人や親戚から、「お金を貸してほしい」と言われて悩んでいませんか。
この人に貸しても良いのかどうか…
いくらまでなら貸しても良いのか…
等々、人にお金を貸すのって、借りるのと同じくらいかなり神経を使いますよね。
そこで今回は、貸す相手や貸し出し額の上限など、人にお金を貸す際のルールについてご紹介していきます!
他人にお金を貸す時の重要な3つのポイント
人にお金を貸すときには、「これだけは忘れてはいけない」という3つの重要なポイントがあります。
1.相手によって上限を設定しておく
まず、人にお金を貸す時は、相手によって上限を決めておきましょう。
「相手によって」…というところがポイントです。
つまり、友人ならいくらまで、親戚ならいくらまで、というルールをあなたの中で「あらかじめ決めておく」…ってことです。
そうなると、「えっ、普通はどれくらい貸すものなの?」って思いますよね。
これについては、次のデータが参考になります。
かつてネット上で、「どの相手に、いくらまでなら貸せるか」というテーマでアンケートが行われたことがありました。
結果は、どのようになったかというと…
恋人…1万円まで
親族…10万円まで
平均値としては、このような結果になりました。
いかがでしょう。あなたの答えとだいたい同じくらいでしょうか。
「他人には大金を貸さない」のが原則
「恋人なら1万円まで」…って、皆さん意外とシビアですよね。笑
こうして見ると、友人と恋人とでは、そこまで大きな差がない…っていうのが分かりますよね。
やはり多くの人は、「他人よりも家族」を優先しているようです。
ルールがないと悩みのタネになる
「他人にお金を貸す」ということで悩んでいる人の多くは…
この「誰にいくらまで貸せるか」という上限のルールをきちんと決めていないことがほとんどです。
そのため、「ただの友人なのに、何十万円も貸してしまう」…というようなトラブルに巻き込まれてしまいがちです。
人にお金を貸す際は、ただ単に「いくらまで」としておくだけではなく、「この人にならいくらまで貸せる」という風に、相手ごとの貸し出しの上限をきちんと決めておくようにしましょう。
2.貸せる理由を決めておく
次に重要なのは、「相手があなたからお金を借りたい理由」です。
例えば、友人から「遊ぶためのお金を借りたい」と言われて、希望の額を全額貸すような人はいないですよね。
必ず、「どうして借りたいの?」ということを相手に聞くはずです。
これは、貸す人によって、または借りる相手によって様々ですので、「これが答え」という正解はありません。
ご参考までに、ネット上に寄せられた回答をご紹介しておくと…
●生活費は貸さない
●贅沢品に使うのなら貸さない
●「ローンの支払いに必要」という理由なら貸さない
…等となっています。
この中で特に重要なのは、「ローンの支払いに必要だから」という理由でお金を借りに来るケースです。
基本的に、これはNGです。借金返済のためのお金は貸すべきではありません。
翌月も借りに来る可能性が高い
理由は簡単で、「次の月も同じ理由でお金がなくなるから」です。
例えば、あなたの友人が月々5万円のローンを組んでいて、今月、友人はあなたから5万円借りてローンにの返済に充てるとします。
こうなると、友人は翌月あなたに5万円返せるどころか、また同じようにローンを払えなくなる可能性の方が高いと思いませんか?
また、友人が「借りてローンに充てる」ということをハッキリと口に出して言わないまでも…
友人がローンを数多く抱えているのであれば、あなたのお金は直接的にせよ間接的にせよローンの支払いに回されることになります。
あまりにも多くのローンを組んでいる友人には、お金を貸さないようにするのがベターです。
ローンを滞納したからといって、命まで取られるわけではありません。あなたがそんなもののために、心を痛める必要は全くないんです。
3.返ってこないことを想定しておく
友人にお金を貸してほしいと言われたときは、貸す前に、「もしも帰って来なかったら…」ということを想定しておくようにしましょう。
要は、「返ってこなくても構わない」と思えるかどうか…ってことです。
「他人に貸したお金は、あげたと思って諦める」なんてことをよく言いますが、これは真理です。
ですので、「あげたと考える。返してもらえなくても別に構わない」と思える相手にだけ貸すようにしましょう。
逆に言えば、「返してもらえないと困る」と少しでも思うようなら貸すべきではありません。
あなたが、「返してもらえないと困る」ようなお金を友人に貸してしまった場合… 万一、返済が遅れたりすると、その後、相手との関係に確実にヒビが入ることになります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、人にお金を貸すときに覚えておくべき重要なポイントとして…
1.
相手によって上限を設定しておく。他人よりも肉親を優先する。
2.
「貸しても良い」理由を決めておく。「借金の返済に充てる」は絶対にNG。
3.
貸したお金は「あげたもの」と考える。「返ってこなくても構わない」と思えたときにだけ貸す。
以上3つのポイントについてご紹介してきました。
借金というものは、友情関係を壊す最大のものです。くれぐれも慎重に対応するようにしましょう!
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