冬の定番みかんについて。オレンジとの違いや手が黄色くなる理由
ビタミンCタップリで美味しいみかん♪
食べ始めると次から次へとつい食べ過ぎちゃいますよね。
みかんをたくさん食べると手が黄色くなると言われていて、自分でもそんな気がするのですが、本当に黄色くなっているのでしょうか?
身近なみかんについて色々調べてみることにしましょう。
みかんとオレンジは何が違うの?
みかんとオレンジはよく似ていますが、実際には別物です。
以前は翻訳サイトでみかんを英訳すると「Orange」と出ましたが、今はみかんは「Mikan」です。
日本人がいつも食べているのはみかんで、温州みかんと呼ばれています。
皮が剥きやすく、薄皮も柔らかいのが特徴です。
オレンジと比べると味があっさりしていてやさしい酸味があり、ビタミンCがたっぷり入っています。
対してオレンジは、皮が分厚いのでナイフを使って皮を剥きます。
味はみかんよりも濃厚で香りが強く、ビタミンC以外にアミノ酸もたくさん含まれています。
みかんとオレンジは両方とも柑橘系で、見た目も良く似ていますが、何といっても皮が手で剥けて薄皮も食べられるということで、日本ではみかんが主流になっています。
みかんにはビタミンCが豊富に含まれていることから、風邪の予防や美容に効果があるとされ、日本では秋から春にかけて人気のフルーツです。
冬になるとコタツでみかんというのが定番ですよね♪
ところで、スーパーでも八百屋さんでもどこでも大量に売られているミカンですが、どうせなら美味しいものを選びたいものです。
そこで、どんなみかんを選べば良いのかご紹介しましょう。
へたは小さく、皮にハリとツヤがあって重みのあるものが良いミカンです。
皮のツブツブは小さくてクッキリしているものを選びます。
また、日焼けしていないものが良いでしょう。
甘みに関しては、小さくて皮が薄いものが糖度が高いと言われています。
箱買いする人はちょっと見分けるのが難しいかもしれませんが、だいたいは一箱くらい開けてあって中身が見られますよね?
目で見て分かる範囲で美味しいと思われるみかんを購入するようにしましょう。
どうしてみかんが腐ってしまうのか?
箱でみかんを購入すると、普通は上のみかんから食べていきますよね?
そうすると下の方に腐ったみかんを発見!ということがよくあります。
みかんが一つ腐ると周囲のみかんも一緒に腐ってしまうので、腐ったみかんを見つけたら直ぐに取り除きましょう。
そして腐ったみかんに接していた周りのみかんは、異常がなくても表面を洗うか拭くかして分けておいてなるべく早く食べてしまいましょう。
みかんがどうして腐るのかというと、一番の原因はみかんの表面の凹みや傷が関係しています。
収穫後もみかんは生きているので、日が経つにつれて鮮度は低下していき、その内に傷がついているものは他のみかんよりも腐りやすくなってしまうんです。
一般的にみかんの賞味期限は常温保存で2~3週間と言われています。
箱で購入した場合は、まず全てのみかんを箱から出してよく確認し、傷があるものは先に食べてしまいましょう。
また、風通しの良い冷暗所で保存することで賞味期限は長くなります。
みかんをたくさん食べると手が黄色くなる!?
みかんはビタミンCを豊富に含み、二個食べれば一日に必要なビタミンCが足りてしまうほどです。
ということで、一日の摂取量は二個とか三個くらいがちょうどよいでしょう。
とは言うものの、食べ始めるとつい五個も六個も食べてしまうことがありますが、糖度もそれなりにあるので食べ過ぎるのは考え物です。
ところで、みかんをたくさん食べると手が黄色くなりますよね?
あれはどうしてなんでしょう?
その答えは…
みかんに含まれるβカロテンが原因です。
βカロテンは脂溶性の色素で、それが脂質の多い角質層や表皮に沈着することで手が黄色くなります。
黄色くなるのは手に限らず足の裏や、ひどい人だと身体全体が黄色くなりますが、別に病気ではありません。
しばらくみかんを食べるのを止めると徐々に元に戻っていきます。
また、みかんに限らずβカロテンを多く含む他の柑橘類や、かぼちゃ、にんじん、とうもろこし、あんずなどを多く食べた時も同様の症状が出ます。
何でも食べ過ぎは良くないということで、みかんに関してもほどほどにしましょうね。
まとめ
こたつにみかんは日本の冬の風物詩ともいえるものです。
そんなわけでつい食べ過ぎちゃうミカンですが、食べ過ぎると手が黄色くなったり、糖分が思いのほか高かったりで弊害も生じます。
美味しくても食べ過ぎには注意してほどほどの個数でやめておきましょうね。
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