ザーサイとは?その栄養価や効果。ザーサイを美味しく食べるには
ビールのおつまみなんかにもってこいのザーサイ。
でも、ザーサイっていったい何なのか?よく知らなかったりします。
そんな訳で、今日はザーサイの正体や栄養価・効果などについてまとめました。
また、美味しい食べ方なんかについても掲載しました。
ザーサイって一体何?
ザーサイは、アブラナ科の越年草、またはそれで作った漬物を指します。
ザーサイはカラシ菜の変種で、茎の部分が大きく肥大しているのが特徴。
漬物としてのザーサイの歴史は1930年頃からと比較的浅く、そんなに昔からある漬物ではないんですね。
ザーサイの漬物の作り方は、茎の大きく肥大している部分を天日干しして一度塩漬けにします。
塩漬けしたものを一度搾って塩分を抜き、再度塩を入れ、山椒・唐辛子・酒などの調味料と共に甕に押し込んで漬けます。
ザーサイは中国を代表する漬物で、ピクルスやオリーブと共に世界三大漬物にも選ばれています。
ザーサイの漬物はそのまま食べても美味しいのですが、炒めてもスープに入れても美味しく、また調味料としても使用できるすぐれもの。
「天然の味の精」とも呼ばれ重宝されています。
昔は中国の四川省でしか栽培できなかったザーサイですが、今では日本でも種を取り寄せて栽培されています。
そのため以前よりよく見かけるし、赤っぽく漬いたものだけでなくきれいな緑色のものも見かけますね。
中国ではザーサイの漬物は年間20万トンも生産されていて輸出量は4万トン。
その半分の2万トンは日本に輸出されているそうで、それだけ日本でザーサイの漬物が人気があるということですね。
ザーサイの栄養価やその効果について
ここでザーサイに含まれる成分や栄養素を見てみましょう。
・辛味成分
シニグリンが分解されることで辛味成分が生成され、食欲上昇や胃もたれを改善する効果があります。
その他、活性酸素を抑える働きがあることからガン予防効果も期待できます。
・カプサイシン
脂肪燃焼効果があるので肥満を防止する働きがあります。
・食物繊維
腸内の善玉菌の繁殖を活発にして腸内環境を整えてくれます。
・マンガン
肝臓や骨の組織である酵素の作用を活性化させてくれます。
・亜鉛
タンパク質やDNAの合成、糖質代謝、免疫反応、インスリン合成に関係する酵素を作るために必要な成分です。
・鉄
酸素を運搬したり細胞へ酸素を吸収させるのに必要な成分です。
・銅
鉄の成分を取り入れやすくする効果や、皮膚を健康に保つ効果、血管壁や骨を強化する効果や乳児の成長にも必要な成分です。
と、以上のようにザーサイには身体に良い成分がたくさん含まれていることから、積極的に摂取すべき食品と言えそうです。
ただ、ザーサイの漬物は比較的塩分が高く、食べるとどしてもナトリウムを摂り過ぎてしまいます。
塩分の摂り過ぎはあまり良いことではないので、食べ過ぎには注意が必要でしょう。
ザーサイを美味しく食べるには?
ザーサイ(漬物)をアレンジしてより美味しく食べる方法をいくつかご紹介しましょう。
・きゅうりとザーサイの和え物
千切りにしたきゅうりにザーサイを混ぜるだけで出来上がりです。
・ザーサイとネギの卵炒め
1cm位の大きさに切った長ネギと、入り卵、ザーサイをフライパンで炒めて塩胡椒で味付けすれば出来上がりです。
・ザーサイ+ネギ+ツナ
薄く斜め切りしたネギにザーサイと、油を切ったツナ缶のツナを混ぜるだけで出来上がりです。
・ザーサイの冷奴ごま油風味
みじん切りにしたザーサイに小口切りにしたネギ混ぜ、お豆腐にかければ出来上がりです。
他にもたくさんありますが、以上は全く手間がかからないものばかり。
ザーサイの漬物は味が濃いので調味料を加えずにそのまま使えるので、簡単にアレンジ料理を作ることができます。
まとめ
漬物のザーサイは塩分が高いのであまり食べ過ぎると良くありませんが、漬物じゃない生のザーサイだったら身体に良いので積極的に食べると良さそうです。
おつまみにもピッタリなザーサイ、簡単なアレンジ料理もいくらでも考えつきそうですね。
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