シアバターとは?その効果や使い方。シアバターアレルギーとは?
シアバターって聞いたことはあるんだけど、何なのかはっきりとは分かりません。
どんなもので、どんな効果があるのでしょう?
また、アレルギー反応を示す人もいるとかいないとか…。
シアバターについてきちんと理解して効果的な使い方をしたいものです。
シアバターって何?
シアバターは、アカテツ科のシアーバターノキの種子の胚から抽出した植物性脂肪です。
食品、薬、石鹼、クリームなどに配合されて商品化されています。
常温では固形なのに肌に塗ると体温で溶けて肌に浸透するというのが特徴で、使い方としては、大豆ほどの量のシアバターを手にとって両手で温めるようにします。
温めることでよく伸びて使いやすくなり、それを洗顔後に保湿クリームとして使ったり、リップクリームやハンドクリーム、ヘアワックスなどとして使ったり、用途は様々です。
効果的な使い方は以下のような感じ。
・スキンケア
化粧水や美容液の後にシアバターを塗ることで水分が逃げにくくなり、保湿効果が期待できます。
・リップケア
シアバターを温めたものを唇に優しくすり込むようにして塗ります。
唇にシアバターを塗った後、ラップで唇を5~10分覆った後に拭き取る「リップパック」も荒れた唇に効果的です。
・ヘアケア
ドライヤーをかける前にシアバターを髪に馴染ませることで、髪へのダメージが軽減されます。
また、シアバターを使って頭皮のマッサージをすることで頭皮の乾燥も防げます。
・ネイルケア
シアバターを温めたものを爪に塗ります。
弱くなってきた爪やささくれなどの手荒れに効果的です。
基本、シアバターを使う時は温めてから使うようにします。
そうすることで伸びが良くなって少量で広範囲に塗ることができます。
シアバターにはどんな効果が?
シアバターの保湿力はとても高く、万能薬とも呼ばれています。
シアバターには具体的にどんな効果があるのでしょう?
【 保湿 】
シアバターの主成分はオレイン酸とステアリン酸です。
それぞれの効果は、以下の通り。
・オレイン酸
主成分が人の皮脂と同じで、喪失した皮脂を補う効果があります。
・ステアリン酸
シアバターを滑らかにする効果があり、同時に肌を滑らかにしスベスベにしてくれます。
※シアバターと肌の親和性は抜群で、特に乾燥肌の人には効果的です。
【 紫外線からのダメージを防ぐ 】
紫外線から肌を守る働きがあり、原産国では生まれたばかりの子どもに塗ることもあります。
【 抗炎症作用 】
ニキビや吹き出物、肌の赤みなどの炎症を抑える効果がある他、傷や火傷にも効果的です。
【 抗酸化作用 】
肌の酸化を防止し、老化やシミを防ぐ効果があります。
シアバターを使用すれば保湿だけでなく、その他様々な身体に良い効果も期待できるんですね。
シアバターでアレルギー?
万能薬とも言われ、全身に使えるシアバター。
しかし、そのシアバターでアレルギーを起こす人もいます。
シアバターには、以下の二種類があります。
・未精製
化学薬品を使わず昔ながらの製法で作られます。
自然なクリーム色で、ナッツのような香りがするのが特徴です。
・精製
体に害はありませんが、ヘキサンという化学薬品を使用して不純物を取り除いています。
色は真っ白でほぼ無臭、長期保存が可能ですが未精製のものと比べると質が落ちるのは否めません。
未精製のシアバターの方が効果があると言われますが、不純物が含まれているためにアレルギーがある人には肌に刺激が強すぎる場合もあります。
未精製と精製、どちらのシアバターがベターか?については一概には判断できないので、使用してみて肌に赤みが出たり、痒みや炎症が起きた場合はすぐに使用を中止しましょう。
天然成分だからこそアレルギー反応が出るという人もいるので、特にアレルギー体質の人がシアバターを初めて使う際は十分に注意のうえ、少量から始めて様子を見るようにします。
そのうえで、様子を見ながらどちらのシアバターが自分に合っているかを見極めるようにしましょう。
まとめ
シアバターには保湿意外にも体に良い様々な効果があることが分かりました。
天然のシアバターの方が必ずしも良い選択肢という訳でもないので、初めて使う際には十分に注意し、特にアレルギー体質の人は少量から始めて様子を見るようにしましょう。
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