ういろうとようかんの違いは？ういろうを自分で作ってみよう！

見た目はよく似ていても、味わいも食感も全く違う「ういろう」と「ようかん」。
その違いはどの辺にあるのでしょう？

ういろうはちょっとお餅っぽい？気もしますが、お餅のように伸びたりはしませんよね。
一体何からできているのかしら？

当然のことながら、ういろうは売っているものしか食べたことがありませんけど、もしかして… 自分で作れたりして？
可能なら手作りのういろうなんて、ちょっと良くないですか？

ういろうって？ようかんと何が違うの？

ういろうとようかんは見た目は似ていますが、食べてみると全く違うものです。

ういろうとようかんは一体何が違うのでしょう？
それぞれの特徴をまとめてみました。

【 ういろう 】
米粉や穀粉に砂糖と湯水を加え、蒸して作ったお菓子です。
抹茶やコーヒー、柚子など様々なものを加えて作れるためバラエティーに飛んだ風味が楽しめます。

ういろうの起源はというと・・・

ういろうを漢字で書くと「外郎」。
江戸時代に口内清涼剤として普及した薬「外郎薬」に見た目が似ていたためにそうに呼ばれるようになりました。

【 ようかん 】
小豆を主とした餡を型に流し、寒天で固めて作ったお菓子です。
ようかんには種類があって製法が違います。

・水ようかん
寒天の量を減らし、柔らかい食感にしたもの。

・蒸しようかん
寒天ではなく小麦粉や葛粉を加えて蒸し固めたもの。

ようかんの起源はというと・・・

ようかんを漢字で書くと「羊羹」。
元は中国で食べていた羊のお肉のスープの煮ごりでした。
それが日本に伝わった時に禅宗では肉食が禁止されていたため、羊の代わりに小豆が用いられました。
外観を似せて作ったのが今のようかんだと言われています。

このように、ういろうとようかんは見た目は似ているものの、製法や食べた時の食感などは全く違うものです。

ういろうはどうやって食べる？

ういろうは鮮度を保つため、ほとんどの場合、真空包装で販売されています。
そのため袋がピッタリとういろうにくっついていて、開けにくいと感じたことはありませんか？

中には袋のまま切ってしまって、後で袋を除去するという人もいるようですが、あまり衛生的ではないような気がします。

ういろうを袋から上手に出すには、まずは、袋の上部をはさみなどで切り取り、次に背面の部分に縦に切り込みを入れて裂きます。
食べる量より少し多めに袋を裂くのがポイント、全てを食べきる場合には反対側の側面も全部裂いて袋を外します。

これでういろうの袋の上手な剥き方は分かりましたが、次に包丁で上手く切るにはどうすれば良いのか…

ういろうはとてもモチモチしているので、包丁で切っていると少しずつ包丁にくっついて段々切りにくくなってしまいます。

そこで、ういろうを包丁で上手く切るポイントは、包丁でういろうを押し潰すような感じで切ることです。
前後に包丁を動かして切ると、包丁にういろうが付いて切りにくくなるので注意しましょうね。

自分でういろうを作ってみよう

モチモチしてとても美味しいういろうですが、自分でも作ることはできるのでしょうか？

それが、実はできるんですね♪
ういろうの作り方をご紹介しましょう。

【 材料：10個分 】
・上新粉：100g
・薄力粉：100g
・葛粉：35g
・砂糖：150g
・水：500cc
・抹茶：小さじ1.5
・甘納豆：30g

【 作り方 】
1.
材料を合わせ、ミキサーにかけます。

2.
ミキサーにかけたものをザルで濾し、100cc取っておきます。

3.
ザルで濾したものを中火で焦げないように練ります。
のり状になってくると急に固まってくるので、まだ柔らかい内に火から下ろし、後は予熱で固まらせるようにするのがポイントです。

4.
型にクッキングシートを敷き、生地を入れてスプーンの背で平らにします。（水で濡らしながらすると楽にできます）

5.
お湯で洗って余分な砂糖を取り除いた甘納豆を散りばめます。

6.
残しておいた生地を流し入れ、アルミホイルで覆って沸騰させておいた蒸し器に入れ、蓋をしめて1時間ほど蒸します。

7.
粗熱が取れた後、冷蔵庫で冷やし、クッキングシートを持ち上げて型から外せば出来上がりです。

どうですか？意外と簡単にういろうは作れるようですね。
美味しいういろうを作って食べてみましょう♪

まとめ

ういろうとようかんは見た目は似ていますが、原材料が全く違います。
とっても美味しいういろうですが、自分でも作れる分かりましたので、手作りういろうも楽しんでみたいですね♪