肥満、脂肪肝の改善に効果!「まごわやさしいこ」でお手軽健康食

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まごわやさしいこ

「まごわやさしい」とは、健康に良い食べ物の頭文字を並べたものです。

それぞれ…、

●「ま」豆類、
●「ご」ゴマ、
●「わ」ワカメなどの海藻類、
●「や」野菜、
●「さ」魚類、
●「し」しいたけなどのキノコ類、
●「い」イモなどの根菜類、

と言う意味で、昔から、健康食の代名詞として知られています。

しかし近年では、この「まごわやさしい」にもう一文字、「こ」をくっつけて、「まごわやさしいこ」と言われるようになりました。

「こ」は、一般には「酵素」だと言われていますが、「米」のことだと言う人もいて、諸説あるようです。

いずれにせよ、酵素もお米も体にとって大切な働きをするものですから、両方摂取しておくに越したことはありません。

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「まごわやさしいこ」のお手軽な摂取方法とは

近年、生活習慣病の改善を目的としたダイエットが広く行われるようになり、若い女性だけでなく、広い年齢層で日本伝統の健康食が注目されています。

でも、「健康食って、お金がかかるんじゃないの?」「調理が面倒くさそう」と、考えてしまいがちですよね。

そこで今回は、日本に昔からある健康食のスタイルである、「まごわやさしいこ」のそれぞれの身近な食材と、お手軽な摂取方法について、ご紹介していきます。

「ま」豆類

「まごわやさしいこ」のトップバッター、「ま」は豆類です。

「豆をおかずにするのって難しいんじゃないの?」と、考えていませんか。

豆は、無理に料理しようとしなくても、構いません。

スーパーなどでは、「フジッコのお豆さん」など、豆の煮物が入ったパックが安価で売られていますので、料理しなくても、そのまま立派なおかずになります。

コンブ豆、五目豆、ひじき豆…、

など、いずれもポピュラーで、おすすめの食材です。

また、お豆腐も、もとは豆類です。味噌汁の具や冷奴にして、お豆腐も積極的に食べていきましょう。

「ご」ゴマ類

ゴマには、老化を抑える活性酸素を抑える働きを持つ、ビタミンEが、豊富に含まれています。

そのためゴマは、近年、アンチエイジングの代表的な食品として、急速に知られるようになりました。

ゴマは、炒ったり、ゴマすりで擦ったり、何かと手間がかかるイメージがありますが、お手軽なのは、野菜炒めなどでいっしょに炒めてしまうことです。

また、料理のたびにゴマの炒るのは大変なので、時間があるときにまとめて炒っておいて、ビンに詰めておくと、調理が楽になりますよ!

また、ゴマと言えば、「えごま油」も近年急速に注目を集めています。

えごま油については、こちらの記事も、併せて参考にしてみてください。

「わ」ワカメなどの海藻類

わかめは、スーパーで売っているカットワカメで構いません。

味噌汁や中華スープ、和え物、酢のものなどに、カットわかめをどんどん活用していきましょう。

また、カットワカメは、細かく刻んでおいて、チャーハンやラーメンなどに少し混ぜると、料理のちょっとしたアクセントになります。

「や」野菜類

野菜は種類が多いので、無理に色んな野菜を使おうとせず、1種類ずつ、試していきましょう。

おすすめは、もやし、ニラ、ネギ、タマネギなどです。

これらは、どんな料理にも使えるため、使い勝手は抜群です。まずは野菜炒めからスタートして、その後少しずつ、他の野菜を試してみるようにしましょう。

「さ」魚類

魚には、健脳作用や制がん作用があることで知られる「DHA(不飽和脂肪酸)」が豊富に含まれていているため、ぜひ、積極的に摂取していきたいところです。

現在、海外で日本食が注目されているのは、魚料理が豊富であることも、理由の1つです。

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特に、イワシやサンマ、サバなどは、栄養価も高く、スーパーなどで比較的簡単に入手できますので、おススメです。

焼き魚グリルがあれば、ただ焼くだけで、簡単にメインディッシュを増やすことができます。

また、調理が手間だと感じる場合は、缶詰でも構いません。

缶詰は、栄養素をできるだけ外へ逃がさない、優れた保存方法なんです。もちろん、DHAもちゃんと残っています。

ただし、缶詰を食べるときは、煮汁を捨てないようにしましょう。煮汁の中に、魚の栄養素が流れて出ているからです。

「し」しいたけなどのキノコ類

しいたけも、調理に手間がかかるイメージがありますが、炊き込みご飯にすると楽です。

また、中華料理や汁物の具として、しいたけは定番ですので、干ししいたけを常備しておくようにしましょう。

また、エリンギやしめじなどは、比較的使い勝手が良い、キノコ系の食材です。

「い」イモ類

イモ類は、ジャガイモやサツマイモ、長芋などです。

また、根菜類全般を指していることが多く、かぼちゃやゴボウなども、「い」の芋類に含まれます。

根菜類は、煮物にすると食べやすく、栄養も無駄なく摂取できます。

煮込みの時間が長くなってしまうのがネックですが、圧力がまなどを活用して、効率的に煮物を作っていきましょう。

「こ」酵素/米

「こ」は、近年になって、「まごわやさしい」に新しく加えられた項目です。

そのため、「まごわやさしいこ」と呼ばれることも多いです。

一般には酵素をさしていますが、酵素とは、いわゆる発酵食品のことです。

納豆や味噌、ぬか漬けなどのほか、ヨーグルトも発酵食品です。

酵素は、内臓の働きを活発にして、消化吸収を良くしてくれるほか、細胞が活性化してお肌のツヤもよくなりますので、積極的に摂取していくようにしましょう。

また、「こ」が「コメ」の場合は、玄米や、5分づき、7分づき米などを指します。

これらは「精米歩合」と言い、白米にしないことで、お米本来の栄養分を残すことができます。

精米所で簡単に調節できますので、ぜひ、試してみてください。

最もお手軽な調理法は?

今回は、「まごわやさしいこ」の代表的な食材と、お手軽な調理方法についてご紹介していますが、「和食の料理って、煮物ばかりのイメージで、調理が面倒くさい」と考えてしまいがちです。

そこで、最も簡単なメニューをご紹介します。

カレー

カレーには、意外とどんな食材でも合います。

特に、調理が面倒な「豆類」や「根菜類」などは、煮込んでカレー料理にしてしまいましょう。

ただし、お魚は、煮込みすぎると形が崩れたり、身が固くなってしまいますので、注意が必要です。

カレーともう一つ、お手軽な調理法は、鍋です。

今回の「まごわやさしいこ」の食材が、数種類、少しずつ余っているような状態の場合、それぞれを調理するのは面倒ですよね。

そんな時は、鍋で一斉に煮込んでしまいましょう。意外なダシが、とれるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。

「まごわやさしいこ」は、わが国に古来から伝わる、健康食の代名詞です。

脂肪肝や肥満、糖尿病などの生活習慣病の予防のほか、お母さんの妊娠中の食事にも適しています。

多くの人は、「ダイエット」を痩せること、食べないことと勘違いしがちです。

でも、ダイエットの本来の意味は、健康的に食事をすることです。

その健康的な食事の基本となるのが、日本伝統の「まごわやさしいこ」なんです。

西洋風の食事というのは、「肉なら肉だけ」といったぐあいに、非常に品目が偏っています。

日本食が、最も優れた食事として世界中から注目されているのは、こうした健康に優れた食材を、ふんだんに料理に使っているからなんです。

「まごわやさしいこ」、ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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