シャドークイーンの効果効能と美味しい料理法。育て方&栽培法
紫色のジャガイモ「シャドークイーン」
シャドークイーンには、身体に良い効果がいっぱいあるそうで、このところ注目されています。
そんなわけで、今日はシャドークイーンの健康効果や美味しい食べ方、そして栽培法などをまとめました。
シャドークイーンの効能は?
シャドークイーンは、2006年に発表された新品種のジャガイモ。
生まれは北海道です。
見た目は普通のジャガイモと比べると黒っぽくて、切ってみると内側が紫色なのが特徴的です。
同じ北海道生まれのキタムラサキという品種のジャガイモと似ていますが、まったくの別物で、シャドークイーンにはキタムラサキを上回る量のアントシアニンが含まれています。
シャドークイーンが豊富に含むアントシアニンにはどんな効果があるのか、ざっと調べてみました。
・生活習慣病予防
シャドークイーンが含むアントシアニンには、動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善に効果があると期待されています。
・抗酸化作用
アントシアニンには強い抗酸化作用があって、身体に何かと不具合を起こす「活性酸素」の発生を抑制し、細胞膜を守る力があります。
・目に良い
アントシアニンといえばブルーベリーを思い浮かべる人も多いでしょう。そして、アントシアニンは目にいいというイメージがありますよね。
事実、アントシアニンは眼球の毛細血管を強くして血流を良くし、目に栄養成分を行き渡らせてくれます。その結果、疲れ目に効果的なのが判明しています。
以上がシャドークイーンが含むアントシアニンの主な効果・効能です。
こういった健康効果がありながら、実は男爵芋にも負けない味!というところが食材として優れています。
身体に良くても味がイマイチだと今どきは流行りませんからね。
シャドークイーンを美味しく食べるには?
さて、それではシャドークイーンの美味しい食べ方を考えていきましょう。
と言っても、要は普通のジャガイモです。
ジャガイモの料理法で美味しいのは、シャドークイーンでも美味しいです♪
【 ポテトフライ 】
ジャガイモといえば、ポテトフライ!
だからやっぱりシャドークイーンもポテトフライが絶品です。
まず、シャドークイーンを洗って皮を剥き、細切りにして水洗いしてシッカリと水気をきります。
次に、160~220℃のサラダ油でカラッと揚げたら油を切って、お塩で味付けすれば出来上がりです。
説明の必要もないほど誰でも知ってる簡単なお料理ですが、シンプルゆえに素材の味が引き立ちます。
シャドークイーンの美味しさを確かめるには、まずはポテトフライですね♪
【 ビシソワーズ 】
シャドークイーンはジャガイモなので、ビシソワーズもとても美味しいです。
いつものビシソワーズとは違っがお色に仕上がるので、また違った趣のビシソワーズがいただけますよ^^
まず、シャドークイーンの皮を剥き、玉ねぎと共にサイの目に切ります。
シャドークイーンは水から茹で、玉ねぎはバターで炒めます。
水気を切ったシャドークイーンと、玉ねぎ・ローリエを鍋に入れてコンソメスープで10分程煮込みます。
バーミックスで滑らかになるまで混ぜ、牛乳を加えながらかきまぜつつ温め、塩とホワイトペッパーで味を整え、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
器に注ぎ、生クリームやオクラ、パセリなどで飾りつけをすれば出来上がりです。
【 バター炒め 】
シャドークイーンの皮を剥き、食べやすい大きさに切ったら水につけてアク抜きをします。
水気をきって、シリコンスチーマーに入れてレンジで柔らかくします。
柔らかくなったら、バターを入れたフライパンにシャドークイーンを入れて少し焦げ目がつくまで炒め、塩・コショウをふれば出来上がりです。
いかがですか?
色んな料理に普通に使えそうでしょ?
まぁ、ジャガイモなので当たり前ですが、お料理しても綺麗な紫色が残るのが魅力ですね。
ただ… 肉じゃがとかは、その色が災いしてあんまり合わないかも? です。
シャドークイーンの育て方
家庭菜園でジャガイモを育てている人はたくさんいると思います。
ジャガイモって、丈夫で手間もかからず、たくさんできますからね(笑)
では、シャドークイーンも同じように簡単に育てられるのでしょうか?
ということで、調べてみたら…
シャドークイーンも普通のジャガイモと同じように栽培して育てられることが分かりましたよ。
ジャガイモと同じようにシャドークイーンの種芋も販売されているので、まずはそれを購入するのがいいようです。
地域によって種芋の植える時期は多少違いますが、ジャガイモが育つのに適している温度は17℃前後です。
育つまでだいたい80~100日かかるので、そこから逆算して、寒くなるまでに収穫できるような時期に植えましょう。
霜が降りてしまうとジャガイモの芽が黒くなっちゃうので、もしも霜が降りそうなら、落ち葉や藁を轢くなどして芽を守るようにします。
育て方に不安があるようなだったら、近くに農家があれば尋ねてみて参考にするのもよいですね。
ジャガイモは短期間で収穫できるのも魅力のひとつで、貯蔵もできるし料理法もたくさんあります。
シャドークイーンも普通のジャガイモ同様育てられるので、興味があればぜひトライしてみましょう。
まとめ
シャドークイーンの綺麗な紫色は、お料理しても失われずに健在です。
その特徴を生かして、いつもとちょっと趣の違ったジャガイモ料理を作ってみませんか?
Your Message