えごま油とは?えごま油の効果や食べ方など!
最近、メディアでも「えごま油」が注目を集めていてよく話題になっています。
えごま油とは一体どんなものか、何に効果があるかご存知ですか?
詳しく知らない人も多いかもしれませんが、えごま油は健康的にキレイになるために積極的に摂りたい油なのです。
ここでは、えごま油の魅力についてご紹介します!
えごま油とは
えごまとはシソ科の植物で、大葉と良く似た葉をもつ植物です。
一部の地方では、えごまは食べると10年長生きするという意味から「ジュウネン」とも呼ばれ、「長寿の食物」として食べられてきました。
そのえごまの種から抽出される油をえごま油といいます。
しそ油と呼ばれることもあります。
えごまはゴマでは無いので、えごま油もごま油の仲間ではありません。
えごまの歴史は古く、原産地はインド高地や中国雲南省の高地とされており、ここから中国、韓国、日本に入ってきたといわれています。
日本では、1万年~5500年前の遺跡数カ所で栽培されていた痕跡が見つかっているため、えごまは日本最古の油脂植物と考えられます。
えごま油は、昔は灯明油や傘に使う防水など塗装用の油として利用されてきました。
昔は、油といえばえごま油を指すほど日本人には馴染み深い油でしたが、菜種油の登場により次第に栽培量が減少していったんです。
しかし、最近、えごま油の健康効果の高さから再び注目を集め、人気が出るようになりました。
えごま油の効果
えごま油には健康に良い働きが沢山あるとされています。
油と健康は結びつかないイメージですが、えごま油はオメガ3という部類の油に属しており、身体に良い油なのです。
えごま油の一番の特徴としては、αリノレン酸を多く含んでいることです。
αリノレン酸とは植物油の主成分で、必須脂肪酸の一つです。
必須脂肪酸とは人間の身体に不可欠な栄養素で、人間の体内で作ることが出来ない栄養素です。
αリノレン酸が不足すると脳や神経などに影響が出るとされているため、食品から摂取する必要がある脂肪酸です。
αリノレン酸は、血液をさらさらにしたり、アレルギーや生活習慣病等を改善する効果が期待できると言われており、注目されている成分です。
えごま油を摂ることで、具体的にどんな効果が期待できるのかご紹介します。
・うつ病を軽減する効果
脳がストレスを感じることで起こるうつ病。
αリノレン酸を豊富に含んだえごま油は、脳細胞の萎縮からくるうつ病を回復してくれる効果があります。
脳にストレスがかかると、ストレスに対処しようとした脳が交感神経のはたらきを高め、内蔵や筋肉を興奮状態にさせます。
こういった状態が慢性的に続くと、脳の機能が低下し、脳細胞が収縮し、うつ病になってしまうことがあります。
αリノレン酸には血圧を下げ、血液の流れを良くする働きがあります。
脳に血液がきちんと巡るようになると、脳細胞の修復の助けとなってくれるのです。
・動脈硬化の予防
血液中の中性脂肪の濃度が高くなると動脈硬化を引き起こしたり、脳梗塞や心筋梗塞を起こす恐れがあります。
αリノレン酸は中性脂肪を下げてくれるので、動脈硬化の予防に繋がります。
・抗アレルギー作用
αリノレン酸は、アトピーや花粉症等の、アレルギー反応を抑制する働きがあります。
普段私達がよく使うベニバナ油やサラダ油には、リノール酸という成分が多く含まれています。
リノール酸は過剰に摂り過ぎるとアトピーや花粉症などのアレルギー反応を促進させると言われています。
特にアレルギーが気になる方は、リノール酸の油ではなく、えごま油でαリノレン酸を摂ることをオススメします。
・ダイエット効果
えごま油は体に溜まりにくく、体に蓄積された脂肪を分解し、脂肪を燃焼しやすくします。
さらに食事などでαリノレン酸を摂ると、腹持ちが良く満腹感が長く続きますので、食欲を抑える効果が期待出来ます。
その他にも、様々な嬉しい効果があります。
・血流の改善、血栓予防効果
・老化を予防する効果
・糖尿病の予防
・高血圧の予防
・不整脈の予防
・脳卒中の予防
・癌の予防 等・・・
えごま油は、健康な身体作りに最適な食材だったのですね!
えごま油の食べ方
えごま油の特徴として、酸化しやすく熱に弱い食品のため、食べる際には熱を加えずにそのまま摂取しましょう。
αリノレン酸の1日の推奨摂取量は2gとされています。
えごま油は小さじ1杯(約5g)程度が1日の目安となります。
健康に良い働きをしますが、油なので小さじ1杯で約50kcalあります。
たくさん摂るとカロリーオーバーとなってしまうので、一日の摂取量を守りましょう。
では、どのようにして摂取すれば良いのでしょうか?
えごま油のオススメの食べ方をご紹介します!
・お刺身やカルパッチョにかける
・お気に入りの塩や、ハーブやスパイス、ニンニクなどを加えて、ドレッシングの代わりにサラダにかける
・バター、マーガリンの代わりにパンに付ける
・スムージーやヨーグルトなどに混ぜる
・卵かけご飯にかける
・加熱したお肉や野菜とからめる
人によっては、味のクセや匂いが多少気になるという方もいます。
そういう場合は、お味噌汁等の味がしっかりした料理に摂り入れると気にせずに食べられます。
また、えごま油は酸化しやすい油なので、調味料棚よりも冷蔵庫に入れて保存するのがオススメです。
開封してから2か月程度を目安に使い切るようにしましょう。
えごま油4本セット |
まとめ
えごま油には身体に良い効果が沢山あります。
1日小さじ1杯程度で気軽に続ける事が出来るので、ぜひ毎日の食生活に摂り入れてみてください!
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