偏頭痛の原因と予防法や食べてはいけないもの。薬がない時の対処

公開日:  最終更新日:2016/05/08

偏頭痛

偏頭痛もちの人は、あの辛い痛みに毎回悩まされている訳ですが、そもそも偏頭痛はなぜ起こるのでしょう?
今日は偏頭痛の原因などをまとめてみました。

また、偏頭痛もちの人が食べない方が良い食べ物や、薬がなくても偏頭痛の痛みを緩和できる方法なども併せて掲載しました。

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偏頭痛の原因は?予防できるのか?

偏頭痛はズキンズキンという痛みが頭の片側または両方に現れます。
発作的に痛みが出て、吐き気や嘔吐を伴うことも多く、ひどい人は起き上がることすらできなくなってしまいます。

どうして偏頭痛が起きるのかというと、原因は主に下記の二つが考えられます。
偏頭痛は男性よりも女性に起こることが多いのですが、女性ホルモンが影響しているとも言われています。

・血管の拡張
血小板から血管を収縮させるセロトニンという物質が分泌されて血管が収縮します。その後分泌されたセロトニンが減少することで収縮した血管が元通り拡張する時に痛みが生じます。

・三叉神経の刺激
顔面周辺の神経をつかさどっている三叉神経が何らかの原因で刺激されることで痛みが生じます。
三叉神経の末端からは血管を拡張させる物質が分泌されるので、その物質が原因で炎症が起きて神経が刺激される際に痛みが起こります。

偏頭痛を予防するには日常生活で注意すべき点がいくつかあります。

・ストレス
ストレスが溜まりすぎると頭痛の原因になりうるので、ストレスを溜めすぎないように注意しましょう。

・興奮
血管が拡張すると頭痛が起きます。
興奮したり怒ったりすると血管が拡張するので、あまりイライラせずに毎日を穏やかに暮ごしたいものです。
また、熱いお風呂に浸かったり運動した後は血管が拡張するので、頭痛が起きやすくなる傾向があります。

・飲酒
アルコールには血管を拡張させる作用があるので、飲み過ぎると頭痛が起きやすくなります。
偏頭痛もちの人はあまり深酒しない方がいいでしょう。
お酒の中でも赤ワインが最も偏頭痛を起こしやすく、蒸留酒は比較的起こしにくいと言われています。

偏頭痛の人が食べてはいけないもの

偏頭痛もちの人が食べると偏頭痛がひどくなる食べ物というのがあります。

それは、主に下記の食品。

・アルコール類
アルコールを飲むと血管が拡張して偏頭痛が起きやすくなるケースがあります。

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・ソーセージやベーコン
食品添加物として亜硝酸塩が含まれていますが、その亜硝酸塩には血管を広げる作用があることから偏頭痛を誘発するケースがあります。

・ダイエット食品
カロリーを低くするのによく使用されるアスパルテームという成分が、偏頭痛を悪化させます。

・グルタミン酸ナトリウム
うまみ成分として中華料理によく使用されますが、偏頭痛を誘発すると言われています。

・チラミン
一旦は血管を収縮させる作用がありますが、その後血管を拡張させます。血管が拡張する際に頭痛を発症することは少なくありません。
チーズやワイン、ビール、チョコレートに多く含まれています。

また、反対に偏頭痛の症状が緩和される食べ物というのもあって、それは以下の通り。

・マグネシウム
血管の緊張を緩和させる作用があり、大豆やひじき、こんぶ、イワシ、アーモンドなどに含まれています。

・ビタミンB2
神経の興奮や脳の血管を鎮める効果があり、うなぎや鯖、レバー、納豆、魚肉ソーセージなどに含まれています。

・トリプトファン+ビタミンB6
自律神経の働きを正常にする効果があり、トリプトファンは牛乳、豆腐、納豆、卵、肉、ゴマなどに、ビタミンB6はレバー、マグロ、アボガド、バナナなどに含まれています。

・カフェイン
偏頭痛が起きた直後にコーヒーを飲むと症状が緩和しますが、反対に頭痛が起きて時間が経ってからコーヒーを飲むと症状が悪化するので飲み方には注意が必要です。

頭痛薬がない時にはどうすれば!?

偏頭痛が起きたのに薬がない!?
なんて時にはどうすればよいのでしょう?

・部屋を暗くして安静にする
軽い偏頭痛なら部屋を暗くして静かにしていればある程度改善されます。

・コーヒーを飲む
コーヒーに限らずカフェインを含むものならOKです。
カフェインには血管を収縮させる作用があるので、偏頭痛が起きてすぐに飲むと効果があります。
 
・首の後ろを冷やす
首の後ろを冷やすと血管が収縮されて痛みが和らぎます。

・首の後ろを押す
首の後ろを指でグッと押すことで血管が収縮して痛みが和らぎます。

偏頭痛に効く薬が手元にあればよいのですが、無い時や薬を飲んでも効果が現れない時には、こういった方法で偏頭痛の痛みを和らげましょう。

まとめ

自分の頭痛は偏頭痛だと思って対処してたけど良くならないという時は、偏頭痛ではない可能性もあります。
肩こりや首のこりから引き起こされる頭痛は緊張型頭痛なので、また対処法が違ってきます。
痛みを薬で和らげるのは簡単ですが、なるべく薬は使わない方法で痛みを和らげたいものですね。

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