浴衣について。着る時期や人気の柄。浴衣の簡単で上手な着方
夏が近づくにつれ、あちこちで浴衣の販売が始まりますね。
毎年色んな色・柄・デザインの浴衣が登場しますが、今年の人気や流行りは?
ところで、浴衣をせっかく買ったなら、お祭りの時だけじゃなくてもっと普段使いしたいと思いませんか?
浴衣はいつ頃から着てもおかしくなく、またそれなりのマナーはあるのかしら?
ということで、今日は浴衣に関するあれこれをまとめました。
自分で簡単に着る方法なんかについても記しましたよ。
浴衣って?浴衣を着ていい時期は?
浴衣は和服の一種で、長襦袢を着用せずに素肌の上に着ます。
浴衣の原型は平安時代の湯帷子(ゆかたびら)で、入浴の際の汗取りや裸を隠すため、また湯上りの肌の水分をとるための着衣でした。
もともとの浴衣は白地の木綿を藍で染めるのが原則で大胆な柄が施されていましたが、最近は素材の生地を含め色や柄もバラエティーに飛んでいます。
浴衣は湯上りに着たり寝巻きにしたりといった肌着感覚で着用されていた経緯から、正式な場で着用するのはNGです。
言うまでもなく、結婚式や成人式などに着ていくのはマナー違反。
やはりイメージとしては、花火大会や盆踊りに着ていくと風情があるという感じでしょうか。あとは温泉とか。
最近はデザインも個性的になってきたことから、普段着として着用している人もいるようですね。
浴衣を着用しても良い時期というのはハッキリ決まっていませんが、一般的には6月~9月位の気温が高い時期といえそうです。
旅館やホテルでは年中用意されているので、基本的にいつ着てもOKなのでしょうが、やはり素材が薄いので暑い時期じゃないと着れませんよね。
浴衣を簡単に着るには?
最近はリーズナブルな浴衣セットなんかも販売されていますが、買ってはみたもののどうやって着るのか分かんない… なんてこともあるかもしれませんね。
左側が前だっけ?いや右側かな?そもそも男女で違ったっけ… など、分からなくなることもあるでしょう。
浴衣は男女同じで「左側が前」です。
・生きている人 → 左側が前
・亡くなった人 → 右側が前
間違えて右側を前にして着ちゃうと「早死にする」「縁起が悪い」なんて言われるので注意が必要です。
さて、浴衣の着方ですが、
浴衣セットを買うと必要なものは基本的に全部揃っているはずです。
ちなみに、浴衣を着る時に必要なものは以下の通り。
・浴衣
・帯
・下駄
・腰紐2本
・伊達締め
上記に加え、襟芯、帯板、コーリンベルトなんかがあると更に綺麗に浴衣を着ることができます。
必要なものが用意できたら、
・浴衣を羽織り、中心を合わせて裾の長さを決める
左右同じ位置にし、裾の高さはくるぶしを目安にします。
・幅を決める
左側を前にし、たるみが出ないように上前幅を決めます。
・腰紐を結ぶ
下前がずれないように注意して、腰紐をウエストの少し下にあてて体に巻いて結びます。
・おはしょりを整える
袖付けの下の開いている部分から手を入れて、後ろ、前共におはしょりを綺麗に整えます。
・衿を作る
片手で左右の衿を合わせて持って、もう片方の手で背縫いを摘んで衿を綺麗に整えます。
・胸紐を結ぶ
バストの下に胸紐をあて巻いて結びます。
といった方法で浴衣を着ます。
帯びの結び方は色々ありますが、ネットで動画がたくさん紹介されているので参考にするとよいでしょう。
浴衣の人気の柄は?
毎年バラエティーに飛んだ浴衣が販売されますが、どんな物が人気なんでしょう?
【 色 】
1.白ベース
2.パステルカラー
3.紺色ベース
4.濃い色
【 柄 】
1.梅柄
2.菊柄
3.百合柄
というような感じでしょうかね。
派手な浴衣もたくさんありますが、意外とレトロで無難な柄が人気のようです。
まとめ
浴衣を選ぶ際は、自分の背丈や顔立ちを考えつつ選ぶと良いようです。
人気のものでも、合わせてみたらなんだか似合わなかった… なんてこともあるので、自分に合う浴衣を見つけておしゃれに着こなしましょう。
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