子供が中耳炎!?その原因と治療期間や早く治すために出来るケア
年間を通してふとした瞬間に引いてしまいがちな風邪。
大人はもちろんですが、小さいお子さまをお持ちのママさんは風邪を引く度に大変な思いをしているはずです。
風邪だけならまだよいのですが、熱や嘔吐でぐったりしてしまったりすると心配になりますよね。
そんな風邪の症状からかかってしまいやすい「中耳炎」について、かかってしまう原因や治療にかかる期間・早く治すためのケアの方法です。
子供が中耳炎にかかってしまう原因とは?
そもそも中耳炎というのは、大雑把に言ってしまえば耳の炎症です。
詳細に言えば、耳の中の鼓膜の奥にある「部屋」が中耳で、その中に悪い菌が入ってしまうことで痛くなったり、膿がたまってしまったりする症状のこと。
他にも熱が出たり、聞こえにくくなってしまったりすることも。
その原因は、大体が風邪を引いて鼻水が出ていると中耳炎にかかりやすいんです!
鼻をかむことが出来ずにそのままにしておくと、鼻から管を通って耳に菌が入り込んでしまいます。
特に1歳までの小さなお子さまは、大人と違って耳の管が太くて短く、水平に近いのでかかりやすくなってしまうそう。
そして1回かかってしまうと、中耳炎が癖になってしまい、風邪を引く度にかかる子も多いようです。
中耳炎にかかった子供の治療期間はどのぐらいか?
中耳炎は主に風邪とセットでかかることがわかりましたが、治る時期は一緒ではありません。
よく勘違いしがちなのは、中耳炎はプールやお風呂に入った時に菌が入る… という訳ではないんです!
鼻水が溜まってしまったのをそのまま放置したり、ずるずると鼻をすすってしまうことで菌が入り込んでしまうんです。
熱がある時は別ですが、中耳炎はお風呂は気を付けて入れば大丈夫なんですよ!
だから治療中でも気にすることはありません。
なぜ治療中のことを先に話したのかというと、それだけ中耳炎の治療には時間がかかるからなんです!
中耳に溜まった膿はゆっくりと鼻の奥に抜けていくのですが、お子さまが鼻をかむことが出来なかったり、膿が溜まってしまっている間は治らないと考えた方がいいですね。
完全に抜けきるには最低でも1ヵ月、長い場合だと2~3ヵ月。
大変なのはわかっていますが、出来るだけ根気強く通院することが治すための一番の近道になります。
子供が中耳炎にかかった時にできるケアの方法
まず始めに、子供のしぐさなどで「あれ、中耳炎かな?」と気付いてあげることが大切です。
言葉が話せない小さなお子さまは、耳を気にしてよく触っていたりしませんか?
テレビがいつもより近かったり、いつもより大きな声で呼ばないと返事をしなかったりといった場合は、きっと聞こえにくいのかもしれません。
他にも機嫌が悪くなったり、急に痛くなったりすると大泣きしてしまうことも。
そういったときには早めに耳鼻科に行って診てもらってください。
その日がたまたま休日だったり痛みだしたのが深夜で、かなり強い痛みがある「急性中耳炎」の場合は、鎮痛剤があればそれで痛みを止めてあげることと、耳の後ろを冷やしてあげるのもいいみたいですね。
もしそれが痛みだけではなく「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」の場合は、耳だれすることがあるのでガーゼなどでそっと拭き取ります。
それが寝る前であれば寝ている間も垂れてしまうので、枕にタオルを巻いておいたりするといいかもしれません。
それ以外で出来ることは、必ず鼻をすっきりさせておくことが大切です!
まとめ
中耳炎は大体が小さいお子さまがかかっていること、かかりやすいことがわかりましたよね。
原因も鼻を啜ってしまう・鼻をかむことが出来ないこと。
かかってしまえば痛みや熱を伴うので看ている私たち親もツラいですが、お子さまは症状と闘っているのでもっとツラい思いをしています。
一刻も早く治してあげるには、親のケアが大切なのでお子さまと一緒に闘ってあげてくださいね!
そして必ず耳鼻科に行き、先生が「完治しましたよ」というまで根気強く通院を続けてください。
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