内向的な人が自ら相手に声をかけることの難しさと克服法及び勇気

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内向的,コミュニケーション,人付き合い

魅力的な人というのは、一緒にいて楽しい人ですよね。
コミュニケーション力に長けていて、誰とでも気さくに明るく話せる。

また気配りも行き届いていて、数人で話しているときなんかも、つまらなそうにしている人や浮いてる人にはさりげなく声をかけたりできる。
そういう人は魅力的なだけでなく、人間関係を築くのもとても上手です。

対して、コミュニケーションの苦手な人もいます。
得てして内向的な人ですが、そういった人が、どうすれば多少なりとも社交的・外交的になれるのかを今日は考えてみましょう。

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待ってるだけでははじまらない、自分から声をかけよう

コミュニケーションの苦手な人は得てして内気で人見知り。

もちろん持って生まれた性格だったり、後天的に何らかの事情を機にそうなったのでしょうが、いずれにしても、内向的なタイプ。

でも、本当は人の輪に入っていって、自分も楽しく絡みたいと思っているのが本音だったりします。

しかし、残念なことにまず会話というものに慣れていない。
そのために集団の中で自分をアピールするのが苦手、というよりその術を知らないケースが多いようです。

本来、会話は気軽に「声をかける」ところからスタートするものですが、この手の人はとにかく最初の一歩が踏み出せない。
結果、受け身に回り「誰か話しかけてくれないかなぁ…」となるんですね。

とにかく待っているだけで、自分から話しかけようとしないのが常ですが、これは話しかけないというよりは、話しかけることが出来ないという方が正しいかもしれません。

というのも、何事にも消極的で臆病なものだから「こんなこと言ったら変に思われたりしないだろうか…?」なんていう不安が先に立って、結果も分からないうちから委縮してしまうのです。

で、先述のように「誰か話しかけてくれないかなぁ…」と受け身になるのですが、いざ待望のその瞬間が訪れたとしても、「あっ、いや…」とか言ってまともに返事が返せなかったりします。
仮に受け答えできたところで、「はい」とか「いいえ」などと小声で返すのみ。

これでは相手も長くは付き合ってくれないので、会話はたちまち終わります。

結局、言いたいことがあっても伝えられないままタイミングを逸し、あとで後悔したり、自分が情けなくなったり、あるいは自己憐憫にひたるだけ。

声をかけられないのは実は臆病なだけかも

コミュニケーションの苦手な人に本音を聞いてみると、だいたいの人が以下のように言います。

・人付き合いが苦手で…
・友達がいなくて…

こういった人の共通点として、ほとんどの場合、自分から声をかけたり連絡を取ったりという積極性に欠けています。
まぁ、内向的な性格が災いしているケースが多いのですが、必ずしもそれだけではなく、変に気を使っているというのも大きな特徴。

・声をかけたいけど忙しいかもしれない…
・突然電話したりしたら迷惑かもしれない…

このようにあれこれ余計な気をまわして結局は何もできずに相手からのアクションをひたすら待っている… みたいな。

しかし、このような気の回し過ぎというのは、得てして、自分が失敗することへの恐怖の裏返しだったりもするのです。

たしかに、勇気をもって声をかけたら、相手が本当に忙しくてまともに取り合ってもらえないケースも考えられなくはありません。
また、突然電話をかけたら、相手が面食らってちょっと引いたようなリアクションをすることもないとは言えないでしょう。

もうそう考えると、なんだか怖くて自分からアクションを起こせなくなってしまうのが内向的な人の特徴ですが、何かにトライするならリスクは付き物です。
そもそもそれらの行動で失敗したところで大したことにはなりません。いくらでも修復も挽回も可能なのに、怖いばかりで踏み出せない…。

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チャレンジにはとにかくリスクがついて回ります。
内向的な人にとっては、誰かに声をかけてみることでさえたしかに大きなチャレンジなのかもしれません。

一般にチャレンジする目標が大きければ大きいほど、成功時の満足感は大きくなりますが、それだけハードルも上がります。
しかし、コミュニケーションをはかるために「声をかけてみる」だけならそれほど大それたチャレンジとはいえないんですね。

「成功はしたいけど失敗は嫌だ」と、このように成功と失敗を秤にかけて、失敗を避ける方を選ぶのが内向的な人の特徴ですが、そもそも、成功とか失敗とか論じるまでもなく、たかが自分から「声をかける」だけの話なのに、内向的な人にとってはそれが一大事。

そうやって精神的に自分を追い込んでしまうので、ことはなかなか好転しません。

ちょっとの勇気できっと変われる

先述の通り、内向的な人にとっては、誰かに声をかけるのは一大事。

そしてその先にあるのが、「相手に好かれたいが、嫌われるのは怖い…」という恐怖心だったりします。
しかし、これでは人間関係は一切進展しませんよね。

嫌われたくないから声もかけないでは、未来永劫「好かれる」こともありません。だって接点がないのですから。
だから難しくても「声をかける」という行動が何より必要なのです。

・恥をかきたくない
・変な人だと思われたくない
・そして、自分が傷つきたくない

自分に自信が持てず、その割に最低限のプライドはあって、周りの目もやたら気になる。
世間体や下らないメンツなどから「自分は好かれる性格じゃないんだ…」と言い訳して、行動を起こす前に諦める。
挙句の果てに「自分にはこういう欠点があるから…」などと、自分の粗探しを始める始末。そんな人も少なくないようです。

だけど、本人が気にするほど、実は他人はあなたに注意を払っていません。

もっと単刀直入に言えば、誰もあなたのことなんて気にかけてはいないんです。
それはあなただけが気にかけてもらえないのではなく、誰もが他人をいちいち気にかけてはいないんです。
それが分かれば、今まで気になった周りの目や世間体、取るに足らないメンツなど気にする必要なんかないことに気付くはずです。

そうしたら、ちょっとの勇気で「声をかける」こともしやすくなるのではないでしょうか。

勇気をもってこちらから話しかけてみて、もしも相手が気乗りしない返事でも、ひょっとしたらたまたま虫の居所が悪かったのかもしれないし、体調が優れなかったのかもしれないし、忙しかったのかもしれない。
また、得てしてそういう風にタイミングを外してしまいがちなのも、こういうケースではままあることで、そんな時は少し時間を置いてみるのが一番いいでしょう。

その間に、ふりしぼった勇気が萎える可能性も否定できないけど、ちょっと時間をおいて何気なくまたこちらから話しかけてみると案外うまくいったりすることも少なくないんですよ。

とにかく、何もせずに終わるのは避けましょう。
少しの勇気があなたを変えることは十分あって、ちょっと変われれば、この先大きく変われる可能性が芽生えます。

まずは、声をかけてみること。
これがコミュニケーションのはじめの一歩です。
いつまでも「ひとりぼっち」よりずっとよくないですか?

まとめ

何をどう話すかは大事ですが、会話は相手のあることだから、自分が段取った通りには必ずしもいきません。
不慣れだからこそ、いろいろ自分なりの筋書きも考えてしまいがちですが、気を付けないといけないのは、自分自身がまだ話し上手ではないということ。

会話に慣れないと、つい独りよがりな話題に終始しがちなので、そこは考えないといけません。
なぜなら、自分の興味のあることだけをダラダラしゃべられたら、相手は退屈するだけだから。

会話はキャッチボールです。
やり取りする中で、相手が多少なりとも乗ってくる話題があれば、そこに光明が見えてきます。
相手から好意を得ようと思うなら、まずはこちらから話しかけ、相手のことに興味を持って、可能な限り楽しませるようにすることです。

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