フケが出る原因と防止法。フケを抑えるシャンプーの仕方まで
空気が乾燥する冬場はフケ症の人は特に気になる季節でしょう。
毎年冬になるとフケに悩まされている人は多いと思います。
フケは誰にでも起こる通常の生理現象ですが、肩に落ちて目立つなどあまりに多い場合は何かと問題です。
今日はフケを防止する方法やフケを抑えるシャンプーの仕方など、フケについてまとめてみます。
どうしてフケは出るのか?
フケは日本人が抱える肌トラブルのひとつで、アンケートの結果、男女共約87%の人がフケに悩まされた経験があるとのこと。
フケというのは古くなった頭皮の角質が剥がれたもので、地肌の皮脂や常在菌、肌質のバランスが崩れることでフケは発生します。
フケが出る原因は大きく分けると二つ。
・脂性フケ
頭皮の皮脂分泌が多くなることでフケが出ます。
一般に皮脂は真菌が脂肪酸に分解しますが、頭皮の皮脂が過剰分泌されると頭皮が湿っぽい状態になり、それが原因で菌が異常に繁殖して炎症を起こします。
脂性フケの特徴は大きな塊のフケが出ることで、対策としては菌に効果のある薬用成分の入ったシャンプーを使うと効果的です。
また、脂性のフケが出ていると脂漏性皮膚炎を起こしている場合があるので、異常を感じたら皮膚科で診てもらい、症状により抗真菌薬やステロイドを処方してもらいます。
・乾性フケ
脂性フケとは反対で、頭皮の皮脂が少なく乾燥してしまっていることでフケが発生します。
サラサラした細かいフケが乾性フケの特徴です。
対策としては椿油などを使って頭皮の保湿をしたり、シャンプーをし過ぎて頭皮の油分を取りすぎないようにすることです。
アトピー体質の人は乾性フケが出ることが多いようです。
フケの原因がどちらであっても、シャンプー後に髪を拭くときはゴシゴシと力を入れて拭いたりしないようにします。
お風呂上りにはすぐにドライヤーを使い髪を乾かすようにしましょう。
ブラッシングの際にも力を入れすぎて頭皮を傷つけないようにきをつけます。。
また、バランスの良い食事や規則正しい生活を送るのも大切です。
フケを防止する方法は?
だからそれほど神経質になって気にすることではありません。
とは言え、肩に大量のフケが落ちている人を見るとやはり不潔なイメージがしてしまいますよね。
エチケットとしても問題ありです。
先述の通り、フケは誰にでも発生するのですが、健康な人のフケというのは目に見えないほど小さなもので、目に見えるフケが落ちるということは何かしら原因があることになります。
頭皮に疾患があるとか、ヘアケア(シャンプーやブラッシング、乾かし方など)の方法が間違っているとか…。
フケは、先述の通り乾燥と脂性の2つの種類に分類されますが、その症状に応じてそれぞれに対処法は変わってきます。
・ストレスや運動不足
ストレスや運動不足が原因で免疫力が低下して、それにつれて頭皮が弱くなりフケが発生してしまいます。
ストレスを溜め過ぎないようにするとともに、適度な運動を心がけましょう。
・食生活の乱れ
ビタミンが不足したりアルコールを過剰に摂取するなど食生活が乱れているとフケの原因になります。
・パーマやカラー
パーマやカラーの際に使用する液で頭皮が痛んでフケが発生します。
肌が弱い人はパーマやカラーをするのをなるべく控えるようにする方がいいでしょう。
・シャンプー
ゴシゴシと洗い過ぎたり、洗浄力が高いシャンプーを使うことで頭皮が傷み、フケの原因になります。
毎日の事なので、きちんとしたシャンプーの方法をマスターしましょう。
・洗髪不足
洗髪が不十分だと頭皮の汚れがきちんと落ちずにフケの原因になります。
洗い過ぎるのも良くありませんが、洗わなさすぎてもいけません。
・睡眠不足
睡眠不足は頭皮の皮脂が増える原因になるので、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
・ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れるとフケが出る原因になります。
ストレスを溜めないようにして規則正しい食生活をするようにしましょう。
まず、自分のフケが乾燥性のものなのか脂性のものなのかを見極め、それに合った対処法でフケを防止するようにしてみましょう。
フケを抑えるシャンプーの仕方は?
フケが気になって何度もシャンプーをしている人がいますが、洗い過ぎはかえって逆効果になるので止めた方がよいです。
シャンプーをするのは1日に1回で十分。
洗いすぎると頭皮に必要な油分まで奪ってしまい、頭皮を乾燥させたり反対に皮脂の過剰分泌に繋がったりとフケをつくる原因になってしまいます。
フケが気になる時には、
・フケ対策専用のシャンプーを使う
・洗浄力の強いシャンプーは使わない
・シャンプーは1日1回にして、洗い過ぎない
というようなシャンプーの方法が望ましいです。
また、フケに効果があるシャンプーの仕方というのは、
・シャンプー前にブラッシングで頭皮をマッサージ。
・シャンプー前に1度何もつけないで予洗をする。
・シャンプーの時は指の腹を使って洗うようにする。
・洗った後はよく濯ぎ、シャンプーや泡を残さない。
・自然乾燥はNG、ドライヤーでしっかり乾かす。
などがあります。
きちんと洗髪を行えていないことが原因でフケが出ている人は少なくありません。
フケを改善したいなら毎日のシャンプーの方法が間違っていないか見直す必要がありそうです。
まとめ
フケは誰にでも起こる生理現象ですが、健康な人のフケは目に見えないほど小さいものです。
目に見えるフケが出るのは何か問題があるということなので、原因を見つけ改善するようにしたいですね。
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