「東男に京女」も今は昔。現代の理想のカップル東西組合わせ合戦
「東男に京女」なんて言いましてね、昔は粋でちゃきちゃきした江戸っ子には、美しくたおやかな京女がお似合いだなんて言われたもんです。
もっともこれは大昔のものの例えですから、現代は少々趣が違っている印象も。
とはいえ、意外にうまくいく関東と関西の男女関係。
そこで、今日は東からは東男と東女、西からは京男と京女、さらには同じく西から大阪男と大阪女にご登場いただき、その相性を探ってみましょう。
現代の「東男に京女」東京の男と京都の女の相性
昔から「東男に京女」なんて言われてますね。読み方は「あづまおとこにきょうおんな」。
ある種「理想のカップル」の例えです。
しかし、江戸っ子らしい東男は時代とともに減り、たおやかな京女もあまり見かけないといった両者とも絶滅寸前な昨今、「東男に京女」の組み合わせは、かつての「理想的カップル」とは違った趣を呈しています。
現代の東男はといえば、関東人特有の人当たりが良いといったイメージ。
これに対して京女はといえば、本音は内に秘め表面上はソフトな顔を取り繕うのが実にお上手。
加えて「京都の着倒れ」なんて表現もあるように京女は総じてオシャレ、これは常に人目を気にし、実はプライドが高い東男にとっては、ビジュアル的にも連れ歩いて鼻が高い。
これであれば付き合いもまずは穏便に上手くいきそうです。
ところが、東男がプライドが高いのと同様、実は京女もまたプライドが高く、そうなるとプライドとプライドがしのぎを削り火花を散らすことも度々。
また、土地柄、礼儀やしきたりを重んじる京女の数々の注文や苦言は、干渉されるのを嫌う東男にとってはことのほかウザく、さらに悪気はないものの総じて辛口な京女の言葉は、意外に繊細な東男の心を深く苛み傷つけ、東男は段々と疲弊して京女に辟易…。
このように、現代の東男と京女はもはや理想のカップルの代名詞とは程遠い状況になりつつあります。
(あっ、その組み合わせでうまくいってるカップルの方は気を悪くしないでくださいね)
「東女と京男」東京の女と京都の男の相性
では、組み合わせを反対の「東女と京男」にしてみたらどうでしょう?
「東女」、こんな言葉はあるのかないのかはさておいて、「あずまおんな」と読んでいただくことで風情も増すというものです(笑)
さて、好奇心旺盛で遊び好き、おまけに自由闊達で初対面の相手にも人なつこい東女は、どこか線が細くヤワなところがあって控えめな京男に惹かれるものです。
付き合い始めは、東女が京男をぐいぐい引っ張る形でスタートするのは想像に難くありません。
しかし、総じてパワフルな東女は、何事に対しても積極性を欠き煮え切らない態度が多い京男に段々とイライラが募ります。
また、東女の中でもことのほか濃い人間関係を好む下町の東女の場合、意外とクールな一面もある京男に物足りなさしかおぼえなくなります。
ということで、これまた長続きする気配がありません。
(その組み合わせでうまくいってるカップルの方は気を悪くしないでくださいね、毎度の注釈、恐縮です)
「東男と大阪女」東京の男と大阪の女の相性
では、関西の女性もうお一方、大阪女に登場してもらって「東男と大阪女」の相性をみてみましょう。
先述の通り人当たりの良い東男と、初対面の人にもまったく臆せず自分を主張できる大阪女は、初期段階におけるお互いのインスピレーションはかなり良好です。
しかし、江戸っ子譲りの「人目を気にしてええカッコしい」のところがある東男は、堅実で実質本位の大阪女にとっては納得いかない部分も多々持ち合わせているのは否めません。
特に見栄っ張りで調子よく、何かといえば人にオゴッてしまう東男の性分は、大阪女にとっては到底許せるものではありません。
そこはそれ、やっぱり大阪人です。しまりやで金銭観念が過剰に発達している大阪女ですから、東男の首根っこをギュッと締め付けて、金銭感覚を正すという挙に出るでしょう。
そうすると東男は対抗したり嫌気がさしたり… かと思いきや、これがまた不思議と従順に従うケースが多いんです。
それは、姉御肌の大阪女の面倒見の良さが、人に頼る傾向の強い東男にとっては意外に心地よいという結果なんですね…。
かくして、「東男と大阪女」の組み合わせは意外にうまくいくケースが少なくありません。
「大阪男と東女」大阪の男と東京の女の相性
では最後に組み合わせを変えて、「大阪男と東女」の相性をみてみましょう。
まず「大阪男は意外に細かい」。
そこを押さえたうえで、先述の通り、好奇心旺盛で遊び好き、おまけに自由闊達で初対面の相手にも人なつこい東女の反応や如何に。
結論から言うと、まず東女は大阪男にウンザリします。
特に、大阪男の割り勘主義は、都会で甘やかされている東女にとっては到底許せるものではありません。
そうか、じゃぁ、この組合わせもダメなんやな!と思いますが、さにあらん。
面白いことが大好きで好奇心旺盛な東女にとっては、大阪男の楽しい話術がことのほか魅力的なんですね。
さらに、意外と骨っぽいところのある大阪男は、これまた意外に古風な一面がある東女の琴線に触れます。
ということで、この組合わせ、スリリングですが意外に上手くいくという結論に落ち着きます。
東女が大阪男の割り勘主義をどうやって克服するかは、人それぞれにどう折り合いを付けていくかということになるのでしょうが…。
まとめ
「東男に京女」が理想とされたのも今は昔。
上記の推察によると、以外にも理想的なのは「東男と大阪女」、そして「大阪男と東女」という結果に。
まぁ、冒頭でも触れたように、関東と関西のカップルは実は相性がいいのです。
もっとも、人それぞれの性格や個性まで言及すれば、こんな推察は例えにもならんのですが、まぁ現代の東男や京女、東女に京男、そして大阪男と大阪女まで登場させて探ってみるのはちょっと興味深く、また面白いものではありました。
最後に、勝手に決めつけたそれぞれのタイプについて、お気を悪くなさった場合はどうぞご容赦ください。と予めお詫びを申し上げて本日のお題はお終いです。
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