食事を噛まないと肥満になる?夫の早食いをやめさせる5つの方法
早食いは、あらゆる生活習慣病の最大の原因の1つです。
あなたのご主人は、ゆっくりとよく噛んで、食事をしているでしょうか。
もしも早食いの習慣が何年も続いているのであれば、かなり要注意信号です。
早食いを改善するだけで、肥満や高血圧、糖尿病などのほとんどの生活習慣病は、大幅に予防することができるんです。
そこで今回は、夫の早食いをやめさせるために効果的な、5つの方法をご紹介していきます。
方法1:食材は大きめに切る
早食いをする人たちのほとんどに共通する特徴として…
「食べ物を噛まずに飲み込む」というのがあります。
食べ物をよく噛まないと、消化が悪くなり、内臓にも負担がかかって、栄養分が吸収されにくなります。
そこで、ご主人には、噛む習慣をつけさせるようにしましょう。
噛む習慣をつけさせるために効果的なのは、料理のとき、食材を大きめに切ることです。
具が大きいと、噛まざるを得なくなる
カレーライスのにんじんやじゃがいもなども、通常の2倍以上の大きさに切ります。
こうしておけば、そのまま飲み込むことができませんから、いやでも噛まなければならなくなります。
ご主人が、料理をすぐに飲み込んでしまわないように、食材は大きめに切るようにしましょう。
方法2:食事中は会話をする
「食事中ほとんど話をしない」というのも、早食いの人の特徴です。
そこで、ご主人とは、食事中の会話を心がけてみましょう。
これは、家庭内の環境やしつけによるところも大きく、「食事中は一切会話をしない」という家庭もあります。
ひょっとしたらご主人の実家でも、食事中は会話をしないという決まりがあったのかもしれません。
しかし、それではご主人の早食いは一向に解消されませんから、やはりご主人には、意識して食事中の会話に努めてもらうことをおすすめします。
この時、あなたが一方的に話をしても、ご主人の早食い解消にはなりませんから、ご主人からも話をしてもらわなければなりません。
「食事の時には会話をする」をルールに定める
そこで、「食事の時は必ず話をする」とルールを決めてみましょう。
仕事のことや体調のこと、趣味の話など、何でもいいので、必ず1つ以上、話をしてもらうようにします。
「なんでそんなこと、いちいち食事中に話さなきゃいけないんだよ!」
と、ご主人から反発されてしまうかもしれませんが、そこは「ゆっくり食事をして、生活習慣病を予防するためよ」と、しっかりご主人に伝えて納得してもらうようにしてください。
会食のマナーやセンスも身に付く
欧米では、食事中は会話をするのが普通です。
海外へ行ったときに、食事中にひたすら食べているばかりでは、ご主人もサマになりません。
それに、海外旅行に限らず、夫婦で外食をするときにも、夫婦が楽しく会話をしていた方が、好印象です。
外食中の夫婦がずっと押し黙っているようでは、周囲にも不気味な印象を与えますよね。
ご主人に食事中の会話力が身に付けば、ゆっくりと食事を楽しむことができ、ご主人の印象も良くなりますから、まさに一石二鳥です。
方法3:箸置きを使う習慣をつけさせる
早食いの改善に効果的なのは、箸置きを使うことです。
「箸置きなんて、自宅で使ったことがないし、食卓に置いてもどうせ使わない」
と、考えていませんか。
早食いとは、言い方を変えると、食事の手を全く休めていない、ということです。
そのため、早食いの改善のためには、本人が意識して、箸を置く習慣をつけなければなりません。
そこで、自宅での食事でも、「箸置き」を活用してみましょう。
箸立てではなく、箸置き
食事の開始の際には、箸立てから各自箸を取るのではなく、箸置きにスタンバイしておくようにしましょう。
食事の準備をするあなたの手間は、一手間増えてしまいますが、これによってあなたの熱意が、ご主人にも伝わりやすくなります。
また、ご主人にとっても、毎日目の前に箸置きが用意されていれば、「使ってみようかな」という気になります。
食事中は、定期的に箸を休めてもらうようにしましょう。
方法4:食事中の立ち歩きを禁止する
食事中についつい、ほかの用事で立ち上がったりしていませんか。
歩きながら食べ物を噛んでいると、噛むことに集中できず、咀嚼が不十分なままで飲み込んでしまいがちです。
立ち食い、歩き食いは、消化不良の最大の原因の1つです。
そのため、「食事中はほかの用事を一切しない」というルールを決めてしまいましょう。
食事中の雑音は無視する
電話の呼び出し音や、お風呂が沸いた音、洗濯が終了した音など、家のなかには、食事に集中するのを妨害する雑音が、あふれかえっています。
そこでいっそのこと、食事中はこれらの音を、一切無視してみましょう。
そのためには、ご主人だけでなく、あなたも食事中は立ち歩かないようにしなければなりません。
慣れないうちは、「急用のときはどうするの?」と考えてしまいがちですが、自宅の食事なんて、15分~20分もあれば、十分です。
そのたった15分、ほかの用事を我慢できないようでは、早食いは改善できません。
「健康のために、食事中は一切ほかの用事で立ち上がらない」
というのを、お互いの決め事にしてしまいましょう。
方法5:一皿に盛る量を減らす
お茶碗1杯、100グラムのご飯を1回で食べるのと、1杯50グラムのご飯を2回食べるのとでは、量は同じに見えても、食事のスピードは全く違います。
やってみると分かりますが、小盛のご飯を2回食べるほうが、時間がかかります。
そのため、ご飯もおかずも、1回に盛る量を減らしてみましょう。
一皿ぶんが少なければ、ご主人も「よく噛んで、味わって食べよう」と思いやすくなります。
食器を全て小さいものに交換する、という手もありますが、小さい食器がない場合は、盛る量を減らすだけで構いません。
おかわりの頻度も自然と減ってくる
ただし、ご主人が何度もおかわりを要求すると、あなたの仕事が増えてしますから、「おかわりは自分でする」というルールも決めておく必要があります。
1皿分の量を減らし、おかわりを自分でさせることで、「おかわりのためにわざわざ立ち上がるのが面倒」という気持ちも芽生えます。
必然的に、食事のスピードも量も、制限することができるんです。
「早食いはいけない」ということを伝えるのが一番難しい
今回、ご主人の早食いをやめさせるための方法について、ご紹介していますが、これらの方法はいずれも、ご主人に自発的に協力をしてもらわなければなりません。
ご主人自身が生活習慣病への危機感を持っていない限り、頭ごなしに早食いを禁止しても、やはりなかなかうまくいきません。
特に、食事の習慣というのは、幼少期の頃に身に付いてしまっていることが多いですから、強制的にやめさせようとしても、改善は難しいです。
まずはあなたがお手本になる
そのためまずは、あなた自身が、早食いをしない見本を、ご主人に見せてあげるようにしましょう。
上記でご紹介した、
1:食材は大きめに切る
2:食事中は会話をする
3:箸置きを使う習慣をつけさせる
4:食事中の立ち歩きを禁止する
5:一皿に盛る量を減らす
これらの方法を、あなた自身も行ない、「夫婦でいっしょに長生きしよう」と、2人で力を合わせることが、成功の秘訣です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「夫の早食いをやめさせる方法」について、ご紹介してきました。
早食いは、あらゆる生活習慣病を発生させる、最も身近な原因です。
ご主人の早食いが目に余るときは、毎日少しずつでも、食事のスピードを落としていってもらうようにしましょう。
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